Love Triangle #59

ユノのお母さんが運転する車を小さくなって角を曲がるまで、僕は大通りでいつまでも見送っていた。
温かい人達だったな…
偏見の目を持って接されてもおかしく無い事なのに、ご両親は僕を温かく迎え入れてくれた。
それもこれも、ジフンさんのお陰。
車を見送った僕等は一旦、ジフンさんのお店へと戻り。
お店の後片付けを始めていたその背中に。
「色々と世話になったな、本当に感謝してる」
そう、ユノがやっぱり照れ臭そうに呟くんだ。
ふふ。
男同士の友情にはユノは何処か素直になれない面もあるんだって少しおかしくて。
普段、僕にあれだけストートに想いを伝えて来る人とは思えないから。
僕は気恥ずかしそうにしているユノの背中を押して
「ほらっ!一緒に後片付けしましょう」
食べ散らかしたそのテーブルの食器の数々を片付けようと手を伸ばしたんだけど。
その伸ばした手は食器まで届かず、その代わりにぎゅっと。
「チャンミンにこんな事はさせられないって!でも、俺に少しでも感謝の気持ちがあるなら…ちょっとだけ抱かれてみるか?」
って、、、にやりと握り締められて。
「ジフン!!」
後ろからはユノの怒りの声。
僕だってグイグイと詰め寄るジフンさんに腰が引けて来て、、、
「冗談、お前らからかうとおもしれぇな!ったく、こんな所で油売ってないでささっとホテル戻れよ」
くくくっと、笑い転げるその人に。
「お前なぁ…」
ユノの声は更に低くなって。
「おっ?モタモタしてると、本当にチャンミン
は頂くぞ♪」
そして、軽く僕の頬を唇が掠める。
「お前、いい加減にしろっ‼︎」
グイッとユノに体を引き寄せられ、そのまま腕を掴まれてお店の外へと連れ出されたんだ。
そしてズンズンと歩いて帰ろうとするユノ。
僕は焦って
「ユノ、、、」
ずるずると引き摺られるまま。
「待てよ、、ほらっ、お土産忘れてる…」
後から追って来たジフンさんは少しだけ足を止めたユノに、アイスが入った袋を持たせていた。
そしてまた歩き出したユノに
「お前が浮気したら直ぐにチャンミンは貰いに行くからな~」
って、、。
やっぱりジフンさんは最後までジフンさんだと思ったんだ。
案の定、煽りに煽れたユノは………
「ユノ、、待って、、、」
ホテルのエレベーター、時間も遅いから僕等以外に誰も乗って来ないのをいい事に。
「待てない…」
ユノは僕の背中にベッタリと張り付いたまま、腰に回した左手で脇腹を摩り。
右手は硬く起ち上がった乳首の粒をコリコリと転がす。
いつ、誰が乗って来るかも分からないのに…そう思うから多分、ユノも僕も興奮して。
力尽くで拒む事をしない僕の体を更に撫で回すんだ。
左手が徐々に脇腹から下へ下がって行くのを心なしか期待する僕もいて。
ユノの手が入り易い様にウエストを凹ませて、その手が忍び込むのを待っている。
そして、滑る様に降りてきたユノの手が腰の括れを撫でて…
空かせた隙間に差し込んだ時、思わず
「はぁ…」と溜め息が漏れ出てしまう。
すると、そんな僕にユノは
「そんなに誘うなよ」
って、意地悪く耳朶を食み。
同時に腰に這わせていた指を僕の、、、
「俺さ…チャンミンの此処、好きなんだ…」
ギャランドゥに触れて来る。
よく、昔から顔の割に男臭いこのギャランドゥが恥ずかしいと思った事があったのに。
ユノは執拗にそこを指の腹を使ってまさぐるから、、、、
「アイスが溶ける…」
支離滅裂…
自分でもおかしな事を口走ったと思った。
◆*◆*◆
パタン…と
部屋のドアが閉まると同時に熱い口付けが降り注ぎ。
一歩、にじり寄るユノの手によって。
するすると服が脱がされてゆく。
唇から胸元へと熱が移っても、尚もユノの手は休まらない。後は下着だけ。
その手が腰のゴムに触れ、胸の高まりが最高潮に達する。
けれど、そこでピタリと止まる指。
「えっ…」
思わず口から出たのは落胆の溜め息。
「そう言えば…アイスが溶けるよな」
ゴムに沿ってつつーっと指を横に滑らせ、耳元でボソッと囁く吐息にぶるっと背筋が震える。
「アイス…?」
さっき僕が呟いた支離滅裂な一言がこんな所で出て来るとは思わず。
期待と不安に入り混じっていた気持ちがぐちゃぐちゃに掻き乱される。
もう、アイスなんて忘れてこの後の行為に溺れてしまいたいのに…
そうは思えどユノの指は無情にもするっとウエストから抜け出て、服を脱がした時に落としたアイスの袋へと伸びる。
「アイスはいいよ…要らないから…」
続きをして。
こんなにユノに触れられるのを待ち侘びて熱を溜めたソコがその続きを強く欲しているのに。
なのに、ユノは…
「別腹だろ?」
溶けかかっていたアイスを一口含んでごくりと飲み下す。
喉元が上下する動きさえゆっくりと視界に映り込み、僕の中にはもどかしさだけが感情として湧き上がるんだ。
だから堪らず
「ユノ、、‼︎」
取り上げようと、アイスに伸ばした手はそのまま後ろの壁へと打ち付けられ。
反動で溶けていたアイスの上澄みが僕の顔へと飛び散った。
そして、それをペロリと舐め取るユノの赤い舌。
僕を横目で見やり、ふっと不敵な笑み。
もう一度口に含めたアイスごと、僕の唇を貪り出して…
僕は、一気に口の中に広がる甘いバニラに蒸せ返った。
「うっ…ゴホッ」
吐き出したアイスは2人の顎を伝い、胸元、腹、そして、下の茂みへと滝を下るように流れ落ちて行く。
するとユノがその様子をチラリと眺め
「俺も…これは別腹かもな…」
その滝に沿って一直線に舌先が滑り落ち。
茂みに溜まるバニラをぴちゃりと。
口の中に含んで濡らしたり、舌先でその毛の流れを捩ったり。
僕の足元に跪いて、丹念に愛おしそうにそれを舐め取るユノがチラリと僕を見上げふっ、と目を眇める。
そしてまたあの赤い舌がチラリと覗く…指先からは甘く痺れる感覚に襲われる。
直ぐその下にある敏感な部分に触れずにも、此れほど…
官能な刺激がある事を初めて知ってしまった。
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C.O.M.M.E.N.T
新たなプレイ(//∇//)
あゆさんあんにょんです♡
今日のラブトラはやばかった(/∀\*)
途中顔面管理できずに思わず読むのを躊躇したくらいですよおお(/∀\*)
エレベーターの中で肌をまさぐるとかちょーぜつにエロいんですが♡好きです(*´艸`*)
そしてアイスプレイまではじまって♡
だんだんドS室長に慣らされていくラブトラちゃーたんが愛おしすぎますー
アイスプレイは続くのでしょうか??
果てし無くペロペロ室長あまーーーい♡
お昼からも頑張れそうです‼︎
あゆさんはSMTはお留守番なのですね、うちは子供がエクソペンでして娘2人と友達親子と参戦です♡
生ちゃーたんしっかり見てまいりますね(*^^*)
ええ、あの禁断…なんです、そーですよねー
時期が時期ですもんね(。-_-。)
あれはあれでドキドキしちゃうのでいつかまた是非‼︎
ではデュフりながら働いてきますねー( ̄▽ ̄)
ゆき様
こんにちは(#^.^#)コメント有難う御座います♡
ほほぉ〜♪そうなんですよ、新たなプレイを楽しんでいます(〃艸〃)ムフッ お顔緩みました??
どうせ60話目指すならやりたい事を沢山やらせてみようと色々と試してみました♡
エレベーターの中って何だか興奮するんです(笑)監視カメラもあるのにねぇヾ(~∇~;) コレコレ
私は個人的にあの可愛い顔に不釣り合いなちゃーたんの茂みが大好物なんです♡ドSなユノ室長があの茂みを食む食むする姿を想像しただけで、、、もぅっ////!しかもバニラアイス付き(笑)まだアイスプレイは続きますね〜
しかしこんなんで最終回に持っていけるのか物凄く不安ですよ(笑)
おっ!ゆきさん宅はお嬢さんがエクソペンなんですねヾ(*゚ェ゚*)ノ素晴らしい〜♡♡いいなぁ〜親子参戦!!うちは幼いのでこれからドンドン仕込みます(笑)
生ちゃーたんに愛を叫んできて下さいね♡
やはーりアレでしたね(〃艸〃)ムフッ
禁断続き書きたいですね♪気になってる方もいらっしゃるみたいで、年内には終わらせますよ!
さぁ午後も頑張りましょう♪
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れ***様
こんにちは(#^.^#)コメント有難う御座います♡
あああぁあのあのあのあの!最後の文書に崩れ落ちました(T▽T)アハハ!あぁ〜足に力が入らないです、、、!!!これ、公開したい(笑)いえ、しませんよ(笑)大丈夫です。でも面白い〜れ***さん(T▽T)アハハ!
何処に飛んで行った〜!?
あっ、こっちは恐らく明日ですね〜なのに野外でBBQなんですよ(;-ω-)ゞあちゃー。
ジフンさん良いですよねぇ(〃∀〃)ゞ人の良さが滲み出てますよ♡煽って煽ってもっと煽って♡
エレベーターとかの見られるんじゃない?ってのが多分、室長の心に火を付けるんです(笑)
そしてアイス、また使っちゃいました♡んふふ〜♪この2人はなんでもエロくなります!
あっ、妻はグルグルポーイッて感じでサクッと終わりますからね(笑)期待せずにヽ(〃∀〃)ノ
さぁて最終回!締められるかなぁ…