2015_01
22
(Thu)22:00

岐路 episode 11

僕にとってユノは…チャンスを与え続けてくれる人…



キュヒョナが言ってたように、こんな棚からぼた餅みたいな事はまず無い話だ
最初のきっかけはシンさんだったにせよ、その後は全てユノが関わっている

ユノが居なかったら…あの曲は日の目を見る事は無かったかもしれないんだ

あの曲…











僕は小さい頃から外交官である父親の教育の元、勉強一筋で育てられた

当たり前のように塾に通い、中高と進学校へ進み、難関とされるソウル大学へも良い成績で合格した

そして学部も外交学科を選び、父親と同じ道を目指していた
その事に何の疑問も持った事は無かったんだ

それが大学一年の夏、一本のギターと出会った
何気無くウィンドウショッピングをしていた楽器屋で一目惚だった

それからは毎日の様にその楽器屋に通い練習を重ねて徐々に腕を磨いた
すると次は自分で曲を作ってみたいと言う願望が生まれ、今度は作曲に夢中になっていったんだ

勉強も勿論、落ちこぼれない程度にやっていたし何とか卒業は出来ると考えていた……

けれど、父親は甘くなかった
僕からギターを取り上げようとしたんだ

父親の言いたい事は理解出来た
でもそれに素直に従えない自分が居た

…やっと出来た趣味、それすらも許されない人生に何の意味があるのか?

僕は初めて、父親に反発をしたんだ

そして家を追い出された

友人の家を渡り歩いて何とか大学は卒業したけれど、卒業と同時に一人暮らしをして細々と生活をしていた

けれどその間もずっと曲を作る事だけは止めなかった

いつしか趣味は夢に変わり、そして仕事になっていた

それも決して平坦な道のりでは無かったから、今でもこの仕事をとても誇りに思っている

いつかは父親に認めて貰いたい…それだけが常に心の片隅にあったのも事実だった




そして、あの曲…"岐路"は僕が父親と音楽の選択の岐路に立たされた時に作った曲だったんだ

ユノが歌うと決めて…僕とステージに立つ事を望んだ
それが彼の大事なステージを飾る曲…




"側で支えてやれよ"…か

僕の夢が叶えられるかもしれない
父親に認めて貰えるかもれしれない


…本当は僕がユノに支えられてるんじゃないのか



もうユノと同じステージに立つ事に迷いは無い






ユノに出会えて良かった












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