2017_08
16
(Wed)00:00

イクメンウォーズ Season2 #27







恐らくキスをするつもりだった所をテミンさんに中断させられて、園長はすこぶる機嫌が悪く。

その勢いのまま荒々しく僕を引き摺って隣の自宅へと戻って行ったんだ。






「園長っ、、!」
「……」

何度か呼んだのに掴まれた腕は痛い程で、、、

時々感情のままに怒る事がある人なのは知っていたけど、今日のはそのどれとも違うような気がして僕は戸惑っていた。

「…えんちょう、、」
「あ?何だ」
「あの、、まだ仕事があったんじゃ無いんですか…?」

スーツ姿であんな時間帯にランドリー室に顔を出したのは偶然だったんだと思うんだ。

多分、仕事で出掛けて一旦家に戻っただけだったんじゃないかな…って。

「仕事か、まぁあったにはあったんだが。ボアがテミンの姉さんと会ってんなら俺はもう用済みって事だろ」
「あ…仕事って、ボアさんと打ち合わせだったんですか、、」
「…まぁな」


重たい溜め息と共にジッと見つめてくるから僕は身体が勝手に竦んだ。

「いつまでそこに突っ立ってんだ、こっち来いよ」

ポンポンと自分の膝を叩いて呼ぶって事はその上に座れって意味なんだろうけど…

「あの、、でもっ」
「あ?俺が来いっつったら直ぐ来い」

それは有無を言わせない口調だった。
これ以上モタモタしたら強引にでも膝の上に乗せられてしまうんだと思った。

だからおずおずと園長の膝の上に脚を跨いで腰を下ろしたんだけど。

まだスーツなのが気掛かりで、そわそわと何だかちょっと落ち着かないんだ。


「…お前なぁ」
「ひっ!」

やたらとドスの効いた低い声が耳の中を這って背筋に寒気が走ってしまう。

「チッ。呼んだぐれぇでいちいちびびんじゃねぇよ、ったく」
「だって、、園長…絶対に怒ってますよね、、?」
「あん?何度も言わせんじゃねぇよ、もうCMの件は仕方がねぇだろうが。ま、でもな怒ってなくはねぇな」

ってほら、、やっぱり怒ってんじゃん、、

「…すみません、、僕が勝手にテミンさんの案に乗っちゃったからですよね…ん、あれ?」
「あ?」
「…あのぅ…この後仕事に行かないならスーツ脱ぎません、、?」
「何なんだ。んなの事が気になんのかよ」
「はい、、だって僕はそんなに軽く無いから直ぐに皺になっちゃう気がして、、」

だからなるべく皺にならないように大人しく座っているつもりなんだけど……

「馬鹿か、まだ脱がねぇんだよ」
「え、、それはどう言う意味で…って、ちょっ、、///!?」

自分は脱がない宣言しておいて、園長は僕の服を勝手に脱がしに掛かって来たんだ。

「最初はテミンに嫉妬して可愛いとこもあると思ったのによ、ったくお前って一体何考えてんだか。馬鹿だな、馬鹿」
「えぇ、っ!?」

そう言って悪態を吐くわりには服を脱がす動作は乱暴じゃなかったりするからホッとするんだけど…

「ほい、万歳」
「わっ、、」

まるで園児みたいに扱われて戸惑うってのに黙々と上だけを裸に剥かれていくばかり。

「なんで、、僕だけが脱ぐんですか、、」

散々テミンさんの前で僕に触れようとしていた園長だったから、この流れでいけば僕は抱かれるんだろうなぁとは思ってたんだけど、、

「んなの決まってんだろ、お前がテミンの役を演ってみんだろうが」

言うなり園長はソファの背もたれに背中を預けてしまった。

「・・・・は?」
「惚けんな。お前がな、賛同したテミンの一番やりたかった設定案を自身で体験してみろって話をしてんだ」
「・・・・」

スーツ、、、半裸、、、跨ぐ……

確かにぃ……条件は揃ってますけどもぉ、、



「おらっ、ささっと始めろよ」
「う゛、、」

目が据わってらっしゃるぅ……これって逃げられないんだよね、、?











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