岐路 episode 20
ユノにとって僕は友達…"特別"な友達か
じゃあ
「あの…ユノ…この前………」
僕等がキスしている写真は?…そう言いたかった
けど
「ん?あぁ、"Mimi"の事は誰にも言ってないから安心しな」
ってぽんぽんと優しく頭を撫でるから何も言えない…
「なぁ、その事を知ってるのは…」
「ユノだけですけど…?」
「キュヒョンもシンさんも知らないのか?」
「えぇ…」
何でここでキュヒョンが出て来るのか
不思議でならなかったけど
その言葉を聞いてユノが…破顔したんだ
口元を押さえて隠そうとしてるけど
凄く嬉しそうにしているのが伝わる
僕もユノだから話したし
歌詞の本当の意味を理解してくれるのは
唯一、ユノだけだったと分かったから
教えたんだけど
その事をこんなに表情に出して
喜ばれると
ちょっと…いや…かなり
恥ずかしい…
僕まで伝染して赤面してしまうじゃないか////
落ち着け!!
でも、、、あんな写真を見てしまってから
多分、僕はユノの事を変に意識してる気がする
はぁ…
それなのにツアー中、移動もホテルもユノと
一緒なのは神様の悪戯か???
それに、、、
トイレで抱きしめ合った日から
ユノは変わったような感じもするし…
今だってずっと寝顔を見られてたんじゃないのか?!
一体、何なんだ…ユノにとって"特別"の意味って…
ーーーー頭が痛い
中国の地は初めてだったけど
正直….これは…どういう事なんだ?!
僕とユノの写真が合成された垂れ幕とか
"ホミン熱烈歓迎"とか
は?ホミンって何だよ!!!!
…………ユノは何か隠してる
僕がこんなに混乱しているってのに
平然とした様子でいつもと変わらない
絶対におかしい
「…ユノ…ホミンって何なんですか?!」
「俺とチャンミナの事」
ニコッといい顔を向けられても意味が分かんない!
「俺とチャンミナがお似合いだって事だよ♡」
しれっと……はぁ?????
「ななな、何を言ってるんですか!?」
「あー・・・チャンミナは知らない文化だと思うけど…男同士で仲良くしていると喜ぶ人達が居るんだ」
「仲良く…?」
ユノの説明が大雑把過ぎて困っていると
横からユノのマネージャーが口を出した
「例えば…少女漫画に出て来そうなイケメンの男達が、実は裏でイイコトしてるんじゃないかって妄想をして楽しんでる人達が居て。お前ら2人をターゲットにしてるって事」
イイコト…ってまさか!?
あの写真もそれか!!…なるほどね…
そんな文化…知らなかった
でも何かユノは
「慣れてますね」
「あぁ…昔もよくカップルを作られてたし、会社の方針でわざと自分達からカップルを公表したりしてたしな」
…だからユノは平気なんだ
なんか一人でドキドキして…損したな…
えっ?
今…なんで…がっかりしたんだ…!?
まさか…いや、有り得ない…
「チャンミナ?大丈夫か?顔色悪いぞ」
わっ!!!
そんな近くで覗き込まないで!!!!
い、息が…掛かる…って…
「だ、大丈夫です!ちょっとこうゆうのは知らなくて…び、びっくりしただけです!!」
お願い!離れて!!
心臓がバクバクするから/////!
「だよな、、、、まっ!あんまり気にしないでステージに集中しような」
まただ…
ぽんぽんって…
あの優しい手が僕の頭に触れる度に
ドキドキ…するんだよ…
ユノのステージはやっぱり圧巻だった
前に観た5年前のソロ曲を
今回のコンサートでも披露したんだ
昔の時のような凝った衣装ではなく
凄くラフな姿なのに
とても…美しかった
指先から足元まで
どう表現をしたら美しいラインが描けるのか
それを知り尽くしているような
そんなステージに目を奪われた
ユノは
やっぱり凄い…
一緒のステージに立っているという
興奮がふつふつと込み上げて来て
自然とボルテージが上がっていた事に
僕は…気付けて無かったんだ
だからベーシストとユノがセッションした後に
僕に近付いて来たのも
鼻が掠める位の距離に居たのも
暗転と同時に視界を遮ったのも
ユノだと気付いたのは
唇が離れた後だったんだ

じゃあ
「あの…ユノ…この前………」
僕等がキスしている写真は?…そう言いたかった
けど
「ん?あぁ、"Mimi"の事は誰にも言ってないから安心しな」
ってぽんぽんと優しく頭を撫でるから何も言えない…
「なぁ、その事を知ってるのは…」
「ユノだけですけど…?」
「キュヒョンもシンさんも知らないのか?」
「えぇ…」
何でここでキュヒョンが出て来るのか
不思議でならなかったけど
その言葉を聞いてユノが…破顔したんだ
口元を押さえて隠そうとしてるけど
凄く嬉しそうにしているのが伝わる
僕もユノだから話したし
歌詞の本当の意味を理解してくれるのは
唯一、ユノだけだったと分かったから
教えたんだけど
その事をこんなに表情に出して
喜ばれると
ちょっと…いや…かなり
恥ずかしい…
僕まで伝染して赤面してしまうじゃないか////
落ち着け!!
でも、、、あんな写真を見てしまってから
多分、僕はユノの事を変に意識してる気がする
はぁ…
それなのにツアー中、移動もホテルもユノと
一緒なのは神様の悪戯か???
それに、、、
トイレで抱きしめ合った日から
ユノは変わったような感じもするし…
今だってずっと寝顔を見られてたんじゃないのか?!
一体、何なんだ…ユノにとって"特別"の意味って…
ーーーー頭が痛い
中国の地は初めてだったけど
正直….これは…どういう事なんだ?!
僕とユノの写真が合成された垂れ幕とか
"ホミン熱烈歓迎"とか
は?ホミンって何だよ!!!!
…………ユノは何か隠してる
僕がこんなに混乱しているってのに
平然とした様子でいつもと変わらない
絶対におかしい
「…ユノ…ホミンって何なんですか?!」
「俺とチャンミナの事」
ニコッといい顔を向けられても意味が分かんない!
「俺とチャンミナがお似合いだって事だよ♡」
しれっと……はぁ?????
「ななな、何を言ってるんですか!?」
「あー・・・チャンミナは知らない文化だと思うけど…男同士で仲良くしていると喜ぶ人達が居るんだ」
「仲良く…?」
ユノの説明が大雑把過ぎて困っていると
横からユノのマネージャーが口を出した
「例えば…少女漫画に出て来そうなイケメンの男達が、実は裏でイイコトしてるんじゃないかって妄想をして楽しんでる人達が居て。お前ら2人をターゲットにしてるって事」
イイコト…ってまさか!?
あの写真もそれか!!…なるほどね…
そんな文化…知らなかった
でも何かユノは
「慣れてますね」
「あぁ…昔もよくカップルを作られてたし、会社の方針でわざと自分達からカップルを公表したりしてたしな」
…だからユノは平気なんだ
なんか一人でドキドキして…損したな…
えっ?
今…なんで…がっかりしたんだ…!?
まさか…いや、有り得ない…
「チャンミナ?大丈夫か?顔色悪いぞ」
わっ!!!
そんな近くで覗き込まないで!!!!
い、息が…掛かる…って…
「だ、大丈夫です!ちょっとこうゆうのは知らなくて…び、びっくりしただけです!!」
お願い!離れて!!
心臓がバクバクするから/////!
「だよな、、、、まっ!あんまり気にしないでステージに集中しような」
まただ…
ぽんぽんって…
あの優しい手が僕の頭に触れる度に
ドキドキ…するんだよ…
ユノのステージはやっぱり圧巻だった
前に観た5年前のソロ曲を
今回のコンサートでも披露したんだ
昔の時のような凝った衣装ではなく
凄くラフな姿なのに
とても…美しかった
指先から足元まで
どう表現をしたら美しいラインが描けるのか
それを知り尽くしているような
そんなステージに目を奪われた
ユノは
やっぱり凄い…
一緒のステージに立っているという
興奮がふつふつと込み上げて来て
自然とボルテージが上がっていた事に
僕は…気付けて無かったんだ
だからベーシストとユノがセッションした後に
僕に近付いて来たのも
鼻が掠める位の距離に居たのも
暗転と同時に視界を遮ったのも
ユノだと気付いたのは
唇が離れた後だったんだ

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