2016_11
29
(Tue)00:00

イクメンウォーズ Season2 #13










「ふぅ、、っ、、ん」

はぁ、、望んでいたものとは違うけど、それでも今はこの指が与えてくれる刺激だけでも相当気持ちが良かった。

指一本分が軽く入ってしまうのは、朝から散々園長を受け入れていたからだけど。

難なくくぷりと飲み込んだのはやっぱりちょっと恥ずかしい。

だからこうして喘ぐ声を押し殺してしまおうとするんだ…


なのに。


「…我慢すんな」


目の前の愛しい人は、必死に漏らすまいと噛み締めた唇をキスで解きほぐしてしまう。

「あ、やっ、、」

「嫌じゃねぇだろ」

確かに嫌じゃないけど、、良い所ばっかりピンポイントに突いて来る指に対して口から自然と「嫌」って言葉が出てしまうだけ。


「あっ、あっ、やっ、、」

一番敏感な前立腺炎の膨らみを指の腹で捏ねくり回されると禁止されたワードが連発した。


「嫌、なのか」

「や、、」

いや、、そうじゃない…って言いたいのに中途半端に開いた口から漏れるのは「いや」…


「嫌なんだな」

違うって否定したいのに、、、指が絶妙な刺激を断続的に与えるから本当に上手く言葉が紡げない、、


「あ、、っ、、や、、」



その時、今まで中で蠢いていた指がスッと抜かれて。


「いやぁっ、、!」

突然の喪失感が僕を襲った。




盛大な溜め息が僕の顔に掛かる。

「…だから嫌なんだろ?」



その顔は半分呆れたような、寂しいようなそんな表情で。

それを目にした僕の心はナイフで抉られたような痛みさえ感じる。


次の瞬間、恐らく無我夢中で僕は身体から離れる指を必死で手繰り寄せていた。


「や、、もっと、、もっとぉ、、!!」


2人の手を重ねるように、僕と園長の腹の間に挟まれた園長の硬くなった熱を握り締めて。

それを擦り上げた。


「やめろっ、、」

園長が、微妙にその綺麗な顔を歪めて声を吐き出そうとする。


「やだっ、、もっとぉ…」


もっと気持ちを強くならなきゃって誓いを立てたのは、それはまた別の話。

今は目の前の欲望に縋り付く事だけしか、、、

多分、この時の僕は半べそで酷い顔だったんじゃないかな……



「泣くぐらい欲しいなら素直にそう言えよ…」


涙が溢れ出た。

いつものぶっきら棒な口調だったらぐっと堪える事だって出来たかもしれないのに。

だって、、こんなにも優しく僕の背中に触れる園長の手なんて……っ


「…っ、、欲しいですっ」


しゃっくりを上げながら絞り出した声は。

スゥッと吹き込まれた吐息と共に塞がれ。


「…分かった」


離れた唇が呟いた言葉に、心が打ち震えた。














「ハァッ、っ、、んあっ、!!…あっ、あっ…!」

後ろから打ち付けられる弾力に、確実に身体と心が満たされる。

目を瞑ると、すかさず「痛いか?」

そんな風に気遣いが耳元に吹き込んで来て、尚更泣きたくなるような幸せが胸にせり上がって来る。

大きくかぶりを振って答える度に、また奥へと。

窪みを犯す熱が質量を増して、僕の身体を占めて行く。


「…なんて顔してんだ」

掠れた声が鼓膜を擽ぐる。

言われて閉じていた瞼を薄っすらと開けると。

目の前の鏡が、淫らに繋がる雄の交合を映し出していた。


「か…お…?」

自分でも確かに酷いなって思った。

泣き腫らした跡を物語る目尻の赤み、鼻の頭も真っ赤だし。

口元もだらしなく締まりが無い。


「…トナカイみたいですね」

ふっと、自嘲気味に言ってみたのに。園長は全然笑おうとしない。


「はぁ、」

それどころか大きな溜め息まで、、

そんなに変…?




「何処がトナカイだ、馬鹿…そんな色気撒き散らしやがって。くそっ」

「っ!、!、、」


ギュッと強く抱き締められると、奥の奥の再奥まで、、うっ…



「…誰にも渡さない」



…なんて顔してるのは

どっちだよ…











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