2016_02
04
(Thu)00:00

迷い猫 #4






男同士のセックスがこんなに手間取るもんだとは知らなかった。

色気もクソもなく、やる事やる為に服も下着も全部脱ぎ捨てたあいつが俺の息子を下着から取り出して舐め始めた姿を見て。

俺はあっさりと欲情したんだ。

だから、そんなまどろっこしい事を省いて一気に押し倒して挿れてしまおうと。
奴の身体にのし掛かって尻の穴に突っ込もうとしたら。

「馬鹿ッ!がっつくな!」

思いっきり腹をグーッでパンチしやがったんだ。
猫パンチなんてもんじゃない、あれは本気の拳だった。

「ッイテテ、、何すんだよっ!?」

「はぁ!?それはこっちの台詞だろ?準備もしないでいきなり挿れる馬鹿がいるかよ」

上にのし掛かっていた俺を押し退けると、奴は初めてここに来た時に持っていた肩掛けバッグからゴソゴソと何かを取り出すと。
それをおもむろに自分の尻の穴に塗り込め始めた。

「何だよ…それ」

「んー、ワセリン。あんたに分かりやすく言うなら、ソレとここを繋ぐ潤滑剤かな」

ソレ、とは俺のアレ。
尻に挿れる為にそんな事をしていたなんて初めて知ったぞ…
って、事は昨夜も俺が寝ている間にこいつは一人でこんな事をしてたのかよ…

何だか一気に眩暈が押し寄せる。
その間も奴は俺の視界から逃れるように背を向けながらも穴を広げていて。
手持ち無沙汰って言うのか、何だかソワソワして落ち着かないもんだから、つい…

「…手伝おうか?」

奴は驚いたのか、顔だけをこちらに向けて「本当に馬鹿か?」と、小声で呟いた。

でも、その耳とか、頬っぺとか。
薄っすらと赤く染まっているのが薄暗い部屋でも分かるし、そんなのを見せられて俺はそれを放っておけなかったんだ。

また前に顔を戻して奴の気が俺から逸れたのを見計らい、後ろから軽いヘッドロックをキメてベッドに沈ませると。
不意打ちを喰らったあいつはジタバタと暴れる事も出来ずに、後ろに倒れ込んだ反動で指も尻から抜けてしまった。

その隙に回り込んだ俺は奴の身体の間に割り込んでやって。

「あっ」

と、あいつが声を上げた時にはもう既に俺の指は少し拓き掛けてた部分に入っていたんだ。

「意外とあったかいな…」

素直な感想はそれだった。

「ほんっと、、ばっかじゃねぇのあんた…」

奴は目を見張って俺を睨んでいた。
けれど全然怖くないし、寧ろ可愛い。
ん?可愛い?何だそれ…まぁいいっか。

「そうだよ、今頃知ったのかよ」

ニヤリと笑って言ってやった。
開き直った俺のハートは強かった。

呆れたのか、あいつは顔を腕で覆って何も言わなくなり。
その後は俺の指の音だけが静かな部屋に響いた。

自分の尻の穴になんて一生指を突っ込む事は無かっただろう。
なのに、他人の身体をこうして無心で弄り続けているのがふと可笑しくなって来て。

笑いを堪えて奴を見上げると。

あいつは…
小刻みに震えて、浅い吐息を繰り返していた。

俺はそれにびっくりして、思わず「痛いか!?」って、指を止めたら。

奴は、はぁ…と深く溜め息を吐き。

「逆…」って。

その時、チラッと腕の隙間から覗かせた瞳に水の膜が見えた。

萎えてた筈の俺の下半身にずくんっと重たい熱が集まる。

「お前、、、反則だろそれ…」

「…ハァ?」

身体を起こそうとした奴の肩をシーツに縫い付けて。
もしかしたらまだ不十分だったかもしれない穴に俺の昂りをあてがうと。
暴れていた奴はびくりと身体を震わせて

「…あんたの、デカイんだから慎重に挿れろよ」

そして、長く息を吐き出した。

「うっせぇ」

慎重にとか、デカイとか忠告されて自分の性器を見つめ直すとさっきまで萎えていたのが嘘みたいに張り詰めていて痛々しい。

マジか…
思わずゴクリと生唾を飲んだ。

「今更、怖じ気付いたのかよ?」

ハハッと乾いた笑いが聞こえ、俺は…

「逆」

そう言ってあいつが笑えないようにその身体に楔を打ち込んだ。



勿論、男とやるのは初めての事だし。
今までだってこれっぽっちもやりたいなんて思った事も無かったけれど…

正直、良かった。

なんて言えばいいのか、初めは尻の肉を割り入る度にあいつが顔をしかめるもんだから。
罪悪感みたいなのが込み上げて来て、少しだけ怯んだりもして。

それで動きが鈍くなった俺を見て、「大丈夫だって…」と奴が潤んだ瞳を細めて苦しげに笑ってみせるから。
またむくむくと性欲が戻って来て。

ちょっとずつちょっとずつ、腰の振り幅を大きくしていった。

そうこうしている内に段々とコツみたいなのが掴めて来ちゃって、気付いたら結構奥まで抽送を繰り返していたんだ。

でも、あいつは俺の下で「ふっ」とか「ンッ」とかそんなんばっかりで本当に気持ち良くなってんのかは分からなかった。

だから、俺は自分の事だけに集中する事にして。
ただひたすら竿の括れとか奥の締まった所とか、イイトコロを狙って腰を振り続けた。

そして。
時間にしたら数十分?そこら辺はよく覚えてねぇな。

徐々に出し入れの速度を上げた俺は吐き出す事しか頭の中になくて。

「中は、、やめろ…っ!」

そう言われた時にはもう遅かった。

ドクドクと溢れ出した熱は、奴の中だった。


その後、俺は散々あいつに怒られてしまい。

「知識無いくせして主導権握んなッ‼︎」って言われて。

「ごめん。次までにはもっと勉強しとく」

って、言ってやったんだ。

奴はそれに対して何も答えずに尻の穴にティッシュを詰め込んで風呂場へと消えて行ったっけ。


じゃあ、また次があると思ってもいいって事だよな…?

本当、開き直った俺は強い。

そう思う。









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C.O.M.M.E.N.T

(/ω\)

あゆさん、おはようございます

本当に前向KINGですね٩(>ω<*)و
うんうん、やっぱりすごく好きなタイプです、このユノさん。リアルっぽくって...

そして、一方のシムコヤンイも、ボソボソ言う内容がまたリアルっぽくって(ノд-。)
今回のエチが露骨なものじゃなくて、生々しいのにそれを感じさせないのは本当にすごいです

こういう作品が本当のホミン小説なのではないでしょうかね(∩´∀`∩)*゜

隙あらばテ〇ンを送り込もうとしてたのが、なぜバレたんだろう...聞いてみたらふたりとも好きィ〜って言ってて、帰らせようとしても帰んないんです
だから覗き見続行中...(* ̄m ̄)

あんなに女の子っぽい可愛らしさなのに、実は肩幅がしっかりあって男らしい身体をしてるんですよね
あの子がシムコヤンイみたいななで肩だったらと思うと...兵役に行かせるのもこわいです

2016/02/04 (Thu) 06:26 | ゆんちゃすみ #- | URL | 編集 | 返信

ゆんちゃすみ様

ゆんちゃすみさんおはようございます( *´艸`)コメント有難う御座います♡

ね、前向KINGでしょう(笑)
だからこそ展開が早いんです〜♪
全てに開き直ってるユノさんと謎のチャミ猫の交尾をまたゆんちゃすみさんとテ◯ナに覗かれていたとは………((( ゚д゚ ;)))

どっちも好きー♡って!それこそ言いそうな台詞じゃないですかぁヾ(≧з≦)ゞブッ
でもその間、ゆんちゃすみさんはどうするんですか??
その場に居るんですか(笑)??キニナルゥ〜!!

2016/02/04 (Thu) 09:21 | あゆ #- | URL | 編集 | 返信

ヘッドロックで沈めちゃいけません🙅

あゆさん 皆さん ニィ〜ハォ♪(´┏∀┓`)ゞ
今日は仕事休みなので 何かとダラダラして
おります❀.(*´▽`*)❀.

ユノってなんか何から何までうけるんですけどぉ
( ̄∀ ̄;)
イキナリチャンミンの可愛い🍑尻に
あのユンポウを突っ込もうとしたり(;゚;ё;゚;`) !!
チャンミンをヘッドロックで沈めるし……( ̄∀ ̄;)
えーっと 何なんですかね?おっ?(笑)
中に出したら🙅だよ!!って
チャンミンが言ったのに
暴れん坊将軍ユンポ君は
止められませんでしたとさっ(´▽`) '`,、'`,、
チャンミン怒りながら🍑尻にティッシュで
押さえて逃げちゃったでしょうが!!(¯―¯٥)
想像したら笑っちゃったわwwwwwチャンミン ミヤネヨ♡

あゆさんも忍者の風邪がうつっちゃいましたか
エーン!o(>д<。 o)。o○
付きっきりで看病するからうつるんです(*´・д・)(・д・`*)ネー
その風邪オババに移しちゃえ!!( ・ิ౪・ิ)
仕事から帰ってから忍者が帰ってくるまで
少しでも 昼寝とか出来たらいいんですが
なんせ🏠にはオババが居るからねぇ(¯―¯٥)
たまには 友達と遊びにでかけたり
旅行にいけば良いのにね( ✧Д✧) カッ!!

2016/02/04 (Thu) 12:25 | くみちゃん #- | URL | 編集 | 返信

あゆさん、こんにちは♪
風邪はどうですか?辛かったら、すぐに休むんですよ。
でも、オババがな~~、今までの話を聞くと、私がするから寝ときなさい!とは、言わなそうだしな~~
あゆさん、今日は、手抜きですよ!
あとは、旦那さんか…………うちも、同じだから、こればかりは、何もいえねえ~~(╥ω╥`)

ユノのお巡りさん、ポジティブですね。
しかし、いきなり挿れては痛いです……
チャミ猫も、見えないようにして、拡げるとは、可愛い猫ちゃんです。
でも、尻にティッシュ詰めこんで、お風呂場に行くとか……(笑)垂れるからね……(笑)
エッチな場面なのに、なんでだろう。
ユノのお巡りさんがポジティブだからかな、お茶漬けサラサラみたいに、すっと頭に入っていくんですよ。

猫パンチならぬ、グーパンチ。私も、旦那にやってますよ(  ̄▽ ̄)痛い、と言われるけど、無視ですね~~(笑)

2016/02/04 (Thu) 15:32 | れいか #ZWYNVvrI | URL | 編集 | 返信

くみちゃん様

くみちゃんさんこんばんは( *´艸`)コメント有難う御座います♡

お休みの日に家でダラダラっていいですよね💓
久しぶりにぼへ〜と過ごしてみたい( ̄m ̄〃)

くくくっ、このユノさん本能のままに生きる野生動物だと思って下さい(。 >艸<)
それをあしらいながらもツンとデレを発動するチャミとの対峙物語。かな(笑)

ヘッドロック決めたらチャンミンが死んじゃいますよねw(゚△゚)w 
で、出すなと怒られてもめげないユノさん(笑)
ハートがお強いこと////

風邪は薬が効いて、喉の炎症も治まって来ました💓
今回、お医者さんを変えてみたら薬が効く効く!!変えて正解でしたね〜♪♪
ね、おばばが居ない家でのんびりとゆっくりも寝てみたいもんです(≡Д≡;)

2016/02/04 (Thu) 21:08 | あゆ #- | URL | 編集 | 返信

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2016/02/04 (Thu) 21:12 | # | | 編集 | 返信

れいか様

れいかさんこんばんは( *´艸`)コメント有難う御座います♡

ご心配をお掛けしました(*˘︶˘*).。.:*♡風邪は薬が効いて喉の炎症も治まって来ました💓
流石、お医者さんのお薬です!!
おばばねぇ…我が家の夕飯は18時なんですけど、作り終えて配膳を済ませたと同時に「いただきます」と勝手に食べ始める人ですからね(≡Д≡;)
私の事など二の次、三の次ですわ〜
で、旦那は雪山訓練と当直が続いて土曜の朝まで居ません!
だからこそ倒れないようにお医者さんに駆け込んで正解でしたー💓

そうそう!!お茶漬け感覚でサラサラサラ〜と読んで頂きたかったんです\(//∇//)\!!
良かった〜意図が伝わって♪♪♪
山も谷もそんなに無いけれど何だか癖になるようなお話が書きたかったんです💓

旦那さんにグーパンチ(笑)!?そんな事をしたら倍になって返ってくるので仕掛けませんヾ(≧з≦)ゞブッ
おもしろーいれいかさん💓

2016/02/04 (Thu) 21:14 | あゆ #- | URL | 編集 | 返信

ひま***様

ひまさんこんにちは( *´艸`)コメント有難う御座います♡

昨日は風邪薬の所為で9時台にベッドインしました〜!薬の効き目は抜群です(๑°ㅁ°๑)‼✧

うはっ!ひまさんのツボはそこでしたか\(//∇//)\
でも…嬉しい…💓何故なら、このお話は読み切り短編を繋げていくスタイルを考えているんですけど。
次の作品にこの肩掛けバッグチャンミンの写真が使われる予定なんです!!!
だからこそ、リアルに書けたんです(。 >艸<)!凄い〜ひまさん♪

このポジティブユマワリさんあげまーす(笑)
凄い上向きなんですよね、色んな所が…(笑)下ネタか!?

で、で!食パンちゃん(´•̥̥̥ω•̥̥̥`)♡私も、このひまさんのお話だけで好印象だったんですけどぉ〜引っ越してしまいましたか、、、
しかし!一途なノー勉君に惚れそうよ、おばちゃん///
しかもしかもヨンファ氏の若かりし頃に似てるとな!?思わずねググりました💓
めちゃめちゃかっこいい…\(//∇//)\
機会があればお目にかかりたいものです💓
いいなぁ、子供達からそんな事を話して貰えるひまさんみたいなママさんになりたいです(*˘︶˘*).。.:*♡
実は私も両親にはオープンに話してました(笑)両親もオープンだったので。
忍者ともそんな関係になりたいです♪

2016/02/05 (Fri) 13:21 | あゆ #- | URL | 編集 | 返信

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