イクメンウォーズ Season2 #40

『チャンスニ!』
うわっ、、またガキ大将が僕を探してる、、早く逃げなきゃ…
『チャンミン、、、!』
あれ…何で泣いてるの、、?僕が怪我したから、、??
『悪かった、、ごめんな…チャンミン…ごめん、、、』
ん、僕は大丈夫だからそんなに泣かないで……?
多分、これは夢なんだろうなぁって自覚しながらも。
僕はその懐かしい記憶に慈しむような気持ちで意識を委ねた。
ずっと、怖い怖いと怯えていたガキ大将は成長しても相変わらず好きな子を虐めてしまう捻くれ者になっていた。
だけど小さい頃から好きな子を想う気持ちは真っ直ぐなままで…ま、少し歪な愛情って感じもあるかもだけど。
でもどうして僕はあんなに怖いと思ってしまっていたんだろう…
そんな想いを抱きながら夢の中の自分を見ていた。
今、この温もりがあるのは運命、偶然、それとも必然?
…温もり…って、誰の…………?
そこですうっと意識が浮上して僕は現実に引き戻された。
引き戻された途端に自分の身体を拘束する何かに気付いて。
それが園長の腕だって分かると。
鼻の奥がツンっとした…
喧嘩したわけじゃないのに、お互いの気持ちが空回りしたこの何週間。
当たり前のように纏わり付いてくれていた園長の存在の大きさを改めて実感した日々だった。
園長もだけど、僕もかなり素直じゃないな…
反省を込めて園長の唇にそっとキスをすると、口の端が微妙にヒクついていたんだ。
「!?」
狸寝入り、、、
「…はよ」
恐らく、まだおはようって言うような時間じゃないけど寝起きの挨拶のつもりなんだろうな。
「…、、、」
だから僕も返そうとしたのに…
「声、出ねぇか」
チュッとリップ音を立てて園長が僕の唇にキスをする。
「あんだけ啼かされりゃ当然か」
「……っ…」
散々啼かして声を奪った当人は何食わぬ顔でキスを止めようとしない。
「今日が休みで良かったな」
「ん、、」
唇を啄ばんでるだけなのに、下肢の変化を押し付けられて身体がビクリと跳ね上がる。
「キスしてこうなったんじゃねぇぞ、チャンミンに触れるとこうなんだ」
ぐっ、ぐっと僕のまだ柔らかいソレに硬いのが当てられるとぞわっと途端に血が集まり出すから困るのに…
「怖がんな…しねぇから」
僕の困惑をどう読み取ったのか、抱き締めていた腕の力を緩めると園長がおもむろに僕の身体を跨いで行く。
「あ、お前は起きんな」
てっきりそのまま起きるんだと思って寝返ろうとしたら、すかさず背中にピタッとくっつかれてしまう。
…ん?何する気なんだ、、?
背後から抱き締められても相変わらず下肢の硬さは保ったままだし…
「挿れねぇけど、ここは貸せよ」
そう言ったかと思うとぐいっと手を使って膝を割って、空いた隙間に硬いソレを挟み出す。
「ッ、、///」
「脚に力が入るか?」
耳朶を柔く食みながらそんな事を聞かれて、思わずゾクッとした。
「力入んねぇか…じゃあゆっくりやるからな」
背中も股の間も、園長の火照った身体が密着してればこっちだって自然とその熱は伝わるわけで、、、
「…っ、、あ゛っ、、」
ゆっくりと身体の中心を擦られる感覚に、声はとっくに掠れて出ない筈なのに喘えぎが出てしまう。
「気持ちいいか…?」
動かれると皮がずるりと剥かれるみたいで熱い。
ゆっくりと、もどかしいのに…気持ち良い…っ
出ない声の代わりにこくこくと首を縦に振っていたら、それに便乗する形で園長がボソッと。
「もうコウって奴とキスすんなよ。それとな…テミンのキスも許すんじゃねぇよ、、」
えッ、と。びっくりして首を捻ろうとしたら股の間の抜き差しの速度が上がってもうそれどころじゃなくなっていたんだ、、、
なんだ…園長って、そっちにも腹立ててたのかぁ……
ぷっ、ほんと僕の事、好きなんだなぁ…

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