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2018_06
03
(Sun)20:00

My Fair Lady #55








既にベッドに入っているユノの隣に潜り込んだはいいけど、その後の距離を詰めるのに僕は躊躇した。

「………」

これじゃあ結局ユノの後を追った意味が無いのに、、


「チャンミン」

「…はい」

呼ばれて横を向くとユノが自分の布団を上げて人が一人入れるように空間を作って待っていたんだ。

「人肌が恋しい。ここに来てくれないか」

「っ、」

ゆったりとした口調で珍しくあのユノが素直に懇願をしているなんて、、、虚をつかれた僕は思わずその顔を凝視してしまう。



「…上手く言えないが、チャンミンを抱き締めると良く眠れるからな」

照れ臭いのか、ユノは凝視する僕から僅かに視線を外してそう付け加えてくる。

よっぽど僕を抱き枕にして安眠したいんだろうな。

「…ぷ、」

「な、!」

安眠したいが為に、僕を部屋着のままで迎えに来たユノを思い出してつい吹き出してしまう。恐らくシャワーも浴び終えてあとは寝るだけだったんだろうに・・・

ユノは外した視線を戻して僕を見返している、その表情に苛つきが見えた。

「あ、そう言えば」

「なんだ」

返す声にも不快さが滲み出ていたけれど、そんなの構わずに僕はその先を続けた。

「どうしてあのお店にいるって分かったんですか?今日はユノに夕飯は外で食べて帰る事と、遅くなるって後から入れたのしか連絡してない筈なのに」

心配掛けない程度にカトクでメッセージを送ったきり、ユノからは返信も来ていない。
なのにどうしてあの場所にすんなりと迎えに来れたのか今更ながら不思議に思った。

「それは…」

それは?GPS?まさかなぁ。

「真っ先にシウォンに電話したんだが、一緒に居ないという事が判明した時点でキュヒョナが行きそうな店を聞き出して片っ端から連絡しただけだ」

「は?聞き出したって、シウォンさんからですか?」

「いや、あいつが親の付き合いで接待を受けている最中だと言った時には電話を即座に切ったからな。だからキュヒョナの動向に詳しいヒチョリヒョンを頼ったまでで」

さらっと言われたけど、沢山の疑問が瞬時に湧いて固まってしまう。

「…あの、」

「ん?」

「どうして僕やキュヒョナに直接電話しないんですか…?」

真っ先に湧いた素朴な疑問を口にした途端、ユノの片眉がキュッと上がる。

「野暮だろ、飲んでる奴らに聞くなんて」

「・・・」

野暮って、、でも結局強制的に途中で連れて帰ろうとしてたんだから野暮も何も無いんだけど…

「っ、ぷ、」

再び吹き出した僕をユノは煩いと怒ってそれを塞ぐ。

「……っ、…ん、」

強引な形で、僕の体はユノの腕の中に収まる。

唇を割って入る舌も強引で、今日のユノは少しだけ御立腹なんだと、その舌の柔らかさに翻弄されながらそう思った。


「…酒臭いな」

散々ねぶっておいて、唇を離したユノがそんな事を言うので僕はまた吹き出してしまう。

けれどユノはそれをもう怒らなかった。

代わりに、消え入るような小さな声で「次からは何処にいるかもカトクしてくれ」と。

僕の返事も聞かずにすぅっと眠りに落ちていったんだ。






「…勿論、するに決まってるでしょう…」

無防備に開いたその唇にそっとキスをして、ユノの胸に顔を押し付けた。


サラサラとした素肌の心地良さを覚えてしまったら、僕こそ一人で眠れなくなるのに…









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