2015_09
15
(Tue)12:30

ムソク様の憂鬱 #1




今宵、内禁衛将から寝所を護衛する為に配属の命を受けたのは…


「ソン内官。今宵はムソクのみを残し、他の者は此処から立ち去ってはくれぬか?」


「お、王様!?またで御座いますか‼︎何ゆえムソクばかりが、、、」


「愚痴愚痴申すな…良いではないか、幼き日々の思い出を語り明かしたい夜もあるのだ。例えばお前に知られたく無い悪戯などな?」


くすりと笑い。

片目を瞑って戯けた振りを見せる。




この仕草に内官は滅法弱かった。




「ん、むむっ…畏まりました。では何か異変があれば直ぐに知らせよ、ムソク!」


「…御意」




内官は寝所を立ち去る際に深い溜息を吐いた。


我儘で自由奔放。

その反面、王としての気品、学識、そして世子の時代から国の政事への関心の高さ。

更に持って生まれた容姿の美しさに加え…

愛敬の幅広さ。



常々、この王には振り回されっ放しであった。






そしてまた此処にも一人。


「さてと、邪魔者は居なくなったね♪」


急に砕けた言葉を使い出す王に、氷の美剣士と称されるムソクさえつい頬を緩ませる。


「こほん、王様…この様な事ばかりされては私の立場が危ぶまれます」


「堅い」


「何がで御座いましょう…?」


「もっとこっち来て」


「………御意」



恐る恐る、既に用意された床に座る王に近付くムソク。



「んもーーーっムンさんっっ‼︎大好き♡」


ばふんっと勢いよく王が飛び掛かる。

身動ぎしようとしてもまた上からばふんばふんと覆いかぶさる王に、国内一の剣士と謳われるムソクもタジタジであった。


「うわっ、、、王‼︎なにやって……」


「んー、ムンさんの匂いを嗅いでんの♡」


すりすりすり。

くんくんくん、はぁ~♡と甘い溜息を漏らす王に対して。

はぁ…と深い溜息を覆い被せるムソク。




そして、おもむろに纏っている衣服を脱ぎ去り。



「…そんなに嗅ぎたいなら、眠りに就くまで嫌と言う程嗅がせてやろう」




ざらりと赤い舌が唇を舐め取り。

氷の笑みが王の熱い心を冷たく刺し。



その妖しい笑みに…


王は体を震わせて悦喜した。












…続くのかな?

突発で作ってしまいました(笑)
貴重な昼休みに妄想に耽るって病気なんだわ私…

コメントは返せそうに無いのでクローズ致します。




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