Sirius~星がくれた恋~ #22

ユンホは確かに土曜日の午前10時待ち合わせの駅へと来ていた。
しかし。
そこにはやはりチャンミンの姿は無かったのであった。
10時が過ぎ、11時が過ぎ。
次第に雲行きが怪しくなり始め、ポツポツと雨も降りだしたがユンホの手には傘も無かった。
もし、チャンミンが駅に駆け付けても見つけやすいようにと駅の入り口に立ち続けるユンホの髪の毛はしっとりと雨露に濡れていたのだった。
午後12時半。
「くちっ」
ぷるぷると濡れた髪を揺らし、ユンホは無意識に自身の体を腕で包み込んでいた。
秋の雨は夏の夕立ちに比べてその温度は低く、体を芯から冷やし込む。
「...さむっ」
すると、俯きながら足踏みをして体を温め始めたユンホの視界にスッと入る人の足。
「いつまで待つ気ですか」
それはチャンミンの足であったのだった。
ユンホが見上げると困惑顔でそれは少し拗ねた様子にも取れる。
「約束通り来てくれるまでいつまでも待つつもりでいたよ」
「...来ないってあれ程言ったでしょう...」
「でもちゃんとこうして来てくれたじゃん、待った甲斐があったろ?」
ふふっと笑ってひょいっとチャンミンの傘に入り込むユンホの心は先程の凍てつくような寒さはもう消え去っていた。
*・゜゚・*:.。..。.:*・・*:.。. .。.:*・゜゚・*
「簡易プラネタリウムって結構しょぼいですね。まぁ、来年も使えるとしたらコスパはいいんでしょうけど」
「まぁな、こんなもんだろ。来年もプラネタリウムやるのか?」
「さぁ。僕はもう居ませんから」
「あっ...そうだったっけ。...くちっ」
「風邪引いたんですか?だからあんな所でいつまでも突っ立っているからですよ」
「うー・・・わかんねっ。この前、玄関で寝たのも悪いのかもしれないし」
「は、そんな所で眠るなんて何してるんですか」
「あー・・・、、それはそのっ。き、今日の服をヒチョル先生と買いに出掛けて、、、で、飲み過ぎて、、、そのっ、、」
「...道理で今日はかっこいいと思いましたよ」
「えっ!?本当か??ふふふ、流石ヒョンだな...くちっ」
「で、その後はどうしたんですか」
「ん?飲んだ後??んー、起きたらヒョンの家の玄関だった。結構寒かったかも、、、やっぱりあそこで引いたかな...
くちっ」
「先生?ちょっと、ふらふらしてますよ…えっ体が凄い熱いですよ!相当具合が悪いんじゃないですか!?」
「ん、そうかも....シムごめんっ、ちょっと肩貸して...」
「もう帰りましょう!先生、自宅まで一緒に行きますからもう少し歩けますね?」
「...うん、ほんとにごめんっ、、、ありがと...シム...」
*・゜゚・*:.。..。.:*・・*:.。. .。.:*・゜゚・*
「熱、相当ありましたね…一応常備薬があったからいいですけど、本当に無理しないで下さい」
「ごめん…」
「何か他に必要な物はありますか?近くのコンビニで買って来ますよ」
「いい、大丈夫…それよりも…」
「どうしました?」
「さっきからすごい…さむいんだ…」
チャンミンがユンホに触れると相当な熱で、体はぶるぶると震え上がっていた。
「シムッ…さむいっ…」
ユンホが手を伸ばしてチャンミンの体を引き寄せ。
バランスを崩したチャンミンはそのままベットに横たわるユンホに覆いかぶさる形になってしまい。
既に熱に浮かされ始めているユンホに縋り付かれ、チャンミンは仕方なくユンホの体をさすったのだった。
肩に伸し掛るユンホの顎。
首筋に触れる荒い吐息。
ユンホの服の裾から手を忍ばせると熱い体がピクリと跳ね。
無意識にうわ言の様にチャンミンの名前を呼び続けるユンホ。
密着する体温によってチャンミンの心の熱も上がってしまったのだろうか。
浅い呼吸を続けるユンホの体に指を滑らせ。
ビクビクとしなる肩に唇を当て。
熱で真っ赤に染まる鎖骨をリンパとは逆に撫で上げ。
ひくつく首筋に吸い付き。
熱い吐息を。
塞いだ。
「…んっ…シ…ム……」
絡み付く舌の熱さにチャンミンは
我を忘れたのだった。
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C.O.M.M.E.N.T
こんばんは( ˆoˆ )/
あゆさんこんばんは*ˊᵕˋ)੭
ユンホ先生何時間も待ってていじらしい!!そしてそれを影から見るちゃーたんも♡
お互い気にしてて、なかなか素直じゃなくて…
そして熱を出してそのままベッドで絡み合うとか(///ω///)
ああ、今夜も眠れません♡
うわーん(つд⊂)
あゆさん、皆さんおはようございます
もう…だから…貴方はどんな時も何をやるにもがむしゃら過ぎるんです。それだから貴方の周囲の人間は貴方という人に骨抜きにされるんですよ。もう…泣かせないでください。歳とともに涙腺が緩くなってきているんですから
ハァ♡(●´ω`●)
熱が上がる時のゾクゾクする身体には、体温の高そうなシムくんは最高の保温器になり、上がりきった熱を冷やすのにこれまた素肌のヒヤッとした心地よさ…
って脱いでないか(/。\*)ハズカシイ
はぁぁぁぁん♡
深いヤツしてる!深いヤツの方のちっす
うなされながら先生の舌が…ハァハァ
いかんいかん!いくら早く起きちゃったからと言って朝からコレはいかんやつだ
(〃艸〃)
ヒッヒッフゥーヒッヒッフゥー
落ち着け私!落ち着くんだ!!
ちょっと昨日から色々と興奮し過ぎちゃって(だから違いますって!破れたトコロから覗く何かになんて興奮してないです!)ちょっとヤバイので、こういうのがクルんです♡
朝から支離滅裂な文をお許しくださいませ
しおん様
おはようございます(*ノ∀ノ)コメント有難う御座います♡
寒さで震え出したのを遠目から見ていたなんていじらしいでしょう(*´罒`*)ニヒヒ♡
このツンチャミ、まさしくゆ◯ちゃすみさんにそっくりなんですよ。
口ではあーだこーだ言いつつも毎日その姿をちゃんと追い、一喜一憂してるんですの♡
し・か・し。
とあるブロガー様の所でどうやらレラ様と浮気しているようなんですよね(ll゚艸゚ll)
ユノとレラ様を両天秤…裏山ですわ。
ゆんちゃすみ様
おはようございます(*ノ∀ノ)コメント有難う御座います♡
ひゃははは♡朝から興奮MAXですね♪♪
やっぱりちゃんと待っていてくれましたね(´•̥̥̥ω•̥̥̥`)♡
ゆんちゃすみさんが絶対に来てくれるって信じて待ってましたよぉ。゚(p'д`q*)゚。
そうそう、頑張りすぎるユノさんはいっつも限界を知らないから倒れるまでとことんやっちゃうんですよね。
ほら、見なさい。また熱なんか出しちゃって!
たまたま駆け付けたゆんちゃすみさんがツンチャミと入れ替わってベッドに入ってくれたから良いようなものを。
後は2人で熱を分け合ってベッドでイチャコラばふんばふんして下さいね(笑)
ちょっとこれから上のコメントの方のブログにコメントして来ます。
寝起きで読んで吹いた吹いた(笑)
【拍手コメント】ら***様
おはようございます(*ノ∀ノ)コメント有難う御座います♡
わー♡初めましてですね( *´艸`)
しかも86000のキリ番を踏まれたのですね‼︎
う、嬉しい。゚(p'д`q*)゚。今までキリ番踏んだよ〜の報告は皆無だったんです!
初コメで初キリ番報告(((o(*゚▽゚*)o)))
ら***さんとも何かの縁で繋がりますように💓
ふふ、まるで中学生の恋みたいでしょう?
本当の愛を知らないチャンミンが自分の想いに素直になれなくて少しだけ揺ら揺らしてるんです。
ユンホは常に真っ直ぐです。
だから甘い雰囲気を保てるんでしょうね♡
これからもうちょい甘くなります、お楽しみに♡
ら***さん、また遊びに来てくださいね(੭ु ˃̶͈̀ ω ˂̶͈́)੭ु⁾⁾
病人を襲ってはいけま、…いいです♡
あゆさん 皆さん
オハビーーム( ✧Д✧)———☆
爽やかな秋晴れですよ❀.(*´▽`*)❀.
ちょっと 何時間もチャンミンを
待ち続けるユノ可愛いΣ>―(*´Д`*)→グサリ
ってかいつも雨に濡れてるし(¯―¯٥)
それを遠くから見ている ツンチャンミン(//∀//)
ちゃんと昨日の事もさり気なく聞いてる
チャンミンに萌える〜〜(♡ˊ艸ˋ)むふッッッ♬*
そして またまたシムに看病される
ユノ先生!(¯―¯٥) えーっと どっちが
歳上ですかぁ?
毎回シムに助けられてる甘えん坊の先生( ̄∀ ̄;)
かっかばええはっ!!(>へ<。)
しかも 熱にうなされて
チャンミンの名前を呼ぶなんて( ・ิ౪・ิ)
その熱出した病人に
チャンミンったら何するの!!( ✧Д✧) カッ!!
初めては ユノ先生が 元気な時にしないと(//∀//)
病人に余計な運動させたら
ダメよ!!( ̄∀ ̄;)ちょっとだけならいいよ!
味見だけなら(๑´ლ`๑)フフ♡
あゆさんのこのブロクでいろんな方達と
知り会えてホミンペン中間が増えて
毎日楽しくて仕方ありません❀.(*´▽`*)❀.
あゆさん いつも ありがとう(*´ ˘ `*)
1番若いのにしっかり者で
ピョンテな仲間たちを まとめてくれて
ありがとう♡♡
仕事と育児としながらのお話更新
大変だと思うけど あゆさんには
ずっとここでみんなが 集まれる場所を
守っていて欲しいです❀.(*´▽`*)❀.
これからも 宜しくお願いします♡
追伸 あたしも真面目に書く時があるんですよ(笑)
先生、熱が…
あゆさん、こんにちは♪
鉛のようになった体は、ようやく?元にもどりました!しか~~し、また、金土日と、新人戦、幼稚園の運動会の準備、運動会と、目白押しです(-_-;)
新人戦は当番日でないです。でも、的に当てるプレッシャーが、やってる本人より、親のほうが凄いかもです。
先生、雨に打たれても、シムを待つ。
先生、くしゃみが、くちって、可愛いんですけど…
私なんか、くしゃみしたら、娘から、そのくしゃみはないね、て言われるほど、男らしいくしゃみです。
雨にうたれたら、熱でます。
熱にうなされてる先生を襲うシム。寒くて、体を温めるだけではないんですね。
どうなるんだろ、先生とシム。病人だし、意識朦朧だし、最後までですか?ワクワクドキドキ
夜中のユノさんは、ぜんぜん違ったユノさんで。
獲物狙ってる、鋭い目が思い浮かびましたよ。
その視線を感じて、身動きとれない、シム。
う~~ん、まだ、本調子に戻ってないですね。
は!幼稚園バスが、きてしまいました。
また、お迎えに行けなかった…(泣)
No title
こんにちわ~\(^o^)/
深夜3時のおやつ にコメント欄がなかったので、こちらに失礼しまぁす!
きゃぁ~ん♡獰猛な変態トラさんに狙われたバンビちゃん!
楽しみ過ぎる~( ̄m ̄* )ムフッ♪
K様って…もしかして私の知ってる、あの変態K様かしら…?
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くみちゃん様
こんばんはヽ(〃∀〃)ノコメント有難う御座います♡
すっかりとコメントが遅くなってすみませんค(TㅅT)ค
今日はこちらも秋晴れでしたよ♡
空が高くて気持ちが良かったです〜〜♪
ぐふふ、ユノが雨に濡れるってなんか可愛くて♡ぷるぷる毛を振る大型犬みたいな感じがしませんか?
なのでついつい濡らしちゃいます(笑)
そうなんです!段々とユノがチャンミンに甘えだしのです♪言葉遣いも甘ったるくなってるのをお気付きかしらん?
まるでレラ様といる時みたいにね〜♪
ささ、味見だけで済むかはもう1時間後の更新で分かりますね(笑)
ふふ、こちらこそ構って頂けて嬉しいです+゚。*(*´∀`*)*。゚+
先ずは読者様がコメントをして頂かない限りキッカケが出来ない訳ですしね。
皆さんの優しさが縁の元なんですよ〜♡本当、有難い話です。
出来る限りはお話を書いて交流の場を作りたいと思っています!
真面目なコメントに感動致しましたよ(´•̥̥̥ω•̥̥̥`)♡
れいか様
こんばんはヽ(〃∀〃)ノコメント有難う御座います♡
本調子では無いですか??それって体じゃなくてエロに関してですよね(笑)??
部長、やっぱり面白い、、、ヾ(≧з≦)ゞブッ
娘さん、お疲れ様でしたね!そっかぁ、見守る方が心臓に悪いのですね(;;;;;°∇°)
弓道とか、憧れましたけどそんなプレッシャーがあったとは知りませんでしたよ〜
しかし、また週末が忙しいようでil||li(ФДФ;) il||li
本当、倒れないで下さいね。オンマは1人ですもんね。大変だわぁ。
くしゃみ(笑)娘さんから突っ込まれる程!?えぇーそれは聞きたいかもです(笑)
私は鼻を摘みます。じゃないと変なくしゃみをしちゃうんですよ。
なのでユノさんみたいなくちってする人がいて、可愛いなぁとニヤニヤしてしまいましたの。
え?最後まで(笑)?病人ですからねー(๑¯ω¯๑)
幼稚園バス。
無念。
Ali様
こんばんはヽ(〃∀〃)ノコメント有難う御座います♡
でゅふふ。
ちょっとあっちはずっとクローズのつもりなんです。
獣ですよーユノさん(笑)で、狙われる側の草食チャンミン(*´罒`*)ニヒヒ♡
可愛くて仕上がっております♡
Aliさん、こんなのもありです?
卑猥なお話のだからってイメージ画像はお願いしなかったんですよค(TㅅT)ค
ありならお願いしたかったなぁ……
へ?へへへ。
はい。その変態様とくみ◯⚪︎◯さんの事ですね。
追伸。
ミンホ読めてますか?そろそろダメゾーンですよ(笑)
ひま***様
こんばんはヽ(〃∀〃)ノコメント有難う御座います♡
そうなんですそうなんです‼︎ツンチャミのツンがふにゃってます♡
だからどんどん気になることを解消し始めてているんですよ(笑)
可愛い奴めっ(੭ु ˃̶͈̀ ω ˂̶͈́)੭ु⁾⁾
うぎゃ。
ひまさんのコメントエロい〜〜〜〜\(//∇//)\
なんすかその指遣いわ‼︎
そんな描写いれてないのに凄い事になってるぅ♡
流石です、脳内妄想変換がグレードアップしてますな\(//∇//)\どひゃん。
公開して欲しいレベルのエロスご馳走様でした♡
懐かしいー(笑)
カチカチカチっボッ!懐かしいですヾ(≧з≦)ゞブッ
旦那の会社の社宅はいまだにそれなんですよね。何年か前まで社宅暮らしだったので思い出しました。
ふふ、陽の高い内から入ってたんですか笑?
あらまぁ、お年寄りには刺激の強い話ですわ\(//∇//)\
廊下でちょこっと聞き耳立てたいわ♡
でもそこでは無しだったなんて残念でしたねw(゚△゚)w
パンドラの箱を開けるんですか!?
何だか思い出と共に匂いとか時が戻って来そうです。結構、メルヘンな私です(笑)
是非共感想お聞かせ下さい♪
ううっ、ドキドキしてきた!