イクメンウォーズ #40

- Yunho side -
玄関のロックを外し、そっとドアを開ける。
そのまま音も立てずにヒタヒタと足音を忍ばせ、リビングの覗き窓をチラッと見やる。
ーーーーやっぱり
キィ…更に音を忍ばせ、リビング、ダイニング、そしてキッチンへと。
「っうわ‼︎」
突然背後から抱き締められ、体を大きく跳ねあがらせる愛しい人。
ったく…
「良い子にしてろって言っただろうが」
ん…?、とわざと甘く耳元で吐息を落とす。
ぶるりと背筋を震わせる華奢な体。
「だって、、、1人だと…寂しくて…///」
しゅうんと音がするように項垂れた首筋が真っ赤に染まっていて。
くそッ、何だよ、、、こいつ
堪らず露わな項に噛み付いた。
「ひゃんっ、、」と、ビクビクと体を大きく反らせた反応で、再びブワッと熱が下に集まり出すのを感じ。
慌てて、その体を離してやる。
「わりっ、、腹減ったよな。チキン冷めねぇ内に食うか」
ぽんぽんと。
まだ項垂れたままの丸い頭を撫でて、リビングの外に置いて来たチキンを取りに向かおうとした。
なのに、だ。
「あの…食欲よりも…そのっ、、///」
あのさ…
お前のそのスイッチって何処にどんな風に繋がってる訳?
ソファーに大股を開いてる俺の体の間で、ふわふわの茶色い髪の毛が揺れている。
ジャケットは皺になるからと、傍に軽く畳まれているものの。
スーツのズボンは俺の足元でたぐまったまま、更にその上にお前が座ってたらこれだって皺になるだろうがよ…
つまり。
上着までは何とか理性を保てたけれど、下を脱がしながら、いざ、モノを目の前にしたら。
呆気なく理性が飛んじまった、て事だよな?
ハァ、お前の頭ん中ってどうなってんだよ…
はぐはぐと苦しそうに喉奥まで咥え込んで。
それでいて、辿々しい舌遣い。
突然、思わぬ箇所をいきなり刺激される。
予想もつかねぇな…お前の愛撫は。
まるで、お前そのものって感じか…
「おい」
いい加減離さねぇとまたこいつの口の中に吐き出しちまう。
一度も目を合わせようとしない奴の頭を強引に上に向かせた。
「、、、んっ、、、ふ、、?」
『林檎みてえだな』数時間前にそう感じた頰っぺたは益々艶を帯び、はち切れんばかりに膨れていた。
「えっ、、?」
もう一度、呼び掛けに応えるように口をモノから外した際に、透明な糸が粘着度を増して。
ぶるん、と。
俺のいきり勃つモノを瑞々しく揺らした。
そして。
あいつの口元にも、その粘着質がべっとりと纏わりつき。
「良く、、ないですか…?」
不安気に揺れる瞳で、頬を染め。
上目遣いで見上げるその顔を一層、いやらしく映し出すばかりだった。
くそッ
「お前…俺を殺す気かよっ、、」
更に体を引き上げさせ。
苦しいと、訴えるのも構わずに強引に。
その濡れていやらしく光る口を塞ぐ。
すかさず股下に手を伸ばすと、
案の定。
ガチガチでパンパンに張り詰めたモノ。
驚いて腰を引くのも許さずに、無造作に取り出して軽く扱いてやった。
唇は俺に塞がれ、下は俺に掴まれ。
手が宙を彷徨って一旦、俺の腕を掴みかけたのを引き剝がし。
軽く扱いて更に硬くなっていく奴のソレを握らせる。
そしてその上から俺の手も重ね、扱きに扱いた。
「やっ、」とか「っう、、」とか呻きの感覚が短くなったのを見計らい。
放り出されていた俺の存在をあいつにも分からせるようにわざとぬるりと擦り付けながら。
滾る熱を2本重ね合わせる。
無意識だろうが、奴が目の前で手の動きに合わせて腰を振り出したのには少々驚きつつ。
互いの擦れる皮が酷く気持ち良く。
絶頂を目指し乱れ切った姿を脳裏に焼き付けたまま熱を吐き出した。
すっかりと冷め切ったチキンがリビングの外に放置されたまま。
「なぁ、一体どうした…?」
ようやく呼吸が整い出したあいつの濡れた髪を梳いてやって、柔らかく尋ねる。
「………///1人で待ってるのが寂しいって思ってて…顔見たら…したく、なったんです…」
それって。チキンには、勝ったって事か…よ
ーーーーお前、
本当、殻に閉じ込めてやろうか?
さぁ、40話を超えますね♪
そろそろseason1を締めていきたいと思います。
あは、突然でした(笑)?すみませんf^_^;

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