2016_09
30
(Fri)00:00

オトコはツライよ #81






急速充電って、、


久し振りと言うか、一日振りで顔や身体を課長から触られただけでも。


僕の心はポォッと暖かくなったのに。




こんな、風に、、優しく啄むだけじゃなくて、、


「んっ、、」


甘くて、ちょっと濃厚なキスなんて、、、


「…っ、ん、、はぁ…シム…くん、、」


熱を帯びた耳の縁をなぞるように課長の指が僕の髪を梳く。


やわやわと壊れ物でも扱うように、何度も、何度も後ろ髪を撫でて。


この時。


口の中で絡まり合う二つの舌が、、


僕は……溶けちゃうんじゃないかと思った…





こんなにキスって。


幸せなものだったんだ、、、












頭の中がとろんと蕩けたのと同じように。


課長が僕を見つめる目もとろりと蕩け出した頃、塾帰りの学生の声が近付き。


「お、///」
「あ、、」


酔いが一気に醒める時のように。


急に我に返る二人。


…だけど。


立ち上がりたくても立てない状況に。


顔を見合わせてぷっと、笑い合った。


いつも僕等は何処でだってテントは隠し持っている。


ようやくテントが収まり腰を上げると、課長が僕を片手で支えながら自分に引き寄せ。


「…早く家に帰って甘えたい…」


って、、


「…っ僕も、です、、、」


やっと身体が落ち着いたのに、また心が疼き出す。


出来る事なら課長と一分一秒、片時だって離れていたくない…


課長の背中にぴっとりとくっ付いて幸せそうな息子が羨ましい。




「手、繋いで帰ろっか…?」


離れ難いって、そう思っていた僕の心を見透かしたように、課長から離れる僕の身体の一部を掴んでそんな事を言う。


以前なら人目を気にして、恐らく躊躇していたかもしれない。


だけど、今日の僕は。


森でのデートの時みたいに。


自ら課長の手に指を絡めるんだ。




恋は…臆病になったらその分、隙が出来る。


それでなくても障害のあるこの恋に。


もう誰も入れさせない、、、






「あのっ「あのさ」


ほぼ同時に口を開いて、切り出したい事は何となくお互いに感じ取っていた。


「…ジェミンの事ですよね」


もしかしたら課長からは言い難いのかもって、僕がその続きを口にする。


ジェミンとの事で色々悩んで腹も立ったし、寂しい想いもさせられたから、本当はもっとキツく言ってもいいんだろうけど。


でも、課長はジェミンの前で僕にキスをしたんだ。


あれは多分…見せ付ける為だったと思うから…


完全に課長は僕を選んでくれたんだって分かったから、、、




だけどやっぱり心はズキズキと痛む。


好き、嫌い、できっぱりと分けられたらどんなに楽なんだろう。


好きなのにこんなに切ない想いになるなんて…




「…シム君は…今更だけど、ジェミンの事をどう思う…?」


「………」


この人は、、傷口に更に塩を塗るつもりか…?


僕がどんな気持ちでジェミンの家に行ったと、、、はぁ、、っ!?


「いででっ!えっ、、なに!?何で??」


絡めた指で関節を決めてやった。


本当はへし折りたい所だけど、そんな事をしたら背中におんぶして貰ってる息子が危ない目に遭うからって、そこは我慢をしたんだ。


「無神経………僕が、どれだけ傷付いたと思ってるんですか!!?テヤンに噛まれた指だってまだ痛むのに、心まで課長にズタボロにされたら、、もうっ、、くっ、、ぼ、、くは、、っ」


ああ…ぁ、、折角止まった涙が、、くそっ、、


こうなったら今日はもう枯れるまで泣いてやる!




だけど。


課長は僕が泣き出しても、さっき見せたようにオロオロとはせず。


何でそんなに嬉しそうなんだろって。


泣いてる僕が聞きたいくらいに目尻を下げて。


「俺の事がそんなに…好き?」


って…




「泣く程、…好きなんだね」




って…




どうせ、僕は否定出来ない位に好きだけど、、


答える前に課長はいつもその唇を塞ぐから聞く意味が無いと、思う。






昨日は少し落ちたけど。




今日の貴方をまた、…僕は好きになってしまうんだ…




「…シム君は…泣き顔だって可愛いんだから。俺だけに見せてよ…」


って、どう言う意味、、









ぽむぽむ(੭´・J・)੭(*;;)シム君…

これは、リアルホミンです



有難う御座います(´•̥̥̥ω•̥̥̥`)♡


にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村


関連記事