2016_10
23
(Sun)21:00

オトコはツライよ 合体編 #20






自分から望んではみたものの、いざ課長の手によって身体を起こされて向き合ってみると。

まともにその顔を見る事が出来なかった。

「う、」

課長がにじり寄るだけで身体がビクッと跳ねてしまう。


「…大丈夫、怖くないよ」

だからその根拠って…

「うわっ」

上半身が硬くなっているからトンッと軽く押されただけで僕の身体がまたマットに沈んで行く。

「大丈夫だから」

背中がマットの接地面に触れた瞬間、僕の顔の両脇を挟むように手が置かれ、、、

鼻先が擦れ合う距離でそう呟かれる…


呼吸が荒い、、、

気付けばそれは僕のだった。


ドクドクと忙しくなく鳴り響く胸の鼓動も然り、冷や汗のような身体中をじっとりと覆う嫌な感覚も然り。

全ては僕に訪れていた変化。


「…大丈夫…」


三度、同じ事を口にされ、まるで暗示のように聞こえるその台詞。

目の前で足を開かされ、膝裏を持ち上げられるのが恐ろしい程ゆっくりと展開されていくように見えた、、、


「チャンミン、怖くないから…」

身体が斜めに倒れて、僕の唇を湿った何かが舐める。

課長の舌だ。

何度も往復するように舌が唇をなぞる度に、僕の歯のカチカチと嚙み鳴らす音が少しずつ消えて行く。

…やだな、、、ここに来て僕だけ物凄く硬くなってる…


「俺に…触って」

汗が滲む手を取って自分の顔の元へと持って行く。

…あ、…課長も小刻みに

…震えてんだ…


「俺も怖いけど………でも中に入りたい、、」

カチッとプラスチック質の音が鳴り、数秒後に開いた足の真ん中に滑った感触の指が一本…入り込む。

「ん、、」

「また硬くなってる…息吐いて…そう、そうだね…」

無駄に力が入っていた腹筋に課長の唇が触れて、触れた部分から力が抜けて行く。

唇はそのまま肌を軽く吸い上げながらまた下へと下がって。

「っ、、!」

「…大丈夫、、先っぽだけ舐めるだけだから…」

宣言通りに舌をちろちろと這わすのは丸い頭の割れ目だけ。

けれどその間にも課長の指が複数本身体に入り込もうとしていた。


最近は後ろだけでもイケる時もある、だから加減を間違うと、、


「まだだよ」

第一波が爪先から駆け上がる寸前で後ろに喪失感が襲う。

「あっ、、、、」

中途半端に走った波の余波で身体が震え立つ。


「指なんかでイカせない」

…自分のなのに、、、?


だけど、もう一度大きく身体を割られてその疑問も消え去って行く。

課長が自ら扱く掌の中の物を目にして、僕は息を飲んだんだ…

この僕にでもその状態がありありと分かった。

限界まで張り詰めたその色が物語るのは、痛々しさしか無い…


お互い語らずとも次の段階は分かっていた。

課長の身体が傾くのにつれて僕も足をそれに合わせて更に開き……

っ、、!

先の丸みが、僕の窪みに嵌り。

「…入るよ、、」

言ったと同時にグッと身体が押し入る。

ん、、、、、っ、、!

全く息が出来なかった。

それだけ、課長は桁違いに…全てが…違ってて、、、、、


グッと、押し入った分だけ僕の中に課長が居るんだ…

今まで身体を拓く為に当てられていた無機質な存在とは全く別。

暖かい…

確実に自分以外の体温を直に取り込んでいる感覚が不思議だった。


僕等は。

やっと一つに、……














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