オトコはツライよ 合体編 #15

「それって、、いつから準備していたんですか…!?」
いつぞやの夜、四次元ポケットならぬ四次元リュックから飛び出したローション。
聞けばNASAの技術が融合されているらしく、女性の体液と遜色ない使用感が売りだとか。
確かに。
初めての時こそ凄い異物感に焦っていた僕が、今はこうして課長の指を受け入れるのを。
バスタブの縁に片脚を上げて待つようになったんだから……
「ん?ナイショ」
片目を瞑って愛嬌であやふやにするつもりか…
ま、別にいいですけどね。
そんな事よりも、、っ…
入って来た指に…
僕の意識は取って代わってしまうんだから、、
もう…ローションの事なんか、、どうでもいいんですっ、、
「ん、っ、、ん、あっ、、、、」
指一本で怯えたのは誰?
あの時の僕に教えてやりたいよ。
課長の指はね、やっぱり…
魔法を使うんだって、、、
今の僕は、指一本も容易く飲み込むような身体に変わっていた。
課長は僕を一人残して、自分だけを快楽に昇り詰めさせた夜からこっそりと勉強をしたらしく。
『初めての時はもっと濡らしてから柔らかくしなきゃ入らないんだって』といつもの甘えタイムからグイグイ押して来るようになり。
風呂場でお決まりのパターンにもローションを持ち込むようになっていたんだ。
そうなれば、ローションの気持ち良さを嫌でも肌で実感する事になるし。
兜合わせで気持ちよくイケた所に悪戯っ子に変身した課長が僕の後ろを触る。
幾分か力が抜けてだらりとした身体を拓く指に、例のローションがたっぷりと塗り付けられていたら…
「、、っ、、、」
難なくとは行かずとも、前よりはよっぽどマシ。
そんな感じで指一本が少しずつ、少しずつ掘り下げる間、課長の右手は僕の達した後のぐにゃりとなった竿を弄る。
これじゃあ…力なんて何処にも入らない…
これを毎晩繰り返したら?
「…凄いよ、、全部入った、、」
そう言った課長の中指が、前立腺と呼ばれる部分を。
トントントンッ…と軽快に叩いていた。
これをやられるとぶるっと腰が無意識に震える。
全部って、言うのはつまり、、人差し指、中指、薬指の三本の事で、、
残りの二本は入り口を広げようと、左右に開いたまま。
だから、中指が動く度に。
中でローションと絡まった水音がお尻の穴からくちゅくちゅといやらしく響く。
お風呂だから、、尚更反響も凄い…っ
「俺の指、凄い締め付けてる…」
そりゃそうだ、三本も入ってんだから、、
「ここ、、気持ちいい?」
前立腺がどんなだか、それは僕は知らないけど。
課長はその部分を指で押したり、擦ったり、偶には引っ掻いたり。
有りとあらゆる刺激で僕の反応を伺おうとする。
だけど…正直、気持ちいいのかは分からない。
恐らく膀胱が近い所だと思うから、押されるとなんか出るっ、、って感じになるけど。
実際は出た事もない。
でも、、擦られると「はんっ」って変な声が出るから…やっぱりこれは気持ちがいいって事なのかも、、、
いくら聞かれても答えない僕に対して、課長は飽きる事なく、諦める事なく。
ただ僕の身体の反応だけを見ているみたいだった。
なら聞かなくてもいいじゃんか…って思うけど、そこは多分、「気持ちいいっ、、」って、
…言わせたい心理なんだろうな。
(੭´・J・)੭巻きましたね…
(*∵)違うよ!緩急!

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