2015_01
08
(Thu)13:30

純真 episode 8

決意したのはいいけれど、あれからヒチョルさんのアタックは凄くて!!
でも僕はあまり男同士のスキンシップは苦手な方だから、やたらとスキンシップしてくるヒチョルさんを交わすのが僕の日課になってしまった…




「俺のバンビちゃん♪♪今日も綺麗だよ。」

「ちょっ、いい加減そのバンビちゃんって止めてくれませんか?!それとこのお尻を撫でる手!」

「い・や・だ♡それにこのお尻がプリッとしてるのが悪い、ついつい触りたくなるんだよ♪」

「なっっっ!何を馬鹿な事を言ってんですか?!」

あまりの不毛な会話に呆れてその場を去ろうとしたら前から来た人に思いっきりぶつかってしまった。

「あたたたっ、す、すみません!」

慌てて頭を下げて、ふと見上げるとそこにはユノさんが居て…僕に伸びる手が見えた

「お前さ、もう少し前髪切れば?」

そう言って僕の前髪にそっと触れるユノさんの指

「えっ、あっ、そうですよね、だからぶつかっちゃうのかな…」

思わず変な事が口に出たと思ったけど触れられた指にドキドキして…

「折角…綺麗な瞳が隠れてしまってる。」

ふっと小さく笑って触れられていた指は離れた。

何だ?!今のは!
天使の微笑みのような…うっ、またドキドキして来た…

「うぉっほん!!」

後ろから聞こえた咳払いに体がビクッとして振り向くととっても不機嫌そうな顔のヒチョルさん。

「…ふーん。へぇー、なるほどね。」

それだけ言うと僕達の間に割り込んでその場を去ってしまった。

ユノさんも何事も無かったようにフロアに戻ってしまい、残された僕は前髪を掴んで鏡に映る自分を見た。

「綺麗…かな…?」

止まない胸の鼓動と訳が分からず赤くなっている耳に戸惑いを隠せないでいたんだ。




その日は僕をヒチョルさんは一度も呼ばなかった。
その事が少し気になっていたんだけど、それよりももっと驚く事があって…
初めてユノさんが僕を席に呼んだんだ。





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