2016_05
13
(Fri)01:00

Sirius~星がくれた恋~ #37





まさか、このタイミングで…




スマホにチャンミンからの着信があった頃、俺は校長室に呼び出されていた。

何故なら、校長名で密告文が送り付けられ。

その内容は俺とチャンミンの仲が普通の関係では無いと言うものであった。

証拠となる写真などは無いものの、この事を裏付ける物は確かに存在すると書いてあり。

それを公表されたくなければ、俺をこの学校から追放する事を条件としていたんだ。

俺がこの学校を去らずに、春も顔を出した時点で教育委員会に同文書と証拠の品を送り付けると脅しの文も一筆。


校長は、今騒げばチャンミンの進路が危ういと説明し。

ごく数人の教師にかこの事を漏らしてない内に処理をしたいと、俺にそう告げた。









恋愛は各々の自由だと、そんな風に何処か簡単に考え過ぎていたのかもしれない…


「ユノ…今はまだ頭が混乱してるだろうからとやかくは言わないでおくが、物事は長いスパンで考えろよ」


それだけを言うと、ヒチョルヒョンは軽く俺の肩を叩き、準備を後にし。

一人残された部屋で吐いた溜め息は静かに響くだけだった。

その時、またスマホが震え。
液晶画面にはチャンミンからのカトクメッセージが表示されていた。

それには短く、合格した旨の内容。

そしてまた、溜め息が出た。



長い……スパンか……



ユノの頭の中は、今はチャンミンの未来だけがただ浮かぶ。

彼がこれから歩む人生。

それに傷を付けるのも輝かすのも自分の結論次第だと。


ユノに、迷いは無かった。





「…あぁ、俺だけど…突然電話してごめん…」




ユノは結局、その日のうちに自分の行く末を決めたのだった。










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