--_--
--
(--)--:--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2018_04
19
(Thu)20:00

My Fair Lady #9








僕が言ったユノのエロい曲の感想は合っていたようで、ドンへとヒョクは爆笑しながらお互いの肩を叩き合っていた。

でも、僕は一番の気掛かりだったユノも頷いていて、反応が良かった事に内心凄く安堵していたんだ。
てっきりまた眉間に深い皺を寄せて舌打ちでもされるのかとビクビクだったから。

と、言う事はユノはあの曲を聴いて誰もがそう感じるのが狙いなんだろうか。
まるで自分のセックスを人前で晒すような曲でも歌いこなせるのがユノのプロとしての実力だと認めざる得ないのだけど…

でも僕にあんな歌は・・・無理だな。




ヒョクの仕上がりにユノは満足な様子を見せた。
いつの間にかピンヒールまで用意してくれたらしく、恭しく足元にひざまづいて履かせる姿はさながら女王と下僕といった感じ。

「サイズがピッタリ・・!」

「デカくて探すのに手間が掛かったが、やはり合うな」

足の甲をツーッと撫でたのは余計だけど、ユノがご機嫌なのは嬉しい。

まさかこれをユノが?と思ってパッとヒョクとドンへを見ると意味深な感じで二人してニヤついている。

「ドレスを着たチャンミン君を見て慌てて探しにお店を回ったんだろ~?シンデレラに合う靴は王子自ら見立ててやりたかった的な」

ドンへがそう茶化すとユノが乱暴な手付きで僕の足を払ってしまう。

「お?ユノが照れてら~いいもん見れたな、アッハハ!」

僕を粗暴に扱えば扱う程ユノが照れてる証拠になるのに、当の本人はそれに気が付いていないらしい。

「用は済んだ。次行くぞ」

お店に来た時に羽織っていたジャケットではなく、上質なノーカラーのスプリングコートを僕の肩にふわっと乗せて。
言葉では先を促すのに、決してせっつくわけじゃなく、歩き易いようにさり気ないリードでユノが僕を店の外へと連れ出した。

そんな僕等をドンへとヒョクが満面の笑みで見送っていたのがちょっと不気味だったんだけど。

しかし、ユノがまるで僕を女の人のように扱うのがなんだか、、、しっくり来ない…

だけど戸惑っている僕をよそにユノは次の目的地へと車を走らせる。
そして着いた先はまたまた高級そうな外観で再び怯んでしまう。

「あの…僕も行かなきゃダメですか?」

今の格好でこのお店に入る勇気が湧かなくてユノに駄目元で縋るけれど、予想通り願いは却下されてしまい。
またしてもズルズルと僕は店内へと連れて行かれる羽目となった。


店内に入るとユノの姿を見つけるなり店員が近付いて来て、別の部屋へと案内を勧めてくれたので、ホッと胸を撫で下ろしたのに。

「あぁ、今日は結構です。ケースに飾られてある物をぶらぶらと二人で選びたいから。なぁ?」

なんて、さっきまでドンへとヒョクに対する態度と大違いのユノが僕の腰を抱き寄せて。
にっこりと微笑んで言うので、思わずゾワッと触れられた所から鳥肌が立った。

「へ・・・ユノ?」

悪い物でも食べたのか?
目の前の男は僕の知るユノでは無い気がしてそっと体を押し返そうとすると、更に強い力で抱き締められてしまう。

「今更何をそんなに照れてるんだ。ん?」

腰に回された手が僕の体を引き寄せてユノの整い過ぎた顔がドアップになった。

「え、わっ、ちょっとっ」

鼻先が擦れる距離で初めて覗いたユノの瞳は漆黒で美しく。
思わずうっとりと吸い込まれそうになったところで、その瞳が”わ・ら・え”と怒りを孕んだ色に変わった。
慌ててユノに合わせるように笑顔を作って見せるとよくやったと言わんばかりに頬を撫でられて良い子良い子をされてしまう。

「う・・・っ」

ユノのやる事なす事に心も頭も振り回された僕は思考の限界を超えてしまったらしく、カチカチに固まって笑うしか無かった。
その後は人形のように腰を抱かれたままユノに寄り添って店内をぐるぐると練り歩いた。

だけど人形と化した僕でさえ、ぼーっとしながらもユノと店員のやり取りを横から眺めてると、その会話にユノのセンスの良さを感じる時があって。
会話をしている店員を見たら間違いなくユノにときめいてるって気付いたんだ。

まぁ…これは確かに惚れるわな。

そう一人で納得していると、隣に居る僕なんて眼中に無いと思っていたユノがいきなり横を向くなりおでこに顔を寄せて来て。

「そんなに熱い視線で見つめたら駄目だろ?良い子にしてたら後でたっぷりな」

と、ふわりと額に唇をくっ付けて離した。

「っ///!?」

店員が口を押さえて赤面していたけど、多分、今の僕も同じ…いや、それ以上に赤かったかもしれない。

僕のそんな反応にふっと鼻で笑ってユノは満足げだ。

ゆ・・・の・・・

何考えてんだっっ!?











ランキングに参加中です(*˘︶˘*).。.:*♡
1ポチ、1拍手を宜しくお願いします。
応援有り難うございます(。>∀<。)




にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村


関連記事
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。