2015_01
19
(Mon)14:15

岐路 episode 8



俺の名前はチョン・ユンホ

28歳
独身 彼女募集中
職業 アーティスト、俳優
性格は…天然ってよく言われるけど、ちゃんと計算してるから!
それにKYでも無いし!まったく…皆んな分からな過ぎ!
ぷんぷんっ
でも俺の表の顔は自分で言うのも何だけど…
アジアのスーパースター"U-Know Yunho"なんだ




俺は今…酷く動揺している…

何でって…それは………………
いや、、、、俺の思い違いかもしれないし………
でも、、、、あれは間違いなく………

唇だった…
あの感触は確かに………唇だったよな…

あぁ~~~~~~!!

俺はチャンミナとキスしてしまったんだぁー!


って言っても多分チャンミナは気付いていない、気付いていたら…もう口も聞いて貰えないかも…

はぁ~良かった…
って何を安心してんだ?!
そうだあれは事故とはいえ、、、、、チャンミナ…

柔らかかったなぁ…♡


ばっ////馬鹿か俺ー!勝手に思い出すな!!!!!
あんなのキスの内に入らないじゃないか!


でも…ぷにゅって…


はー・・・餓えてんなぁ…

キスシーンなんてドラマで結構してんのにお仕事モードでスイッチが入ってるから感情移入しないしな…

そう言えばプライベートでしたのはいつだっけ?
んー、前の彼女以来か…

あぁ…ご無沙汰過ぎてチャンミナの唇にさえうっとりしてるなんて…可哀想な俺

この事はチャンミナには黙っておこう!
…だって嫌われたくない…
せっかく仲良くなれたのに…



俺にとってはチャンミナは"特別"だから----------








チャンミナとの出会いは本人よりも作品の方が先だった

元々、バラードとか歌がストレートに伝わるような曲を好んで聴いていたんだけど
たまたまいいなぁと思って作曲者を確認すると「シム・チャンミン」って書いてある事が多くて

だからずっと気にはなっていたんだけど、今回のカムバに向けてシンさんから渡されたデモテープに驚いた

それには「シム・チャンミン」の名前と…

俺が心が折れそうになるとその曲で涙が枯れるまで泣き明かしていた、あの作詞家の名前があったから…

渡されたテープはアコースティックギターがメロディーラインを優しく奏でていて
そして耳にしっとりと流れる歌声



気付いたら涙が溢れ出ていた…


頭の中を駆け巡る歌詞は今の俺の心を
映していたんだ

その作詞家は女性とも男性とも、出会いとも別れとも、どちらでも取れるようなとても曖昧な内容が特徴で
その時々、または聴く人によって解釈が違う歌詞を書く人だった


だからその時の俺の解釈とシンさんや他のスタッフとの取り方は少し違っていたけど、これは絶対にアルバムに入れたい!
その思いは強く伝え続けたんだ

でもシンさんからは「ちょっと問題があって…」と言われていて
どうやら作曲家の彼が難色を示していると…

シンさんに一度、彼に会わせて欲しいとお願いをして
その時を待った



彼は…俺よりも若くこんなに穏やかで深みのあるバラードを作った人だとは思えない印象だった
だから尚更、色んな思いを込めてこの作品が出来たのかな…と感じて

彼の目の前で心を込めて俺の思いが届くように歌い上げたんだ


やっぱりとてもいい曲で…自然と込み上げる涙を堪えるのに必死だったよ

だって男が人前でボロボロ泣くわけにはいかないだろ?


ブースから出た俺を彼は大きな目を丸くして

「ぷッ」って…

えっ??って思ったけどここで思いを伝えないと後悔するとばかりに彼に熱意を伝えたんだ

彼の承諾が嬉しくてついつい一人で喋り倒しちゃったけど、彼は優しく最後まで聞いてくれていた

優しい笑顔にいいなぁ、友達になりたいなぁと心から思った

そして俺はチャンミナの歌声にも惹かれていたんだ…







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