2017_08
01
(Tue)00:00

イクメンウォーズ Season2 #16







「ミンせんせ♡」

「お、おはようコウ君、、///」


まさか…こんな事って本当にあるんだろうか…

まさか、、園長と僕が住んでいるマンションのお隣にコウ君が引っ越して来るなんて!!

確かに数ヶ月前に、仕事の関係で引っ越して来たばかりだと言って男性が一人で挨拶には来ていたけれど。

あの男性がまさかコウ君のお父さんだったなんて……
世の中、本当に狭いんですけど…………


「せんせ、一緒にいこ♡」

「あ、うん。…あ、、コウ君、ちょっと…あ、っ///」


コウ君は他の子供達に比べて小柄な体型な為に、こうして今みたいに僕に抱き着いて頭をぐりぐりされると思いっ切り股間を刺激するわけで。

その様子を後ろでそっと見守るコウ君のお母さんの視線が気になって仕方ないけど、振り払うのもどうかと思うし…

だからと言ってされるがままだともっと反応しそうで辛いんだっ///!


「ほらっ、急がないとバスに乗り遅れちゃうよ///」

少しもっこりしてしまったのを更にぐりぐりし出したコウ君を無理矢理剥がして促すと、あの無垢な笑顔を僕に向けるなり。

「パパもね、ぐりぐりするとミンせんせみたいにおっきくなるんだよ!ね、ママ♪」

振られたコウ君のママはしれっと「そうね」とだけ言って僕のソコからすっと視線を外す。


もう本当……居た堪れないっ、、


「行くよ//!コウ君!」

「はぁ~い♡」


小さな手をしっかりと掴み、僕は足早やに歩き出すと、その後ろから遅れを取らないようにコウ君のママもついてくるのだった。

………何で、僕がこんな事に、、
















「チャンミン先生~今朝も同伴出勤でしたねぇ?すっかり愛されてますねぇ~♡」

「はぁ、、、まぁ…」


…先輩の先生方からの冷やかしを受け流すのにももうだいぶ慣れた。

本来なら園専用のバス送迎を利用していたコウ君なのに、偶然にもマンションの玄関ホールで僕と出くわしてしまったばかりに、、、

その日以来、僕が通勤に利用する市内循環バスを利用して登園するようになってしまい。

園の規則に従って保護者の付き添いありなら公共交通機関も利用可という事で、園の入り口までコウ君のママも毎朝一緒に来る。

ミヌ君の時は完全に僕と園長は保護者代理だったから一緒に登園するのは許される範囲内の話でこんなに話題にされるなんて無かったのに…


「他の保護者から『コウ君だけ特別扱いされてるとか』言われないか正直、心配なんですよね」

コソッと園長代理に相談するつもりで話し掛けたら、園長代理はすげなく「貴方が住まいを変えればいいだけの事です」とだけ言って一方的に話を終わらせてしまうんだ。

う…この人って相変わらず痛い所を突くよね、、、

コウ君が住んでるマンションから引っ越せばいいって、そんなの僕だって思ったけど…

聞けば園長はあの分譲マンションの今の住まいを自分で購入したって言うし。
多分、隣のコウ君のお父さんは転勤族だからあの部屋も賃貸物件な筈だろうし。

そうなるとずっとこのままコウ君がお隣さんでいるって事は無いのかもしれないと甘い考えが浮かんで来る所為で、《引越し》という選択肢は外してあった。


だって…もし引越しとなれば僕だけがまた賃貸アパートとかに移らなきゃいけないって事だろ……

やっと慣れたのに…園長と………離れたくない……


根底にその想いがある為に悩みに悩んでも結局の所、最善策は思い付きもしない僕なんだ。










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