2019_08
24
(Sat)23:08

Blue Jeans #12

自分でそこを解すのは初めての事で、恐る恐る指を差し入れる僕のそんな様子を、男は口元を僅かに上げて愉しそうにしていた。
「んっ、」
自分の中が指の半分も飲み込む程に熱くて、しかも意外と柔らかい事に戸惑いが隠せず思わずと言った感じで声が出てしまう。だけどそれすら男には愉しいようで、あの涼し気な目元でじいっと僕を変わらずに見上げている。
「手伝ってやろうか」
そう言うなり男は僕を支える振りをして腰をひと撫でする。その手付きがやたらと際どく攻め立てるので、集中しようにもそれが続かない。いかんせん膝立ちの僕の方が体勢に不利がある。なのに男は自分に跨る体を触るばかりで全然事を進めようしない。
「ちょっと…さっきから、手伝ってくれるんじゃないんですか?」
不意にこちらを見上げた男の視線とかち合う。黒い瞳をくりっとさせ、さも愉しんでいると言った感じで輝くそれに射止められ、一瞬詰まってしまう。何なんだ、この目力は。
「ん、いや。まじまじと見たらいい体してんだなって」
言いながらまた男の手は肌の上を滑り抜けて行く。
僕は男の手を借りる事を早々に諦めた。
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