2015_07
15
(Wed)12:50

Love Triangle #58





久し振りのドライブ。

でも行き先は分かっていた。
この前は何も告げられずに連れて来られた街。

そう、ユノの育った街へまた僕達は来た…

海辺で僕に悪戯をしたそんなユノは姿を潜めて、その行為で汚れた服も体も綺麗さっぱりと消し去った涼しい顔をしたユノ。

僕もあんなラフな姿から、今は割とかっちり目の服装に着替えて。

心身を引き締めてホテルを出た。

向かう先は一度だけ行った事のあるお店、ジフンさんのお店へ…

大通りを出て直ぐに脇の小路へと入る。
一歩、踏み出すと共に心臓の鼓動が高まり。
自然と呼吸も苦しさを覚えてしまう。

けれどやっぱりそんな僕の心を救うのは隣に居るユノであって。

「緊張しなくていい、大丈夫だ…」

そして、ぎゅっと繋ぐ手をポンポンと優しく撫でる。

「あっ、、うん…」

それでも胸の高鳴りは収まりそうに無くて。
ユノを想うからこそ、また更に緊張をしてしまって…
多分、今にも泣き出しそうだったんだろうな…僕は。

だからユノは

「なぁ、チャンミン。俺は朝からずっと緊張しっ放しだったんだよ…でもさ、車で抱かれるチャンミンを思い出すと…緊張よりも、興奮の方がヤバイから」

そう言うなり、グイッと引っ張られた手はユノの股間を掴まえさせられる。

「えっ、、!?」

これからお店に行くって言うのに、、、
ユノのソコは大きく膨らんでいて。

「挨拶を早く済ませて…またホテル戻ったら、な?」

ユノの手が僕の押さえる手の上から強く掴んで更に硬くなっていくのを直に感じてしまった。

そうなると僕だって…体の奥が疼き出す…

「よしっ、行くか」

「えっ、、わっ…待ってユノッ、、」

中途半端に興奮させて、でもしれっと歩き出すユノ。

何だかね…

でもそれが緊張を解したのは間違い無かったんだ。



◆*◆*◆



初めてお会いしたユノのご両親。

少し解けかけた緊張がまた戻って来てしまうほど、僕はとても居た堪れない気持ちでいた。

けれど、そんな僕の心配を他所に。

「本当だな。話に聞いていた通りの美形さんで、うちの息子なんかに勿体無い位だ」

朗らかな笑顔を見せて笑い合うご両親。

「えっ…」

驚いたのは僕だけじゃ無く、隣に座って居るユノも口を半開きにして僕以上にその驚きを隠せないでいるんだ。

「どうして…チャンミンの事を…」

そのやっと出たユノの言葉に返事をしたのは

「お・れ!俺がお前の両親にチャンミンの話をしてやっておいたんだぜ、感謝しろよ!」

そう言ってユノの背中をバシッと叩くジフンさん。

「…お前が?」

ふふん、と鼻を鳴らしてユノのご両親の隣に座ると。

「お前ならいつかちゃんと親御さんにチャンミンの事を紹介しに来るだろうなって、そう思ってさ。それなら此処はダチとし人肌脱くかって、なった訳!」

で、グラスに注いだビールを一気に飲み干す。
相変わらず良い飲みっぷり…ってそんなのを感心している場合じゃなくて。

ユノはそんなジフンさんに呆気に取られているし。

ちらっとユノのご両親に視線を送ると。

お母さんがにこっと笑って

「ジフナったらね、ご馳走するから店に来てくれって言ったかと思えばずっと貴方の話ばかり聞かせるのよ」

ねぇ、と隣のお父さんと目を合わせてまたくすっと2人は笑い合い。

「それが何度も続いたから。その内、私達も早くチャンミンさんに会ってみたいわって思ってしまった位なのよ。でも…本当、会って良かったわ…息子が惚れ込んだ理由が…分かるわ」

お母さんがそんな風に僕を思ってくれる理由が僕の何処にあるのかは分からないけれど。
ご両親に悪い印象を与えなくて良かった…それと僕達の関係を了承してくれている事が一番嬉しい事だと思った。

ユノも少なからず緊張をしていたのか、どっと疲れが出たように肩の力が抜け。

「ほら、乾杯しようぜ!」

そんな風に場を盛り上げるジフンさんに苦笑いと言うか照れ臭そうに拳をぶつけた。

ユノは本当に良い友達を持ってる。

胸が熱くなるのを押さえて、僕もジフンさんに感謝の意を込めてぎゅっとハグをした。




気分も良く皆んな陽気に飲んで盛り上がって、お父さんはジフンさんとユノの幼い頃の素行の悪さを僕に暴露したり。

ユノのお母さんは傍にすすっと体を寄せて来て

「私ね、最初からあの結婚には反対だったのよ…」

とそっと耳打ちをして来たり。

何だか嬉しいような複雑でそれでも兎に角楽しい夜の時を、僕は初めて会ったユノのご両親と、ユノの親友と、大好きなユノと…

一緒に過ごせて、僕は沢山笑って、沢山幸せを貰ったんだ。







遅れました~
あと残り2話くらいですかね。


ブログランキングに参加しています。
皆様に応援して頂けると励みになります♡


にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ

関連記事

C.O.M.M.E.N.T

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2015/07/15 (Wed) 18:33 | # | | 編集 | 返信

お疲れ様です*(^o^)/*

今日は三時のおやつに妄想いただきました*\(^o^)/*
更新遅れます連絡まで…あゆさんお優しい♡
今日はほっこりした内容で、ジフナグッジョブでしたねええ\(//∇//)\
ちゃーたんが幸せそうで胸熱です♡
そしてユノさんの股間で緊張ほぐすとかとか(*´艸`*)
私も股間触りたい←
ほぐれたい、いや、ほぐしたい←意味不明
そして夜のリアルはやはりユノパイ揉みほぐし♡
楽しみです(*´艸`*)♡
女子力なんてないんですよー
あるのは食欲と性欲だけですので*\(^o^)/*
お義母様のゆうことは聞いとかないとですよねー
そーいや私も週末会うんでした(.;゚;:д:;゚;.)
SMTだし思いっきり派手にしてしまったのにーーどしよ(.;゚;:д:;゚;.)
では、デュフりながらご飯作りますヽ(∀)ノ

2015/07/15 (Wed) 19:12 | ゆき #- | URL | 編集 | 返信

No title

こんばんわ~(*^_^*)
あと2話くらいで終わっちゃうんですね(>_<)
毎日、仕事から帰ってラブトラを読むのを楽しみにしてたので…淋しいなぁ(_ _。)・・・シュン
でもでも、また違うお話が読めるのも楽しみで~す\(^o^)/

2015/07/15 (Wed) 20:43 | Ali #- | URL | 編集 | 返信

れ***様

こんばんは(*^_^*)コメント有難う御座います♡
ハッ!Σ(OωO )わたくし、それをすっかりと忘れておりましたぁぁぁ!そう言えばプロポーズ記念日でしたねぇ\(//∇//)\思いもかけずそんな事とは露知らず、何故かお話の軌道修正を一気に掛けた結果がホッコリです(笑)なはは〜。
雄の匂いが付いた服(笑)なかなかはっきりと素敵な言い方をしますねれ***さんヾ(≧з≦)ゞブッ
やっぱりいつの間に変態値が上がって来てます??私もですけどけ(笑)
ジフンさん、軽くてさっぱりしてて男前じゃないですか(*≧艸≦)?惚れますよね〜♡ドフンだと別人になっちゃうヾ(~∇~;) コレコレ
ジフンさんはバイなのでイケますよ〜(σ≧∀≦)σ
目標60話なんです♪スホ?馬様?奥様?それは纏めてぐるぐるポンッ!です。複雑な事は一気に片します(^^;;

2015/07/15 (Wed) 22:10 | あゆ #- | URL | 編集 | 返信

ゆき様

こんばんは(*^_^*)コメント有難う御座います♡
あぅ〜やっぱりお昼には間に合わなかったですよね…>_<後もうちょっとだったんですけど、それを作る時間が無くてあわわわって感じでした(^^;;楽しみにしている方がいるんだろうなぁと思うとそこはやっぱり事前連絡はしなければ!と変な所に律儀なんです(笑)
でもおやつにほっこり出来ましたヽ(〃∀〃)ノ??
ジフンさんが良い味出した回でしたね♪♪♪ご挨拶はさっくりとすんなりと行かせる為の布石だったんですよ、ジフンさんは♡ふふ\(//∇//)\
ちゃーたんが幸せなら私も幸せなんです♡♡♡

へ?股間を解したい(#゚ロ゚#)?えーっと…あそこは揉めば揉む程、解れませんね(〃艸〃)ムフッ
ハッ!ユノのユノパイ解し!それは是非是非\(//∇//)\うははん♪
"あるのは食欲と性欲"発言が潔い〜☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
あっ、ゆきさんはSMT行かれるんですねヾ(*゚ェ゚*)ノ楽しみですね♡そりゃネイルも気合い入りますよ\(//∇//)\

2015/07/15 (Wed) 22:22 | あゆ #- | URL | 編集 | 返信

Ali様

こんばんは(*^_^*)コメント有難う御座います♡
そうなんですよ!このラブトラは目標60話なんです(#^.^#)ダラダラ続ける事も出来るんですけど、もうそろそろ締めてみようかなと思いまして。と、言いつつ私自身も寂しいです>_<
Aliさんのお仕事のアフターにして頂いてたんですね(〃艸〃)ムフッ嬉しいですね♡
今後、新しい長編まではAliさんの素敵な画像をお借りした短編を作ってみたいなぁ、とも考えてます(*≧艸≦)その際はまた宜しくお願いしますね\(//∇//)\

2015/07/15 (Wed) 22:28 | あゆ #- | URL | 編集 | 返信

コメントの投稿

非公開コメント

トラックバック