2015_09
17
(Thu)12:30

ムソク様の憂鬱 #3




王の体に纏わりつく、嫌な香油さえ気にならない程にムソクはその秘部に夢中であった。


柔らかな舌先に力を込めて割入ろうとすると弾力のある肌が押し返す。


けれど執拗に舌先で擽れば、まるで固く閉ざした蕾が春先の陽射しに包まれて押し開いた花のように…



可憐に咲いた。



そして蕾は花となり、最期には。


熟れた赤い実として摘み取られる時を待つ。



ムソクはその熟れた実があまりにも美しく、摘み取るのが惜しくて堪らなかった。



けれどそれをもどかしく思う者も居て…


「もうっ、、ムンさん……っ…!」


腰を厭らしく、くねらせる。


「王とした者がはしたないな」


「だって、、、もう…」


「もう?どうした…"もう"しか言えないのか?ユン坊」




『ユン坊』は幼少期の頃の王のあだ名であった。

未だにその呼び名でからかわれる事を王は嫌った。

しかも今は情事の最中…




「もうっ、もう!もう!もうっ‼︎ムンさんなんてっ‼︎」


自分がどれ程ムソクを想い、身を焦がしているのか。それをはぐらかす態度に王も痺れを切らし出す。



「何だ、俺がどうした」



暴れる王をいとも容易く再び床に沈めると、ムソクはその困惑した顔の鼻先に問い掛ける。


組み敷かれた王は両腕を頭の上に捕らえられ、身動き一つ出来ない。


けれどそのような状態でさえ、ムソクが恋しく思う。


そして鼻先に掛かる息に背筋が粟立ち。

ふるりと揺れる唇に吸い寄せられてしまう。




しかしそれをムソクは許さなかった。



「言葉より態度か」



焦らされた心が王の中で張り裂けた。



「…欲しいっ、、、ムンさんが…好き…お願いだから早く…………抱いて…」



小刻みに震える体は火照りとも寒さとも違う。


そう、

情欲の色香に染まり、震え上がっていた。




「…良く言えたな。俺もだ、ユン」




どれ程冷たくあしらわれても、どれ程はぐらかされても。

やはり王はムソクが恋しかった。



そしてまた、ムソクも…


この許されぬ恋に身を焦がす王と同じく



ユンを愛おしく想うのであった。









【拍手コメント】檸***様
初めましてこんにちは\(//∇//)\コメント有難う御座います♡
オリジナル楽しみにして頂けて…いやはやあやわわわです/////有難う御座います、嬉しいです、にやけますね♡




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