2016_11
21
(Mon)00:00

イクメンウォーズ Season2 #5








園長代理は半勃ちの僕の息子を一瞥するなり、また大きな溜め息を吐き。


くるりと踵を返すと、何も見なかったと言わんばかりにテキパキとセットを片付け出すんだ。


そうなると一気に下がるテンションと共に、僕の下半身も萎え始め。

後ろでは、くくくっと園長が笑いを堪えている。


「程々って言われてもなぁ?」


とか。
全然反省してないし!!


もうっ、、、///!うぅっ……知らないっ!!

プイッ!



でも…

プクッと膨れた僕の頬を、園長は人差し指で突っつくなり。


「ここは俺が片付けといてやるから。お前は給食の準備をして来い」


ポンポン、と。

頭に触れる手が優しくて…尖った僕の気持ちを簡単に丸くしてしまう。


はぁ………ダメだ……

やっぱり、、、、、、、好き…だなぁ///










えっと、今日の給食は…あさりのカルクッスとキムチとバナナか。

う~ん、お腹が空きすぎて目眩がする…


給食室から運ばれた物を配膳し、浮き立つ子供達を席に着かせてようやく食事に有り付ける。

と思ったのに。


「エーーーーンッ!!」

ふざけながら食べていたミンジュ君が、隣のスビンちゃんにカルクッスのスープを零してしまったもんだから。

アツアツのスープをスカートに掛けられて、スビンちゃんは大号泣。

火傷の心配もあるしで、僕は直ぐにスビンちゃんを連れて保険医の元へと急いだ。

幸いな事に火傷も無く、お着替え用の袋に花柄のスカートを見つけた途端にニコニコ顔に戻ってくれたスビンちゃんはそのまま保健室で昼食を摂る事になった。

でも、僕は汚れてしまったスカートを手洗いしたりとやる事がまだあって、、、


ぐぅぅぅ~~~


……はぁ、、、お腹、、、空いた…

背中とお腹がくっ付いちゃう………



「お、いたいた。ここだったか」

「えん…ちょう、、、?」

「ったく、なかなか戻ってこねぇし…心配かけんじゃねぇよ。ほらっ、それ寄越せ」

「えっ、、、!?」


有無を言わさず、僕の洗いかけのスカートをひったくると。

「教室に戻れと」顎で指示する園長。


「あの、、」

「んだよ、ボサッとしてねぇで早く行けって」

「いや、、その…」

「あ゛ぁ?まだなんかあんのか!?」

「…いえ…もうちょっと…優しく洗ってあげて下さい……」

「チッ」


うぅ、、、、優しいのか、怖いのか…
やっぱり誤解の多い人だ…



これ以上ここに居たらまたドヤされる。

そう思った僕は足早に教室に戻り自分の席に着こうとしたんだけど。

既に食べ終わっている子供達も居る中で、何故だか僕の御膳には大盛りのカルクッスがデンッと乗っかっていたんだ。


「へ?」

ぽかん、とする僕の服をチョイチョイと引っ張るのはミヌ君だった。


「あのね…パパがね、お代わり用のカルクッスを全部ママの為にって……」


コショコショと小声で、それはまるで内緒話のように僕に教えるミヌ君。

その時の園長の様子を思い出したのか、うふふと笑い。

それはそれはとても嬉しそうなんだ。


「僕の…為…?」


器からちょっぴりはみ出した麺は、水分を含んでふやけている。



そっか。

理由も述べないでぶっきらぼうにスカートをひったくったわけが。

これか、、、


「ふふ、、ふふふふ………」

「ママ…?大丈夫??麺が伸びてるけどぉ、、それにお顔も変!」

「…うん、大丈夫。と~~っても美味しいからね!顔がニヤけちゃうんだよ(笑)」




もう……園長ってば……

う~~~~っ!




大好きッッッッッ♡♡♡
















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