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2017_09
05
(Tue)00:00

イクメンウォーズ Season2 #39








「…ぷ、」


マジマジと見つめられた上にそんな事を呟かれて、堪らず僕は吹き出してしまう。

慌てて口を押さえたのに、僕のそんな行動よりも園長の動きの方が断然早かった。

「…相変わらずいい度胸じゃねぇか」

園長が怒った時のあの地を這うような低音ヴォイスが僕の鼓膜を震わせる、、、

「ちがっ、別にヤキモチがおかしいってわけじゃ、、、」
「あん!?誰がヤキモチだ、コラァ!」
「ひッ!だ、だって、、、」
「言ってみろ。誰が誰にヤキモチ妬いてんだか」

サラサラの長めの前髪の隙間から、異様に据わった目が僕を捕らえて離さない。

「本当に……言ってもいいんですか、、?」
「あぁ」

もしかして…嫉妬の自覚無いとか、、?

「園長が…コウ君と僕の事故みたいなキスに、やきも」
「妬いてねぇぞ」

早っ、秒速で否定された!

でもその割にしつこくキスを強請ってるんだけどなぁ….

「なんだその目はよ」

じとっと据わったままの目が近付く。

「……本当の所、僕は園長が何も言わないであの場から去ったのがちょっとだけ、、寂しかったんです…」

園長にこれ以上追及したって頑なになるだけだろうと僕は思い直して。
だから代わりに自分があの場で燻った気持ちを正直に吐露してみたんだ。

そしたら、あんなに僕を捕らえて離さなかった目が少しだけ細められると。

「…俺はちょっとどころじゃねぇぞ、すげぇはらわた煮えくりかえってたがな」

って、あっさりと妬いてた事を認め出したんだ、、、!

押すばっかりじゃ駆け引きにならない…それって本当かも。

「流石に呆れたか?昔から行動把握されてた上に、子供相手に妬いてたなんて。愛想尽かしただろ」

コツンとおでことおでこがぶつかって、園長がどんな顔してそれを言ってるのか僕には分からなかったけれど。

言われてる事を僕は全力で否定したかったんだ。

だから。


「まだ、、僕、抱かれてませんよ…?約束、反故にするんですか…?」

ちゃんと否定したところで園長がそれを素直に受け取ってくれるか分からないから。

僕が、僕の意思で全てを曝け出してくれた園長を受け容れたいって、その意思表示のつもりだったんだ。



「…お前って奴はよ」


呆れてるでも無く、愛想を尽かしたわけでも無く。

僕は変わらず園長が好きなんだ。


僕を腕の中に抱き締める園長に、それがちゃんと伝わったみたい………

















「っ、、あ…、、もうイッて、、!」


優しく、今更労わるように擽ったく僕の身体を園長は抱いた。

「まだまだ啼き足りねぇだろうが」

クッと口角を上げてチュッと唇が降ってくる。

だけどその悪戯っ子のような笑顔が懐かしくて僕は嬉しかった。

昔から何らこの人は変わって無いんだ。

子供みたいな純粋な心を持った、そんな人…

それが園長、チョン・ユンホだから。












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