2016_08
17
(Wed)00:00

オトコはツライよ #55






遡る事、数時間前。



息子を寝かし付けた課長が僕の背にピッタリとくっ付いて来た所までは普段通りだった。


その後だ。

首筋とか頸に啄ばむ程度のキスを受けて、擽ったさから身を捩ったら。

今度は唇を塞がれて。

初めは本当に啄ばむだけの可愛いキスを何度もして。

これ位なら僕ももう抵抗無く出来るから。

ひたすらその後もチュッチュッ、チュッチュッ。

でも段々と課長が僕の唇を食べるみたいに角度を変えたりして濃厚なやつへと移行しようとして来て。

それには少し、抵抗をしてみたりしたけれど。

やはりキスには手馴れている課長の方が数段うわてで。

息継ぎの隙を見計らってはするりと難なく舌を挿れ込んで来る。


そうなればもう、僕には成す術も無く…

ずるずると濃密な口付けを交わすしかないわけで…

頭の芯までボーッと蕩けるようなキスに酔いしれ始めて。


だから、この時の僕の意識は上半身ばかりに集中。

下半身は無防備な状態だったんだ。



課長から与えられる甘美なキスに、身体も心もとろっとろに溶けていたら。

無防備なソコに突然刺激が走る。

パジャマ代わりのハーフパンツの上から課長の手が、僕の股間部分を覆い。

そして、そのまま布ごとにぎにぎと鷲掴み。


その時点で。

僕は自分が勃ち上がっていた事に気付いたんだけど。

時既に遅し。

抵抗する力よりも、脳内では久し振りに与えられる快感の方が勝ってしまっていて。

課長も、抵抗と言えるような反撃が僕から無いのをいい事にどんどん大胆な行動を仕掛けようとしていた。



「ちょっとだけ腰浮かして」


相変わらず、首は後ろに座る課長に捻られたままで僕は課長のキスを受け続けている。

そんな中で、息を乱してるのは僕だけ。

課長は落ち着いた感じでそう指示をしたかと思えば、腰を浮かそうしている僕を支えながら器用にハーフパンツを脱がしに掛かり。

でも、最後まで脱げずに膝の辺りで留まったのはそのまま放置。

要はハーフパンツが邪魔だったけど、下着さえ見えれば後は用無しって事。


ここまで来ても。

…僕は課長の次の行動を止めようとはしなかったんだ。


課長の手が。

下着の中に入ろうとした時なんて、寧ろ腹筋に力を入れて入りやすくしていた気さえする。


キスも、乳首も。

あんなに抵抗したけれど…これだけは抵抗なんてしたいとは思わなかった。

これこそ、哀しきオトコの性と言うか。

本能的に理性よりも羞恥心よりも煩悩が勝ってしまう。


だから、僕は。

溜まっていた全ての物を吐き出せる機会を受け入れただけ。


それが課長の手によって行われる事であったとしても。

もう僕の中には理性の欠片さえも存在していなく。

下着の中では不充分な動きしか出来ない為に、止む得ず外に晒された自分のソレをどこか他人事みたいに感じながら。

課長の手付きが焦らすようにじわじわと追い詰めると。

それに伴って卑猥な音が耳に入るのだけはちゃんと自覚があったりなんかして。

出してスッキリしたいのに、この刺激が永遠に続けばいいとも願ったり。

ぷるぷる震える太腿の付け根を丹念に擦り上げる手の動きに合わせて。

自然と爪先にぎゅっと力を入れて堪えたり。


しきりに後ろからは「我慢しなくていいよ」と優しい囁きが聞こえて来るけど…






そして、我慢に我慢を重ねた結果。

久し振りって言うのもあってなのか、今までに無い程に量も時間も凄くて。

結局は下着もハーフパンツも汚してしまったんだ。





と、言う流れから。

大まかにはティッシュで拭き取れたけれど、一度洗い流す必要があると判断されたみたいで。

課長の腕を借りながら。

と言うか、ほぼ課長に引き摺られるようにかなり恥ずかしい格好のままで風呂場へと連れて行かれた。



出した後って、正直まだ余韻が残ってるんだ。

だから。

課長が一緒に浴室に入った事なんて。


ボーッとしていた僕にはちっとも気付く暇が無かった。














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