イクメンウォーズ Season2 #25

「ユノさんって見た目を裏切らずに攻めるのが専門だって本人からも聞いて知ってるんだけど。生憎、僕もそっちが専門でね」
「は、?専門、、…って?」
「だーかーらー、チャンミンさんは突っ込まれる方なんでしょ?ユノさんに突っ込んだ事無いなら受け専門って事!でもね、僕はそんなユノさんを一目見た時から組み敷いてみたくてぇ~!」
一気に捲し立てたかと思ったらいきなり悦の笑みを浮かべてうっとりし出したテミンさんに僕は若干引いた…
「園長、、どう言う事なんですか…?」
もう一人の当事者に聞こうと横を向くと。
椅子に思いっ切り踏ん反りかえっていた園長だったけれど、その額には青筋が浮き上がっていたんだ。
あぁ、、これは相当お怒りモードかも…
「どうもこうも、、チッ。ボアが俺をはめやがった」
「ボアさんが?どうしてです…?」
「…お前の補助として園に通うってのは、俺と母親の間で話がついたと思ってたんだが。ボアがな、『それなら最後に一つだけ貴方しか出来ない仕事をこなしてからにしてちょうだい』とか言い出してきやがって。まさかこんなの相手に俺が、、」
えっ!?相手に何!何なんだッッ!
「別にぃ~。減るもんじゃないからいいと思うんだけどなぁ、全く融通が利かないんだもんなぁユノさんってば」
「あ゛ぁ融通だと?んな事言える立場かよ、この仕事でひと花咲かす気があるんだろお前だってよ。それならこっちの条件に大人しく従えばいいものを。ったく」
ピクピクとこめかみの血管が今にも切れそうな園長の前でもテミンさんは相変わらず飄々と話を続けてしまいそうで、慌てて僕は話を戻す事にした。
「あのっ、でも、CMに園長が出てもいいんですか?会社的にはOKなんですか?」
「会社的にか?まぁ、問題は別にねぇな。ただしあんまりエロ過ぎんのはNGだってボアから言われてるぐらいだな」
話題が変わった途端に園長の青筋は消えてホッとしたけど、でも何だかちょっと引っ掛かる。
いくらテミンさんが一目惚れしたからって一般人の園長がCMに出るのっておかしくない、、?
「え~っ!エロいのはユノさんの専売特許だと思ってたけど!?だって昔は散々裸だって露出させてたじゃん!」
は、裸!?何だよそれ~聞いてないんですけどっ!
「チッ、誤解するような言い方すんな。またこいつが勝手に一人でぐるぐるするだろうが」
「ふんっだ!僕はただ下着物の広告やってたっていうのをありのままに言っただけなのにぃ~~!あぁやだやだ、チャンミンさんの事となると直ぐにこれなんだもん」
ウェッ、僕!?
「一にチャンミン、ニにチャンミン、あぁもう腹立つぅ!ちょっとぐらい僕を見てくれたっていいじゃん、ねぇ?!」
プリプリと頬を膨らませて怒りを隠さないテミンさんはちょっと可愛いかも、、なんてズレた事を思っていたけど。
今まで聞いた事も無かった園長の過去をテミンさんから聞かされて若干なりとも凹んだ僕であって…
「ったく、言ったそばからこれだろうが。たかが男物の下着のモデルをやってたぐらいでそんな顔してんじゃねぇよ」
「…うっ、だって、、僕は知らなかったから…」
しょげる僕の頭をぽんぽんと撫でる園長の手は優しかった。
「お前には口が裂けても言いたくは無かったんだ。ありゃ俺にとっちゃ黒歴史みてぇなもんだったからな」
「黒歴史って、、そんなに嫌な体験だったんですか?」
撫でる手を止めた園長はまた眉間に皺を寄せていた。
そんなに、、苦痛があったんだった、、?
「黒歴史って言うか、僕も人から聞いた話だけど。ユノさんのアソコが立派過ぎて下着の下に着用する予定だったファールカップのサイズが合わなくて特注したんだって」
「えッ、わざわざ特注したんですかっ!?」
「そう、わざわざサイズ測ってね」
「はぁ、、、」
……と、言う事はだ。
誰かが採寸をしたのか、それとも園長自身が採寸をしたのか、、、?
そこが気になる所だけど、園長の様子は窺うでもなく「聞くな」オーラ全開だったからその話はそれで打ち切ったんだ。
園長は"宣伝"に対して良いイメージが無いから、CM出演も渋るのかぁ…

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「だーかーらー、チャンミンさんは突っ込まれる方なんでしょ?ユノさんに突っ込んだ事無いなら受け専門って事!でもね、僕はそんなユノさんを一目見た時から組み敷いてみたくてぇ~!」
一気に捲し立てたかと思ったらいきなり悦の笑みを浮かべてうっとりし出したテミンさんに僕は若干引いた…
「園長、、どう言う事なんですか…?」
もう一人の当事者に聞こうと横を向くと。
椅子に思いっ切り踏ん反りかえっていた園長だったけれど、その額には青筋が浮き上がっていたんだ。
あぁ、、これは相当お怒りモードかも…
「どうもこうも、、チッ。ボアが俺をはめやがった」
「ボアさんが?どうしてです…?」
「…お前の補助として園に通うってのは、俺と母親の間で話がついたと思ってたんだが。ボアがな、『それなら最後に一つだけ貴方しか出来ない仕事をこなしてからにしてちょうだい』とか言い出してきやがって。まさかこんなの相手に俺が、、」
えっ!?相手に何!何なんだッッ!
「別にぃ~。減るもんじゃないからいいと思うんだけどなぁ、全く融通が利かないんだもんなぁユノさんってば」
「あ゛ぁ融通だと?んな事言える立場かよ、この仕事でひと花咲かす気があるんだろお前だってよ。それならこっちの条件に大人しく従えばいいものを。ったく」
ピクピクとこめかみの血管が今にも切れそうな園長の前でもテミンさんは相変わらず飄々と話を続けてしまいそうで、慌てて僕は話を戻す事にした。
「あのっ、でも、CMに園長が出てもいいんですか?会社的にはOKなんですか?」
「会社的にか?まぁ、問題は別にねぇな。ただしあんまりエロ過ぎんのはNGだってボアから言われてるぐらいだな」
話題が変わった途端に園長の青筋は消えてホッとしたけど、でも何だかちょっと引っ掛かる。
いくらテミンさんが一目惚れしたからって一般人の園長がCMに出るのっておかしくない、、?
「え~っ!エロいのはユノさんの専売特許だと思ってたけど!?だって昔は散々裸だって露出させてたじゃん!」
は、裸!?何だよそれ~聞いてないんですけどっ!
「チッ、誤解するような言い方すんな。またこいつが勝手に一人でぐるぐるするだろうが」
「ふんっだ!僕はただ下着物の広告やってたっていうのをありのままに言っただけなのにぃ~~!あぁやだやだ、チャンミンさんの事となると直ぐにこれなんだもん」
ウェッ、僕!?
「一にチャンミン、ニにチャンミン、あぁもう腹立つぅ!ちょっとぐらい僕を見てくれたっていいじゃん、ねぇ?!」
プリプリと頬を膨らませて怒りを隠さないテミンさんはちょっと可愛いかも、、なんてズレた事を思っていたけど。
今まで聞いた事も無かった園長の過去をテミンさんから聞かされて若干なりとも凹んだ僕であって…
「ったく、言ったそばからこれだろうが。たかが男物の下着のモデルをやってたぐらいでそんな顔してんじゃねぇよ」
「…うっ、だって、、僕は知らなかったから…」
しょげる僕の頭をぽんぽんと撫でる園長の手は優しかった。
「お前には口が裂けても言いたくは無かったんだ。ありゃ俺にとっちゃ黒歴史みてぇなもんだったからな」
「黒歴史って、、そんなに嫌な体験だったんですか?」
撫でる手を止めた園長はまた眉間に皺を寄せていた。
そんなに、、苦痛があったんだった、、?
「黒歴史って言うか、僕も人から聞いた話だけど。ユノさんのアソコが立派過ぎて下着の下に着用する予定だったファールカップのサイズが合わなくて特注したんだって」
「えッ、わざわざ特注したんですかっ!?」
「そう、わざわざサイズ測ってね」
「はぁ、、、」
……と、言う事はだ。
誰かが採寸をしたのか、それとも園長自身が採寸をしたのか、、、?
そこが気になる所だけど、園長の様子は窺うでもなく「聞くな」オーラ全開だったからその話はそれで打ち切ったんだ。
園長は"宣伝"に対して良いイメージが無いから、CM出演も渋るのかぁ…

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