2015_10
01
(Thu)12:30

ムソク様の憂鬱 #15 -完-




意識を手離す前に口付けをしてまた浮上させる。


もうこれ以上受け入れられないと拒絶しながらも自然と背中に足を纏わり付かせるユンに。


またムソクの中の雄が吠えるのであった。








ムソクは感じ取っていた。


何故、突然ユンが自分と旅に出ようと言い出したのかを。


ユンが王として、本当の意味でこの国の頂点に君臨する時。


その傍には自分では無く綺麗に着飾った王妃の存在が必要であり。


ユンも含めその定められた運命には逆らえないのだと言う事も。


そしてその時が刻々と近付いている現実にユンが腹を括ったのだと。


何も言わずしてこうして自分との時を過ごし、ムソクの全てを受け入れ続けるユンに。


ムソクは察したのだった。










「あぁ!?ムンさんっ‼︎ちょっと、、これどういう事‼︎あぁぁぁ………」


衣服を整えようと重い体を起こしてようやく鏡台の前に立ち、ユンが驚嘆を漏らすのだった。


それもその筈である。


ユンの胸元や首筋、そして内腿など、柔らかい部分にくっきりと残る無数の痕。


それは如何にも、な訳である。


ぶるぶると手に持つ服を力強く握り締め、ユンはこう叫ぶのであった。


「ムンさんっ!こんな姿で外は歩けないよっ‼︎」


するとムソクは至って涼しい顔のまま。


「ならば出なければいいだろ」


平然と答えるのであった。


対して呆然としたのはユンである。




旅の日程にはまだ余裕があるのをムソクは計算済みであった。


もう暫くこうしてユンを拘束していたかったのである。


いつか人の手に渡る愛すべき王を。


今だけは


幼き日々を共に過ごし、愛を分かち合ったユンとムソクとして。


心と体に想いを刻みたかったのだ。










「なぁ、ユン坊…顔剃りも自分では出来ないのか?」


「なっ、、またその名前を……顔剃りなんてっ……出来ないよっ!」


ムソクを咥えながら息苦しさの中でも反抗するユンは微かに髭を生やし始めており。


その柔らかな髭が体に触れる度にぞくりとおかしな快感がムソクに押し寄せるのであった。


「…でもこのまま伸ばそうかな…」


「どうしてだ」


「…だって、髭があった方が女性に好かれないかもしれないから…」


「…………」


ムソクは思わず深い溜め息を落とさずにはいられなかった。


ユンは自らの美貌を全く自覚しておらず、ムソクに愛されているのが不思議だと常々口にしているのであった。


この美貌、そして愛敬。


たかが髭が生えたどころでその魅力が落ちる事など到底考えられないものであり。


寧ろ、中には大人の魅力が増したユンに対して熱を上げる淑女もいるかもしれないのだ。


「お前は全く…いつまでもユン坊のままでいろ」


「ん゛っ、、くるしいっ、、、ん゛ーーーーっ‼︎」



ムソクの憂鬱は、ユンが王である限り。


ユンがユンである限り。


永遠に続くのであった。













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C.O.M.M.E.N.T

終わらないで( ・ ・̥ )

あゆさんこんにちは♡
今日もムンさんとユン坊のイチャコラありがとうございます(///ω///)
そーですよね、お妃を迎えるんですよねぇ、だからだったんですね( ・ ・̥ )
なんか切ないけど王としての勤め、でもこの二人続いてそう(☆∀☆)ニヤリ
また続編期待してますね!!
では働いてきます♡シリウスも楽しみにしてまーす♡

2015/10/01 (Thu) 12:43 | しおん #- | URL | 編集 | 返信

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2015/10/01 (Thu) 13:20 | # | | 編集 | 返信

ええーー終わっちゃった(இдஇ; )

あゆさん こんにちは♡
ムンさん&ユン坊終わっちゃいましたよ(இдஇ; )
やっとコメ欄空いたと思ったのに〜。・゚・(ノД`)・゚・。
そうだねーやっぱりユン坊は
王様だからお妃を迎えないと
いけないんだよねぇ……
それをお互いわかってるから
ムンさん考えながらキスマーク💋
いっぱいつけまくってるし(//∀//)🐙かっ!
なんかバナーの2人が 実際絡んでるのを
想像するだけでニヤニヤするわ(゚┏Д┓゚;)
ちょっと伸びたお髭がムンさんのお股を
チクチクするのも (゚┏Д┓゚;)ブー(゚┏Д┓゚;)ブー
鼻血が止まりませんわ!
こんな ピョンテな話から
シリウスまで書けるあゆさん 凄いわ╭( ・ㅂ・)و グッ !
お昼のランチタイムに
ニヤニヤさせて貰って楽しかったです♡(๑¯ ³¯๑)
また 番外編でも そのうちお願いします♡

2015/10/01 (Thu) 13:54 | くみちゃん #- | URL | 編集 | 返信

しおん様

こんにちはヾ(*゚ェ゚*)ノコメント有難う御座います♡
惜しまれつつ終わるのが私は好きなんです(笑)
なので割とショートストーリーが多いですね。それに飽き性なので途中で他のを書きたくなったりとか(笑)ふふ。
えっ\(//∇//)\王妃を迎えてもムンさんとの逢瀬を重ねると!?んー、確かにこの2人ならやりそうですね(笑)
続編(;;;;;°∇°)ほほほほほ。何か降ってきたら書きますね(笑)

お仕事お疲れ様です‼︎
メインのSiriusがミンホなので軌道にのるまでホミンをと思って書き出したのですが、やはり久々の2話更新は辛いですねil||li(ФДФ;) il||li
しおんさん、フルタイムなのに凄いですよ♡♡

2015/10/01 (Thu) 14:50 | あゆ #- | URL | 編集 | 返信

れ***様

こんにちはヾ(*゚ェ゚*)ノコメント有難う御座います♡
でゅふふ♡惜しまれつつ、今が辞めどきなんです。
え!!いつの間にか「私のムンさん」になっているよΣ(*゚Д゚ノ)ノやっぱりれ***さんはエロいのが好きなんだわ〜〜〜〜♡
そうそう!ユン坊は自分にも立派なユン棒が付いているのを知ってるんですかね。使った事なんて無いんだろうなぁ…(*´д`*)ハァハァ
そこを手取り足取りムンさんが??まさか体を張って!?うぉぉぉー////

ふぅ、私も便乗して妄想に飛んじゃいました(笑)

続編ですか…ほほほほほ。今は思い浮かびませんのでまた何か降って来たら書きますね♪

2015/10/01 (Thu) 15:02 | あゆ #- | URL | 編集 | 返信

くみちゃん様

こんにちはヾ(*゚ェ゚*)ノコメント有難う御座います♡
あはーっ(*≧艸≦)やっとコメント欄開いたのに完ですもんね。すみません。
2話更新だとコメントの返しもなかなか大変でしてf^_^;泣く泣く閉めていたんです。
このお話もSiriusがミンホなのでそっちが軌道にのるまでのホミンバージョンのお話を書こうと思って始めたのです。
それを愛してもらえて嬉しいですね♡

終始ピョンテなムンさんでしたけど(笑)
やっと題名の意味をお伝えできてホッとしています♡
お髭も、旅の途中から生やし始めた!と言うストーリーにしてみました♪♪
ユン坊がツルツルで美男子だったらムンさんはメロメロだと思います\(//∇//)\
でもお髭もありですって♡どんだけよ(笑)
バナーの2人が絡むなんて鼻血出ますわ‼︎

番外編?
ソン内官とユン坊の恋とか?(笑)

2015/10/01 (Thu) 15:11 | あゆ #- | URL | 編集 | 返信

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2015/10/01 (Thu) 16:55 | # | | 編集 | 返信

あゆさんお疲れ様でした。
二話更新、どれだけ大変な作業か分かってしまう分、本当に頭が下がります。
しかも時代物。
普通の文章よりも本当に難しいですよね。
あゆさんの色気のある文章に時代物がぴったりマッチして、素敵でした。
ミンのお髭をあんな風に書いちゃうなんて、、♡
本当にお疲れ様でした!

2015/10/01 (Thu) 21:12 | ホランイ #- | URL | 編集 | 返信

湯***様

こんにちはヾ(*゚ェ゚*)ノコメント有難う御座います♡
同じお名前で全て平仮名読みの方は前にご挨拶させて頂きましたが…
湯***さんは初めましてですよねヽ(〃∀〃)ノ??
初コメント嬉しいです♡♡
変な女ヾ(≧з≦)ゞブッ!そうですよね‼︎本当、そんな女よりもムンさんでしょう!
ユン坊もどうせムンさん一筋でしょうしね(*´罒`*)ニヒヒ♡

はぁ…嬉しい一言有難う御座います(´•̥̥̥ω•̥̥̥`)♡
拍手も伸び悩み、黙々と趣味的に書いていたので嬉しいです。゚(p'д`q*)゚。
湯***さん有難う御座います♡

2015/10/01 (Thu) 23:29 | あゆ #- | URL | 編集 | 返信

ホランイ様

こんばんはヾ(*゚ェ゚*)ノコメント有難う御座います♡
ホランイさん‼︎今からコメント書きに行く所でしたよ〜嬉しいです\(//∇//)\
いや、はやそうなんです。2話更新は命削りますねil||li(ФДФ;) il||li
でもミンホだと需要があまり無いのでホミンも被せて書いたんです。
もっと気楽に書くつもりがちょっと堅くなっちゃいました(笑)あは♪
しかし時代物は難しいですね(;;;;;°∇°)カタカナNGかな?とか言い回しは?とか。
日々勉強と精進だと思いました(๑°ㅁ°๑)‼✧

ミンの髭♡
どうやって絡めていこうか迷いまして(笑)
ピンッと途中から閃きが降って来て助かりましたよ♪♪
お疲れ様でしたなんて、うふふ。嬉しいですね\(//∇//)\

2015/10/01 (Thu) 23:37 | あゆ #- | URL | 編集 | 返信

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2015/10/02 (Fri) 00:33 | # | | 編集 | 返信

ひま***様

おはようございます*\(^o^)/*コメント有難う御座います♡

はい、いきなり終わってしまいました。「ラブ・ストーリーは突然に」ならぬ終わりは突然にです。
私としてはタイトルの憂鬱の意味をやっと告げられてホッとしてます(笑)
でも王妃なんて嫌ですよねぇ。゚ヽ(゚`Д´゚)ノ゚。
ユン坊と王妃の夜の営みを聞きながら警護するなんて拷問ですわil||li(ФДФ;) il||li

そっかぁ♪ひまさんのアイディアいいですね\(//∇//)\職権乱用\(//∇//)\‼️
世継ぎは養子って事で。めでたく解決解決♪♪

Sと雄♡このお話は私の趣味に賛同してくれる人がどの位いるのかも分かりましたね♪
いつもコメント下さる方々はやはりお好きなようです\(//∇//)\
ひまさんも勿論でしたね♡♡♡

って、ひまさんのコメントの文章の方がエロ過ぎてもう私が駄目だわ………(*´д`*)ハァハァ

2015/10/02 (Fri) 08:56 | あゆ #- | URL | 編集 | 返信

およよ!

ユン坊…………ってか、本当に終わるの?!ふぅ〜(つД`)ノちと、寂しいのぅ。

2015/10/05 (Mon) 02:03 | ジェイソン #- | URL | 編集 | 返信

ジェイソン様

おはようございます(*'-'*)コメント有難う御座います♡

ふぉ!?ジェイソンさん、ユン坊良かったですか(°0°)‼?
本編のミンホが軌道に乗るまでの間のホミン短編小説だったんですけど(^^;;
意外に隠れファンが結構いたようですね♡

続編とか番外編の声が上がってましてね、そのうち気が向いたらやってみようと思いますよ(笑)

2015/10/05 (Mon) 11:33 | あゆ #- | URL | 編集 | 返信

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2016/09/08 (Thu) 15:40 | # | | 編集 | 返信

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