2017_08
11
(Fri)00:00

イクメンウォーズ Season2 #24







「有り得ない…こんな状況で仕事の打ち合わせとか。ユノさんの無神経さもここまでだとは思いもしなかったし~」

チラッとこちらに相変わらず冷たい視線を投げ掛けるテミンさんは、盛り上がった部分を隠すように思い切っり内股に座る僕を見て吐き捨てるように言った。

「…すみません、、場違いだからやっぱり僕は出て行きますっ!」
「あん?誰が場違いだって言った。さっきも言ったろ、お前は俺の専属なんだからしっかり最後まで話を聞いとけ」

立ち上がり掛けても園長が制するからまたぺたりと床に座り込んでしまう。


「あぁ~ハイハイ。もうさぁ、そう言うのは家でやってくんない?本当にここで打ち合わせする気ならこちらへどうぞーッ」

4人がけのダイニングテーブルへと僕等を促すって事は、テミンさんもこのまま打ち合わせに挑むつもりでいるんだ…

本当に…いいのかな?僕なんかが同席しても…

「…いいんですか?」

園長を窺うように聞いてみたら、チッと舌打ちが鳴る。

「いいもなんも、お前が居なきゃ俺には判断出来ねぇんだよ。そもそもテミンの示す条件がおかしいのも悪りぃがな」
「…条件、、?」
「あぁ。ま、取り敢えず俺の隣に座っとけ」


腕を引かれて僕は園長の隣に腰を下ろす。
一度くしゃりと後ろ頭を撫でられてドキッとした。

「イチャつくなら話なんてしないからね…」

すかさず、じとっとこっちを真正面から睨み付けるテミンさんに今度はビクッとする。

…なんで僕がテミンさんと対峙してんだろ、、?この席の配置おかしくない、、、?

「僕、席かわりますよ?園長はこちらですよね」

ツンツンとスーツの裾を掴んでみても、園長は素知らぬふり。
なのに、目の前に居るテミンさんの口からは更に驚きの発言が飛び出して来たんだ。

「いいんだよ。どうせもうユノさんと話したって埒あかないみたいだしね~。だから直接貴方と話した方が良いみたい」
「え…僕とですか、、?」
「そう!ずっとユノさんから貴方に関わるなって言われてたんだけど、もうこの状況なら無理でしょ。だから貴方も腹を括ってねチャンミンさん?」

ニッコリと微笑まれたけど、目が全く笑ってないよね、、、


「ユノさん。言っとくけど、あの絵コンテの男性役は絶対に引き受けて貰うからね。だけど僕だって少しは妥協するつもり。だから今こうしてチャンミンさんと向き合うんだよ」
「チッ、どこが妥協だ。結局俺は逃げらんねぇんだろ」
「当たり前じゃん!それが叶わなきゃ僕の契約は白紙だってあれ程言ってたのに、忘れたなんて言わせないよ!?」
「あぁあぁ、煩せぇな。分かったからさっさとチャンミンと決めろって」
「と、言うわけで僕とユノさんが絡む設定をチャンミンと僕が決めるから」

僕を放置して園長と言い合ってたかと思ったらいきなりこっちに話が振られて驚いた。

絡む、、、、!?何を……?

「あのぉ…もっと詳しく教えて貰っていいですか、、?全く話がさっきから見えてないんですけど、、」

おずおずと切り出すと、待ってましたとばかりにテミンさんが書類の山をテーブルの上に広げ出した。

「これね、今度僕を使ってやりたい香水のCMの絵コンテなんだって。女性用の香水なのにそれを付けて男性を誘惑する設定が何故か僕でさ」
「へぇ…絵コンテなんて初めて見ます」
「そう?じゃあ率直な意見を聞かせてね。僕が一番やりたいのはこれなんだけど、チャンミンさんはどう思うかな」
「あ、はい」


どうぞと渡された一枚の絵コンテの一コマ目には背中のアップ、そしてその次のコマは上半身裸の男性がスーツの男性の上に跨がっている絵が描かれていた。

「…このスーツって、、」
「それがユノさんね、僕はこっちの上の半裸の男」
「・・・」

更に下のコマに進むにつれて半裸の男がスーツの男性の上に倒れ込むように描かれてあった。

「"僕の香りを貴方に移したい"って感じが諸に出てるでしょ?良いと思わない、どう??」
「…っ、どうって言われましても、、」
「ユノさんは顔も出さないし、身体だけ僕に預けてくれれば優しくするしさ」
「ッ////!」

何だそれ、、誤解を招くような物言いだろ…

「ふふっ。でもユノさんは嫌なんだってさ~僕を腹の上に跨がせるのが特に嫌だって。"俺の上に乗っていいのは一人だけだ"って、我が儘言うんだもん。だけど僕は乗るだけじゃなくて、ユノさんに別の世界だって見せてあげられるんだけどねぇ~」
「………え、?」
「ん?言ってる意味分かんないかな、単純にSEXの話だけど?」
「・・・・は?」








昨日の沢山の皆様のポチに感謝致します♡



にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村



関連記事