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2018_05
24
(Thu)20:00

My Fair Lady #44









体を拭き終わると替えの下着を履かせて服は着せなかった。

どうせ普段から全裸で寝てる人だし、また汗を掻いて着替えさせる大変さを思えばこの方が楽だと思ったんだ。


ユノが着ていた服とタオルを片付けてリビングに戻ると、ヒチョルはキッチンの方で料理をしていた。

ヒチョルが実際に料理をする様子を見るのは初なので、好奇心を持って近付くと鼻歌まじりでかなり陽気な感じでやっていた。

「やぁ、終わった?勝手に続きをやらせて貰ってるけど」

言いながら意味も無くスプーンをくるくると振り回している。
ユノに料理を教えたのがヒチョルだと言うのが到底信じ難い程に、二人の料理を作るスタイルの違いに驚いたけれど。

「さぁ召し上がれ」

トン、とダイニングテーブルの上に置かれた海鮮チャーハンの出来映えを見て、やはりユノの師匠はこのヒチョルなんだと改めて思い知らされる。

「美味しそう・・」

「だろう?プロが作ればこんなもんだ。さぁ、冷めないうちに食べて」

「ハイ!」

得意気に鼻を鳴らすヒチョルと向かい合って座り、出来立てホヤホヤの湯気が立ち上るチャーハンを一口掻き込んだ。

「んんん、美味しい~!」

「ハハッ、チャンミン君はいいな。作り甲斐がある。ところで俺の所を出て行ってから二人で何をしていたんだ?」

「っ゛」

プリプリの海鮮を頬張っていたら不意にヒチョルにそう問われて飲み込むタイミングを誤って噎せてしまう。

「悪い悪い、はい、水」

「、、、っ、、」

手渡された水を喉に流し込むとまだヒチョルは僕の様子をジッと見つめている。

「で?何をしていた」

「…なにっ、て…」

ヒチョルが突然訪ねて来た事ですっかり忘れていたけれど、ユノの前でオナニーをしたんだっけ……

急に蘇る痴態の記憶に言葉を失う僕を、あの真意の読めない笑顔でヒチョルが見る。

「ふふ、どう考えてもおかしいんだ。ユノは食えない時代を経験しているから決して食材を粗末にしないのに、いくら具合が悪いからって生物を放って寝に行くなんて俺には信じられなくてね」

「・・・」

そう言えばヒチョルと別れて僕が再びこのマンションに戻るまで時間にして2時間も掛かっていない。
その間、ユノは恐らくキッチンの片付けをしていたと思う、、多分。

だけどキッチンに立ち寄らずに寝室に連れ込まれたからユノが本当に片付けの最中だったのかも分からないわけで…

「じゃあ言い方を変えようか。寝室がやたらと生臭かったのと、キッチンに出しっ放しだったシーフードミックスは何か関係があるのか?」

「ッ///!」

今度は完全に水を吹き出してしまう。
そんな風に慌てふためく僕を見てヒチョルは続けざまにこう言い放った。

「イカ臭い寝室と、タオルを腰に巻いて俺を出迎えたチャンミン君。一体ユノは君にナニをしたんだい?」

にっこりと口の端を上げたヒチョルを見て。

僕はもうこの人に言い訳は出来ないと悟った・・








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