My Fair Lady #88

咄嗟に手で隠したつもりでも立ち上がったものを全て覆い隠せてるわけもなく。
僕のそんな痴態をユノは意地悪く見ているのかと思ったら尚更、手で隠している筈のものが硬くなって羞恥で茹で上がるかと思ったぐらいだった。
「…別に俺も意地悪をしたいわけじゃないのにな」
そんな事を呟くとユノはふわりと僕をベッドにその格好のままで押し倒したんだ。
そして頑なに隠そうとしていた手をゆっくりと外して、まだ戸惑う僕の唇にそっと自分のそれを重ねてみせた。
「好きな奴にはつい構いたくなる…」
いつもはそんな風には笑わないユノを僕は愛おしいと思った。
強固な鎧のうちに秘めた彼の素の部分のあまりの柔らかさに、惹かれない人なんて恐らくいないだろう。
だけどそれを知るのは大勢じゃなきゃいいと密かに僕は願った。
出来ればこれ以上増えなければいいとも。
「…っ、…ぁっ」
天井に兆しを見せるものには一切触れず、大きく割り開かれた内腿と後ろの窪みの際までをユノの舌は往復し続けていた。
「一度イカせてやりたいが」
確かにユノの言う通り、濡れそぼる僕の屹立は射精感が高まっていた。
だけど僕もそれは首を必死で横に振って拒否の姿勢を示した。
ユノもそれを受けて意を決したようにベッドサイドのテーブルに常備しているジェルを取る為に一旦僕への愛撫をやめたのだった。
「これからは痛くてもやめてやれないかもしれない…」
ジェルを掌で捏ねくる音に混じって声のトーンを酷く落としてユノが言う。
だけど今更何を言えばいいのかも分からず無言を返すと。
沈黙の緊張から僕が飲んだ生唾の音と、ユノの掌から奏でられる卑猥な水音だけが部屋に響くだけだった。
「いいか、チャンミン。出来るだけ呼吸を止めずに力を抜け。体が強張るとお互いに辛い筈だ」
ユノに言われた事を守ろうと取り敢えず深呼吸で心を落ち着かせた。
けれど、ユノの掌がぴとりと肛門に触れただけで思わず舌を噛みそうになってしまう。
「大丈夫だ、いきなりは入れない」
そうは言っても今まで触れられた事もない秘所をこれからあばかれると思うとどうしたって息を飲んで自然と構えてしまうのだ。
「息を吸えなくなったのか?」
強張った僕を解すように、ユノが無意識のうちに引き締めていた唇にキスでノックをしてくれる。
「ん、…ッ、」
開けた口から誘い出すように舌を絡めて、深いキスをユノは繰り出す。
「…っ…っ、…ッ…っ」
どんな時だってユノのキスは僕に心地良さを与え。
次第に体の強張りが解けて行くのを見計らったように、ユノの指がつぷりと尻の窪みへと差し込まれたのだった。
「…別に俺も意地悪をしたいわけじゃないのにな」
そんな事を呟くとユノはふわりと僕をベッドにその格好のままで押し倒したんだ。
そして頑なに隠そうとしていた手をゆっくりと外して、まだ戸惑う僕の唇にそっと自分のそれを重ねてみせた。
「好きな奴にはつい構いたくなる…」
いつもはそんな風には笑わないユノを僕は愛おしいと思った。
強固な鎧のうちに秘めた彼の素の部分のあまりの柔らかさに、惹かれない人なんて恐らくいないだろう。
だけどそれを知るのは大勢じゃなきゃいいと密かに僕は願った。
出来ればこれ以上増えなければいいとも。
「…っ、…ぁっ」
天井に兆しを見せるものには一切触れず、大きく割り開かれた内腿と後ろの窪みの際までをユノの舌は往復し続けていた。
「一度イカせてやりたいが」
確かにユノの言う通り、濡れそぼる僕の屹立は射精感が高まっていた。
だけど僕もそれは首を必死で横に振って拒否の姿勢を示した。
ユノもそれを受けて意を決したようにベッドサイドのテーブルに常備しているジェルを取る為に一旦僕への愛撫をやめたのだった。
「これからは痛くてもやめてやれないかもしれない…」
ジェルを掌で捏ねくる音に混じって声のトーンを酷く落としてユノが言う。
だけど今更何を言えばいいのかも分からず無言を返すと。
沈黙の緊張から僕が飲んだ生唾の音と、ユノの掌から奏でられる卑猥な水音だけが部屋に響くだけだった。
「いいか、チャンミン。出来るだけ呼吸を止めずに力を抜け。体が強張るとお互いに辛い筈だ」
ユノに言われた事を守ろうと取り敢えず深呼吸で心を落ち着かせた。
けれど、ユノの掌がぴとりと肛門に触れただけで思わず舌を噛みそうになってしまう。
「大丈夫だ、いきなりは入れない」
そうは言っても今まで触れられた事もない秘所をこれからあばかれると思うとどうしたって息を飲んで自然と構えてしまうのだ。
「息を吸えなくなったのか?」
強張った僕を解すように、ユノが無意識のうちに引き締めていた唇にキスでノックをしてくれる。
「ん、…ッ、」
開けた口から誘い出すように舌を絡めて、深いキスをユノは繰り出す。
「…っ…っ、…ッ…っ」
どんな時だってユノのキスは僕に心地良さを与え。
次第に体の強張りが解けて行くのを見計らったように、ユノの指がつぷりと尻の窪みへと差し込まれたのだった。
- 関連記事
-
- My Fair Lady #90 (2020/06/09)
- My Fair Lady #89 (2020/02/20)
- My Fair Lady #88 (2020/02/10)
- My Fair Lady #87 (2018/07/12)
- My Fair Lady #86 (2018/07/11)