2015_01
23
(Fri)22:40

岐路 episode 12

あー…結局、あれからモヤモヤの原因を考えてみたけれどよく分かんないや

多分…あれだな、俺にとって"宝物"で"特別"なチャンミナをキュヒョナに取られた焼きもちだな!

って俺は子供か…



まぁ、この事はもう考えるのはよそう…

そうだ、もうカムバまで時間が無いんだよ!!
それどころじゃないだろ?!








はぁ……

以前はステージに立つ前に緊張していたのに、今は違う…既に緊張して胸がつまりそうだ…




普段の俺とステージのユノは別人だ
だからステージに上がる時は必ずおまじないをするんだ

「ユノならやれる…最高のステージを魅せろ!」って…


それが今度も出来るのかな…
一人で立つのは初めてだから…


弱いな、俺
神様、お願いです…力を貸して下さい…

















「ユノ?」

「あ…チャンミナ…」

「…どうしました?」

「俺…」

「ユノ、僕が居ますよ」

「あぁ…」

「ステージの隣には僕が居ますから、ね」

「チャンミナ、ありがとな…」

「感謝するのは僕の方です…ユノ、ありがとう」




ふっ…何やってんだ俺…




「二人でやってやろうぜ!」

「えぇ!」















神様…
俺の願いを叶えてくれて有難うございます…




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー






カムバ当日、僕は驚く程冷静だった

だってやるべき事はとことんやったんだ
ユノも僕もこの為だけに頑張ってきた

後はもう前に進むしかない

僕にはユノが居るんだ











…けれど

ステージが近付くにつれてユノの様子が明らかにおかしかった

顔は青ざめ、しきりに十字を切ってお願い事を唱えているんだ

普段の天真爛漫なユノともカリスマのユノともどちらでもない、初めて見るユノの姿だった



もしかして…
ユノはステージに立つのが怖いのかな…?


そう思うと声を掛けずにはいられなかった




目線を合わせるユノの目は酷く怯えていて
思わずその震える体ごと包んでしまいそうになった

ユノは男だ…それは出来ない…

でもどうしてそうしたいと思ったのか…分からない




僕の言葉に徐々に目に力を取り戻すユノが嬉しかった

ありがとう、と言われて胸の奥がツキンと痛んだ…



それは僕の方だ




そして初めて素直にユノに気持ちを伝えたんだ…





生気を取り戻したユノと交わした熱い拳




触れる手もそして心も熱かった






僕は…ユノの支えになれたんだね









「二人でやってやろうぜ!」

「えぇ!」













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