2015_01
12
(Mon)00:00

止まない雨の癒し 3 -梅雨晴-

梅雨も明け

本格的な夏が来た






"次のお休みをボクに預けてくれませんか?"



近頃は雨で仕事が休み…なんて日は無く
お店になかなか行けない週が続いていたんだ

だからボクは思い切って
仕事が早く終わった足で
そのままお店に顔を出し

そう切り出してみた



ちょっと唐突すぎたかな…
勢いで言ったつもりは無かったけど
何だか急に恥ずかしさが込み上げてきちゃって
視線を彷徨わせていると

"はい、喜んで…預けますよ"

片目を細めてにっこりと微笑む彼


…うわ…


何で彼の笑顔に胸がふわふわしちゃうのかな…




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"次のお休みをボクに預けてくれませんか?"



近頃なかなか訪れなくなった彼から
嬉しい…お誘い

ふふ、そんなの勿論喜んで預けますよ

だから次の休みがこれ程
待ち遠しく感じた事は無かった



そして待ち焦がれたその日

"あの、、会社から借りて来た車で…"

なんて少し照れ臭そうな姿も
いつもよりお喋りな一面も
太陽の下で見る笑顔も

全て新鮮だった





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いつもは汗臭い仕事仲間と乗る車に彼を…
隣からふわっと漂う石鹸の香り

それだけで何だかドキドキしちゃって
いつものお喋りなボクが顔を出したんだ

そっと横を見るとクスクスと笑う彼
ボクの話で喜んでくれてるのかな
それって何か嬉しいな

…良かった、誘って良かった


何で彼と居るとこんな気持ちになるのかな…



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"一緒に行きたい所があるんです"


そう言って彼が見せた景色に
息を飲んだ…


それは
視界を埋め尽くす…向日葵の絨毯

"僕のお気に入りの場所なんです"

ニコニコと嬉しそうな彼は
太陽のように眩しくて
まるで向日葵が咲いたようだった



彼が向日葵を夢中で撮り続けて居る姿を
こっそり写真に収めたのは
内緒だけどね




それにね…
僕に聴こえないと思って
向日葵って気持ち良さそうに
歌ってた彼が可愛いと思ったのも
内緒………





心を込めて彼に

"また誘って下さいね"

そう伝えると
またあのはにかむ笑顔が眩しかった





See you again





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