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2018_04
27
(Fri)20:00

My Fair Lady #17








熱々のトッポッキをあのぷるんとした唇を使ってふうふうして…

開けた口の形も嫌味な程に整ってるし…

よく見る事なんて無かったから知らなかったけど・・・ユノの舌って柔軟なんだ…

その舌でチーズを迎えに行きながら先っぽでくるくると巻いてる姿さえ絵になる男って、、、なんなんだ。

ユノを見てると飽きない。
だけど見てるばかりじゃ食べられない。

だから苦肉の策で皿を持ったままでトッポッキを掻き込む事にした。

「あっ」

「ん?」

「…えっ、と。美味しいなぁって歓喜の声です」

「そうか。それは良かったな」

「はい。とても良いです…」

・・・良かった。ユノに悟られていない。

ユノの顔をここまで直視した事って無かったから、あんなに目立つ傷に今まで気付かなかった自分にも驚いた。

オーナーが話してくれた事故の時、ユノは顔面を直撃したって。
多分あれがその傷…

目の下をざっくりと縦に切り裂いた痕が痛々しい。

もしユノが触れて欲しくない話だとしたら…だから僕からは触れないと、トッポッキを頬張りながら心に決めた。






作って貰った御礼に食器を洗う係を申し出たんだけど、それは食洗機の仕事だと言ってユノはシンクの下の備え付けの食洗機に食器を入れる。
ちゃんと下洗いもしてるのが几帳面と言うか。

自分が使った食器を同様に食洗機に入れようとすると、朝使った筈の食器類が既に入っていた。

「溜め洗いなんですね」

「悪いか」

「いえ、寧ろ大賛成です」

お金の使い方が派手だったので、そう言う細かい事をするイメージが無かっただけ。

エコなユノの一面に思わず感激した。







腹ごなしも兼ねて約束通りユノの仕事部屋で僕のレッスンが始まった。

てっきりボイトレとか、そんな所から始めるのかと思っていたらユノはパソコンに向かうと聴き覚えのある曲を流し出す。

「今の実力を己で知らずして何が出来ると思う?」

それってつまり、、、これを僕に歌えって事…ですよねぇ。

「選りに選ってこれは…」

「あ?俺を前にしていい度胸をしているな」

「いやっ!そう言う意味じゃなくてっ」

「まぁいい。つべこべ言う暇があるなら歌ってみせろ」

そう言ってユノは曲を出だしに戻した。

「歌詞を覚える時間が必要だったら遠慮なく言え」

こう見えて耳だけは、ずば抜けて昔から良いんだ。

ユノに向かって首を横に振ると、その仕草を見てユノは瞼を下ろした。

…歌唱だけで勝負か。


望むところだ。











「…おい、何を考えて歌った」


酷く険しい顔付きでユノが聞く。

僕はそれに答える事が出来なかった。



ユノが流した曲はドンへから聴かされた”ユノのエロい曲”だったんだ。
直接的な表現は見当たらないけど、”イイコト”をしようと歌詞は誘ってる。


「もう一度聞く。何を考えて歌えばこうなるんだ」


「・・・・・」




答えない僕に対して遠慮なく深い溜息をユノが吐いた。

そして続け様にこう言った。


「…俺の頭の中にはお前が独り善がりにマスを掻いてる姿しか描けなかったが?」





その言葉に喉がひゅっと鳴る。

何故なら僕は・・・ユノの事を考えていたんだ。

トッポッキを食べるあのユノを。


ユノが言った事は当たっている。
だから何も言えなかった。

ユノを想って歌ったら僕は自慰をしてるんだ?

しかもそんな姿をユノに思い描かかせてしまったなんて、、、




恥ずかしさで立ちくらんだ。









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