2014_12
11
(Thu)09:29

純真 episode 3



「失礼しました。」

パタンとドアを閉めて2人は居なくなった。

マネージャーと呼ばれる男性と2人きり…気まずい。

その様子に気付いたのか彼はにこりと微笑みながら

「初めまして、オーナーからこの店を一任されているフロアマネージャーのコン・ユです。
もしかして緊張している?
ふふ、肩の力を抜いて少し話そうか。」

と僕を3人掛けのソファに促した。

「君、大学生?名前は?」

「あ、えっはい、初めましてシム・チャンミンと申します。大学の2年生です。」

「身長…高いね。」

「はい、186センチです。」

「中敷使ってるの?」

「…いえ、使ってませんけど…」

…何だろうこの質問の意図がよく分からな いや

それでも尚、にこにこと笑いながら

「彼女は居たりするのかな?」

「…いえ、今は居ません。」

大学に入学してすぐにサークルで知り合った可愛らしい女の子と付き合ってみた。
しかしその彼女とは春先に別れた…振られたんだ。
…チャンミン君は優しくて良い人だけど私には興味が無いみたいね…

それなりに楽しんで付き合っていたつもりだったから正直ショックだった。
女性の気持ちは雲みたいに掴めないものなんだと自分を慰めた。

「あの…先程から質問されている事は面接に重要な事なんですか?
実は….まだ仕事の内容も聞いてないんです。まさか…」

ホスト…とか言わないよね?

「あはははっ。ごめんごめん。
そっかぁ、まだ仕事の内容も知らなかったんだね。
さっきの質問は一応面接の内容なんだけどいきなり変な事を聞くおじさんだな~って思ったよね。
ごめんね。」

…うーんこの人憎めない。少年ような笑顔を向けられるから何も言い返せないじゃないか。

「仕事はね、フロアスタッフをお願いしたいんだ。さっき会ったミノもそうだよ。」

「…フロアスタッフですか?僕で大丈夫でしょうか…」

するとまたにっこりと

「君は一発OK!
ホストに見劣りしない容姿に今はフリーだしね。
君さえ良ければ明日から入ってもらいたいと思ってるよ。どうかな?」

少し僕は考えて俯くと

「ここはね他のお店よりもお給料が良くて働きやすい環境って噂でね、結構募集が来るんだよ。」

と言われ、思わず

「明日から宜しくお願いします!」

と頭を下げてしまった。

…少々不安だけどやっぱりお金の誘惑には勝てないよね。
憧れのバイクの為だものやるしか無いよね…



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