My Fair Lady #73

自分の性器とあまりにも温度差のあるユノのそれの方が、握った掌の中で主張が強く。
確かに自分のも握っている筈なのにおかしな感覚に襲われる。
「なんだ、動かし難いか?」
突然、握らされたままで固まっていた僕をユノは手助けするみたいに左手を上から添えて軽く握り締める。
そしてゆるりと手を上下に動かし出して…
「ん、っ…」
思わず吐息が漏れる程、ジェルの潤滑が気持ちが良い。
程良く性器に絡み付いて扱き具合を加速させるのだ。
その所為で初めこそ萎えていた僕のも、徐々にユノの手の動きによって質量を増していくんだけど、その変化を自分の手でも感じられているのが不思議で仕方がなくて、、
「ゆの、、あの、、なんか…へん、です」
決してその違和感が嫌だって意味で言ったわけじゃなかったんだ。
ただ、僕としては変に錯覚してしまうって意味合いだったのに…ユノはどうそれを解釈したのか。
「え、わ、、なに!?」
いきなり体ごと後ろに引き摺られて、体と意識が別々に切り離された感覚に恐怖を感じた瞬間、ストンと足だけが床に着く。
「急に何を・・!」
振り返ろうとして、ユノはそれを体で制止をする。
「ユノッ!?」
そして戸惑っている間に背中にユノが覆い被さり、その重さに潰れそうになると訴えてみても御構い無しに腰だけを抱えられて・・・
「脚だけ踏ん張っていればいい。これなら難しい事は何も無い筈だ」
とか、、あ、この体勢ってまさか、、、
「っ!!!///」
案の定、予想通りに股の間にユノの硬いままの性器が滑り込む。
あぁ、最初からこの人はそのつもりでジェルを太腿の付け根に塗っていたのか、と今更ながら知って体が発火するけれど。
でも今更それをどうこう言っても仕方ない程にユノは何かのスイッチが入ったみたいに僕の股の間で一生懸命腰を振り出してしまうんだ。
「、ッ///、、、!」
最初はそんなユノの動きにどうしていいかただマグロ状態で腰を貸す気分でいたのに、時々当たる裏筋やら、袋同士がぶつかっていく瞬間など。
男ならではの性行為なんだと身を以て実感していくにつれ…
「あ、、ッ、、」
「だいぶ硬くなってきたな」
腰を掴んだままの右手とは逆の利き手を使ってユノは僕の性器を扱き出す。
自身は素股をしながらでのこの妙技、その器用さに呆気に取られるのに。
情けない事に気持ち良すぎて僕の口からは淡い吐息しか出て来ない。
しかもユノはそれを知っていてわざと試すように股の間で滑らせていたものを引き抜いて、袋の下側に擦り付けて敢えて焦らすような真似さえしてみせるんだ。
そんな時、勿論僕の性器を扱く手もお遊び程度に緩々としか上下させないので、思わず口からついて出たのは。
「ヤダっ、、それッ」だった。
だけど首を曲がる限界まで振り向いて訴えかけている僕をユノはふっと、口元に笑みを浮かべて抗議の唇を啄むみたいにキスを与えるだけなんだ。
しかも。
「なぁ、そんな顔…俺だけにしとけよ」
だなんて、チュッチュと愛らしく口付けされる間もユノは僕に釘をさす。
「、そんな、顔って、、?」
ユノの目に映る自分がどんな顔なのか、それさえも分からないってのに、、、
「男を堕とす悪い顔だ」
と、それを言ったユノの方がゾクッとするような不敵な笑みで告げるのだから。
そんな顔に惚れ惚れしてしまう僕はもう末期だ───
「拗ねてるのか」
「………」
結果的に気持ち良かったわけではあるんだけど。
ユノの手管に翻弄され切ってただただいいようにされた感が拭えず、それが心の何処かでモヤモヤとずっと燻り続けてしまっていた。
挙げ句の果て二度もイカされてぐったりとした僕を全て綺麗にしてくれたのもユノなのに、何にも言葉を発せずにユノに背を向けてベッドの端に寄ってしまう。
「チャンミン・・・嫌な気分にさせたのなら謝る。頼むから何に対して腹を立てているのか、俺に教えて欲しい」
背を向けてる僕をそっと包むようにユノが言葉と体で寄り添う。
すっかりと熱が引いた素肌にユノの体温が心地いいと単純に思ってしまうから、その時点で僕はユノに怒りは無いんだけど。
折角の機会なのでもう少し拗ねたふりをしようとしたら。
「頭では分かってはいるんだ。だが、触れるともう歯止めがかからない…いつかそれでチャンミンに嫌われてしまうならもう触れない方がいいのかもしれない」
なのに、そう口で言っておいて背中にかかる圧が緩む事なくて。
「しかし俺にはそれが出来そうにない。チャンミンを見ればその唇を奪い、頬を撫でて甘やかして抱き締めてしまいたくなるんだ…」
いつの間にかすっぽりとユノに包まれた格好で身動きさえ取れそうにないのに、それが擽ったい程に嬉しい。
「別に…怒ってるんじゃないです、、」
「……」
言葉を発した途端、ぎゅっとユノの腕の力が強まる。
もしかしたらユノも僕が何を言うのか心配なのだろうか。
「器用になんでもこなすから、その…不安になるんですよ色々と…」
その後、「器用なのは生れつきだからな」とポソッと呟いたユノは何だかとっても嬉しそうだった。
本当に僕の不安が何なのか、ユノは分かっているようで分かってはいないと思う。
だけど、ユノが笑えばやっぱり僕は単純に嬉しい。
困ったもんだ・・・
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「なんだ、動かし難いか?」
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そしてゆるりと手を上下に動かし出して…
「ん、っ…」
思わず吐息が漏れる程、ジェルの潤滑が気持ちが良い。
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その所為で初めこそ萎えていた僕のも、徐々にユノの手の動きによって質量を増していくんだけど、その変化を自分の手でも感じられているのが不思議で仕方がなくて、、
「ゆの、、あの、、なんか…へん、です」
決してその違和感が嫌だって意味で言ったわけじゃなかったんだ。
ただ、僕としては変に錯覚してしまうって意味合いだったのに…ユノはどうそれを解釈したのか。
「え、わ、、なに!?」
いきなり体ごと後ろに引き摺られて、体と意識が別々に切り離された感覚に恐怖を感じた瞬間、ストンと足だけが床に着く。
「急に何を・・!」
振り返ろうとして、ユノはそれを体で制止をする。
「ユノッ!?」
そして戸惑っている間に背中にユノが覆い被さり、その重さに潰れそうになると訴えてみても御構い無しに腰だけを抱えられて・・・
「脚だけ踏ん張っていればいい。これなら難しい事は何も無い筈だ」
とか、、あ、この体勢ってまさか、、、
「っ!!!///」
案の定、予想通りに股の間にユノの硬いままの性器が滑り込む。
あぁ、最初からこの人はそのつもりでジェルを太腿の付け根に塗っていたのか、と今更ながら知って体が発火するけれど。
でも今更それをどうこう言っても仕方ない程にユノは何かのスイッチが入ったみたいに僕の股の間で一生懸命腰を振り出してしまうんだ。
「、ッ///、、、!」
最初はそんなユノの動きにどうしていいかただマグロ状態で腰を貸す気分でいたのに、時々当たる裏筋やら、袋同士がぶつかっていく瞬間など。
男ならではの性行為なんだと身を以て実感していくにつれ…
「あ、、ッ、、」
「だいぶ硬くなってきたな」
腰を掴んだままの右手とは逆の利き手を使ってユノは僕の性器を扱き出す。
自身は素股をしながらでのこの妙技、その器用さに呆気に取られるのに。
情けない事に気持ち良すぎて僕の口からは淡い吐息しか出て来ない。
しかもユノはそれを知っていてわざと試すように股の間で滑らせていたものを引き抜いて、袋の下側に擦り付けて敢えて焦らすような真似さえしてみせるんだ。
そんな時、勿論僕の性器を扱く手もお遊び程度に緩々としか上下させないので、思わず口からついて出たのは。
「ヤダっ、、それッ」だった。
だけど首を曲がる限界まで振り向いて訴えかけている僕をユノはふっと、口元に笑みを浮かべて抗議の唇を啄むみたいにキスを与えるだけなんだ。
しかも。
「なぁ、そんな顔…俺だけにしとけよ」
だなんて、チュッチュと愛らしく口付けされる間もユノは僕に釘をさす。
「、そんな、顔って、、?」
ユノの目に映る自分がどんな顔なのか、それさえも分からないってのに、、、
「男を堕とす悪い顔だ」
と、それを言ったユノの方がゾクッとするような不敵な笑みで告げるのだから。
そんな顔に惚れ惚れしてしまう僕はもう末期だ───
「拗ねてるのか」
「………」
結果的に気持ち良かったわけではあるんだけど。
ユノの手管に翻弄され切ってただただいいようにされた感が拭えず、それが心の何処かでモヤモヤとずっと燻り続けてしまっていた。
挙げ句の果て二度もイカされてぐったりとした僕を全て綺麗にしてくれたのもユノなのに、何にも言葉を発せずにユノに背を向けてベッドの端に寄ってしまう。
「チャンミン・・・嫌な気分にさせたのなら謝る。頼むから何に対して腹を立てているのか、俺に教えて欲しい」
背を向けてる僕をそっと包むようにユノが言葉と体で寄り添う。
すっかりと熱が引いた素肌にユノの体温が心地いいと単純に思ってしまうから、その時点で僕はユノに怒りは無いんだけど。
折角の機会なのでもう少し拗ねたふりをしようとしたら。
「頭では分かってはいるんだ。だが、触れるともう歯止めがかからない…いつかそれでチャンミンに嫌われてしまうならもう触れない方がいいのかもしれない」
なのに、そう口で言っておいて背中にかかる圧が緩む事なくて。
「しかし俺にはそれが出来そうにない。チャンミンを見ればその唇を奪い、頬を撫でて甘やかして抱き締めてしまいたくなるんだ…」
いつの間にかすっぽりとユノに包まれた格好で身動きさえ取れそうにないのに、それが擽ったい程に嬉しい。
「別に…怒ってるんじゃないです、、」
「……」
言葉を発した途端、ぎゅっとユノの腕の力が強まる。
もしかしたらユノも僕が何を言うのか心配なのだろうか。
「器用になんでもこなすから、その…不安になるんですよ色々と…」
その後、「器用なのは生れつきだからな」とポソッと呟いたユノは何だかとっても嬉しそうだった。
本当に僕の不安が何なのか、ユノは分かっているようで分かってはいないと思う。
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