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2018_05
28
(Mon)20:00

My Fair Lady #48








シウォンが言った事に対してユノが何も答えないので、テーブルに気まずい空気が流れていた。

気まずいからって僕が口出ししていい話題じゃないのでそっと水の入ったグラスを持ち上げたそのタイミングで、ヒチョルが前菜を運んで来てくれる。

「喧嘩やるなら他所でやれ、な?」

ニコニコしながらも声を出来るだけ落として周りの客に聞かれないようにと、ヒチョルがユノとシウォンに向かって窘める。

注意をされた側の二人は罰が悪そうに脚を組み替えたりしていた。
どうやらこの二人、ヒチョルには頭が上がらないと見える。

ヒチョル恐るべし・・・


「チャンミン」

急に呼ばれてビクつく僕の肩をヒチョルがガシッと掴み「大人気ない奴等にはお仕置きが必要だと思わないか?」とドアップで聞いてくるんだ。

ヒチョルの口から”お仕置き”の単語が飛び出した瞬間にユノの表情が強張ったように見えた。

「え、なにを、、」

引きつりながら取り敢えずヒチョルに言うと、ニタァと悪い笑みで返されてしまう。









ヒチョルが言ったお仕置きと言うのは、あの険悪なテーブル席から僕だけを抜いてくるって事だった。
そんなのがお仕置きに果たしてなるのか?と最初は不思議な気持ちでヒチョルに引っ張られて席を外したんだけど。

「あのままで本当にいいんですか…?」

「いいのいいの、あぁでもしないと反省しないだろあいつらは」

僕が座る場所からもユノとシウォンが黙々と食事をしている様子が窺えて、そっちに気を取られるってのにヒチョルは心底愉快そうだ。

「ほら、人の事を心配してる暇なんてないだろ?料理を冷めさせたらキュヒョナのご機嫌が斜めになる一方だから」

「あ、ハイ」

ヒチョルから見ても機嫌は宜しく無いって事ですか、、、

さっきからずっと背中に突き刺さる視線にそちらを向くのを恐れていたんだけど、どうやら僕は厨房で忙しなく手を動かすキュヒョナと言う人物に睨まれているらしい。

前にユノとヒチョルが話していた優秀な人材って、多分この人の事で。
しかも恐らくシウォンの意中の人物と同一だと思われるわけで…


「慌てなくてもまだ沢山あるけどね」

もぐもぐと冷めないうちに食べるのに必死な僕にヒチョルがまた出来上がったばかりの料理を置いて行く。

う、ユノと一緒に食べたかったのに、、!

まるで僕まで罰を食らったみたいな心境で厨房の片隅でそのままランチを終えた。







けれど・・食べ終わった僕を待っていたのはシウォンだけだったんだ。

「ユノは気分が優れないらしい。俺に君を託して先に帰ってしまったよ」

なんて、とっても嬉しそうに笑うシウォンが憎らしかった。

ユノとの折角のデートがぁ………っ!







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