2016_10
22
(Sat)21:00

オトコはツライよ 合体編 #19







課長は無残にもユン棒をそのまま風呂場に置き去りにする。

僕は何だか後ろ髪引かれる想いと言えばいいのか…

今まで夜を共にした仲の情と言うのも変だけど、何とも説明のし難い侘しさが募る。


「もしかして…アレでもっとして欲しかった?」

まるで僕の心を見透かしたように課長がそう問う声色は、先程よりも幾分柔らかくはなっていたけれど。

もうユン棒の名すら呼んではくれないようだ…

これ以上僕が彼に執着を見せると課長の機嫌を更に下げる恐れを危惧して。

僕は心とは裏腹に。

「い、、、え…」

そして首を横に思いっ切り振って見せた。


本当、課長の嫉妬心ってどんだけだよって話。


…でも、悪くは無いな、って思ってしまう僕も大概だけど…



風呂場から寝室まで、裸のままで手を引かれて連れて行かれる。

そんなお互いの下半身は一時休戦状態と言うべきか、平常時を取り戻しつつあった。

だけど、、、いざ、寝室に辿り着いてしまうと…


「おいで、秘密基地みたいで不思議な感じだよ」

「え、あ、はい…」

日中に息子とノリで立てた景品のテント。
その入り口から顔を出す課長に胸がざわつく。

息子は例の如く、今日も妻の実家にお世話になっている。

そうじゃなければ課長だって最後までしようなんて言い出したりはしないから…

あぁ、、いよいよなんだ…


「早くおいで」

二度目の催促を受けて、僕もようやくテントの中へと潜り込む。

思ったよりも広くて、一番小さな電気の明かりがテント越しに降り注ぐから。
間接照明みたいな柔らかな雰囲気を醸し出している。

ちょっとそれっぽく言うと、ムーディーだった。

大袈裟だけど、親に隠れて恋人を連れ込むような胸の高鳴りみたいな物を抱くと言うか。

…なんか、いい。


「薄暗いのは残念だけど、ちょっと雰囲気があって面白いと思わない?」

そう言って課長は胡座をかいてる自分の上に座るように指示をして来る。

下にはクッション材効果抜群のマットが引かれていた。

…いつの間に、、、

二人分の体重が課長の剥き出しのお尻に掛かっても大丈夫って事か。

安心しきって腰を下ろした途端、課長の手が後ろからするすると伸びて来て。

「寒くない?」

僕の胸の先端に触れる。

「…大丈夫です、、」

「…そう?でも勃ってたから…」

「ッア!」

両方を同時に摘まれるとは流石に思ってもみなくて、思わず身体を仰け反ったら。

「ごめん、嬉しくてつい」

仰け反った身体をまた後ろから強く抱き締められてしまう。

…課長の身体が熱い…それに、、

下半身も、、、もろに当たってる…


「強張らないで…大丈夫だから」

何を根拠に、って思うけどそのままゆっくりと背後から包み込まれると自然と心が解きほぐれていく…

そして課長が僕の背中のラインを沿うように唇を上から順々に落としながら、僕の身体をマットの上にうつ伏せにした。

マットに沈みながらも丹念に背中を啄む課長。

僕の腰の上あたりに自分も腰を下ろして、そしてまた肌に吸い付くようなキスをする。

「………っ、、」

キスをする為に身体を前のめりにした時だと思うけど、丁度課長のが僕のお尻の辺りに当たってて…動く度にゾクゾクッと、、、、


「はぁ…、、、も、限界…挿れていい?」

僕の頸に吸い付く唇。

吐息と共にまた甘く吸われる……


入り口を探るように課長の尖った先っぽが押し当たる、、、


「あ、、あのっ、、お願いが……ひっ、、」


耳の中を湿り気が襲う、課長が舌を捩じ込んだ。

ぴゃちゃぴちゃと直接響く水音。

全身に鳥肌が立つ、、


「………何」

「あ、、あの……」

興奮と期待と、そして冷や汗と、ごちゃ混ぜで震え上がる身体。





「前、、から…初めては、、顔を見たいです……課長の、、顔を……!!」



暫く沈黙があって、耳の中に熱い吐息が籠り。



「…分かった」


課長がそう呟いた。


















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