2016_06
17
(Fri)00:00

オトコはツライよ #12








…おかしい。


明らかにおかしい気がする。




甘えると言えば課長が僕に寄り掛かるとか。

そんな体勢が合ってるだろうに。




今の僕はと言えば。


課長に後ろ向きに座らされて。

そのまま包み込まれている。



…これは所謂、バッグハグ状態というやつでは?



「…甘えて…ます?」
「うん、甘えてるよ…」
「はぁ、、そうですか…」
「シム君ってさ」
「はい」
「すっげぇ撫で肩じゃん」
「…ですね」
「後ろからぎゅって、したくなるよね?」
「……」





そうか?



と言うか、自分で自分の肩はぎゅって出来ないだろ…





時々思うんだけど。

課長の中でしか通用しない『チョン・ユンホ定義』に、僕が振り回されている気がする。





「水飲みたいな」
「……どうぞ」
「じゃなくて、さ。うん、そうそう。ありがと……うまっ」
「……」




でもさ、こうして。

振り回されてるって分かっていながら、結局従ってるのは僕なんだけど…


今も、水を飲みたいって言われてテーブルに置いてあるコップに水を注いであげたら。


口をパクパクして催促。

もう少し手を伸ばしてそのままコップを掴めばいいのに、何故か僕から水を飲ませて欲しがる。



何と言うか、はたから見たら恐ろしく滑稽だろ。



でも。



これが課長の甘えスタイルなのかもしれない。





だけどさ。


火照った顔を僕の項に擦り付けるのは。


…止めて欲しい。



ぞわぞわする。いや、ゾクゾク?

兎に角、鳥肌が立って寒気が走るじゃないか。



「課長」
「……」
「課長」
「……」
「……チョン・ユンホ…?」
「……」




…寝てるし。

さっきまでちゃんと喋れてたのに、いつ寝るタイミングだった?


ま、いいか。


………しかし、あったかいな…ふぁぁ…









僕の目が覚めた時には。

お互いの身体に腕や足が絡み合っていた。




そして、そっとそこから僕だけ抜け出た。



甘えさせたのに、甘えてるみたいで。






気まずかった。










昨日はコメント欄を恐る恐る開けましたが。
初めましての読者様からのコメントや、私の意図を理解して頂いているような感想に癒されました(*˘︶˘*).。.:*♡
私も偶にイチ読者としてコメント入れる事がありまして、その時のドキドキ感や「どんな返事が来るかな〜」のワクワク感を知っています。
皆様の貴重なコメントをまた励みにさせて頂きます♡
あ!勿論、読み逃げも大歓迎です(〃∀〃)ゞ




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