イクメンウォーズ Season2 #12

「うわ、、」
帰宅して直ぐに脱衣所でパーカーを脱いだら、予想通り落とし切れて無かった砂があちこちから降って来た。
「どうした」
「あ、…砂場の…」
「じゃあ俺もか」
「でしょうね…って、えっ///!」
僕はパーカーの下にTシャツを着ていたから、パーカーを脱いでもまだ裸じゃ無かったけれど。
園長はそういう所が潔いって言うのか、、、
「ささっと脱げ。早くしろ、洗ってやる」
言った時にはもう既に園長なんて下も脱いじゃってるし…
「モタモタしてっと風呂場で襲っちまうぞ」
「えぇ//!!」
今日はそれでなくても腰のダメージを朝から抱えていたって言うのに。
開通したお山のトンネルを崩した事で子供達の機嫌を大いに損ねてしまった代償として。
リクエストされるままに次々と砂場に山を作っては大なり小なりの砂のアート作品を築き上げたんだ。
お陰で…中腰の姿勢で疲労はピークに…
「い、行きます!今行きます!!うわっ、、いでっ!」
「慌てんじゃねぇよ、ったく」
ほら、と言われて。
急いで脱ごうとした為に足元で絡まってしまったジーンズを園長が脱がすのを手伝ってくれる。
「お前が保育士なんてなぁ」
「…う、どう言う意味ですか、、」
園長の肩に掴まりながら片方ずつ足をジーンズから抜こうとする姿が保育士じゃなくて園児の方だって言われてる気分だった。
だからちょっとショックを受けて声のトーンが下がってしまった僕を。
園長はやっぱり気付いていたんだ…
「バーカ。有難いって改めて思ってんたんだ。勝手にまた落ち込むんじゃねぇよ」
口調は凄くぶっきら棒なのに、下から僕を見上げるその目がとても優しくて…
「園長…っ」
「だから早くしろって!俺が風邪引いちまうだろが」
照れ半分ってとこで勢いよく残りの下着を一気にずり下ろされて。
「うわっ、!!」
驚いた僕は思わず園長の肩を突き飛ばしてそのまま後ろへと、、
ドンッ
鈍い音の正体は下着に足を引っ掛けて転んだ僕の尻餅だった…
湯船にぽちゃんと肩まで浸かると、強かに打ち付けたお尻が底に当たり。
「痛、…うぅ、、」
「だから言ったろうが」
「でも、、だってあれは園長がいきなり下ろすから…」
「あ?いつもベッドで脱がすのとどう違うってんだ」
「や、、///あの時はその…心構えがあるから別に…っ」
「ふぅん、分かった。毎日俺がお前と風呂に入って、何もかもやってやれば慣れんだな?」
「エェッ!いや、、って言うか何でそうなるんですか///!?」
「うるせぇ。つべこべ言うんじゃねぇよ。明日からそうする事に今、俺が決めた」
「…………」
半ば強引だけど。
…全然、嫌じゃないです、…寧ろ嬉しいです、はい…////
「鼻の下伸びてんぞ」
「…フヘッ、」
「ブッ。…ぶっさいく」
「なっ!?」
「嘘だ。充分、可愛い」
「・・・・////」
はぁ…逆上せそう…っ
狭い湯船に大きな男が2人。
一緒に浸かるには、抱っこと言う選択肢しか無かった。
「ん、、っ…っ、、…ん…っ、……ハァッ…」
それでなくても…素肌でこんなに密着してるってのに、、、
そんなに乳首ばっかり執拗に舐めたらぁ…
「も、、えん…ちょう…や、、」
あぁ、、もうっ…あんなにもう今日は懲り懲りって思ったのに…
「欲しい…っ」
どうして。
こうも僕の身体って疼くんだろう…

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