2015_06
22
(Mon)12:00

Love Triangle #36




スホとその後、午後を共に過ごしたが。
チャンミンの事に一切触れる事は無かった。

それがかえって…気味が悪い。

「今夜は…?」

子守りと言ってもそれは就業時間まで。
アフターファイブまで付き合う必要も無いが、何となく気になって尋ねてみると。

「くすっ…すみません、お気遣い頂いて。でも今夜は会いたい人がいるのでこれで失礼させて頂きます」

とても丁寧に断られて、こっちが逆に気不味い。

「あぁ…そう。じゃあ私もこれで…」

これ以上、一緒に居ても気不味さが増すだけ。
帰社するにも中途半端な時間だったのもあり、彼と別れてマンションへ帰る事に決めた。

すると。

「御自宅はそちらなんですか?」

と。

マンションのある区域までは今の場所から地下鉄で数駅だった。

「えぇ…」

その返事に。

一瞬、フッと笑ったような気がしたが。
気の所為だったのか…

「お気を付けて」

と、軽くお辞儀をされて。
少し戸惑う。

何だかな…

そして気を取り直して駅を目指すと。
またあの爽やかな笑顔に見送られる。


ふと。

曲がり角で振り向くと。

まだ彼は居た。

遠目でも分かる程ににこにこと笑みを浮かべて。

視界から消えるまでその笑みは俺に送られ続けていた…



彼は、恐らく。

チャンミンの恋人の弟…

そして。

チャンミンの恋人は…………



マンションのある駅に降りついて、スマホを確認すると。
着信が1件。

チャンミンだった。

まだ数分前。慌てて直ぐに折り返すと。

「…ユノ…会いたい…」



◆*◆*◆



このマンスリーマンションにチャンミンが来るのは初めて。

少し、落ち着かない気持ちを抑えて。
彼を迎えに行く為に駅に向かった。

チャンミンは今日、スホが俺に言った事を気にしているに違いない。

そして、スホと俺が何か話をしたのか。
それも気になっているからこうしてわざわざ訪ねて来るんだろう。

けれど、俺としては正直。
恋人の存在が明確になって少しだけ安堵していた。

今まで想像の中の恋人は。
女性だと思って嫉妬していた。

でも、実際は『男』。

敵わぬ相手では無い。
そう思っていた。


◆*◆*◆


会えば、やはり。
想いは抑える事が出来ず。

玄関のドアを背に。
ぎゅっとこの腕にその細い体を抱き締める。

「ユノ…」

遠慮がちに背中に回された手。

やはり俺は。

「チャンミン、好きだ」

潤んで見つめる大きな瞳…
そして噛み締めて赤く腫れた唇が。
ゆっくりと開いて。

「僕も…好き…ユノが好き」

離れた体の隙間を重なる唇が埋め尽くす。

絡み合う舌が。
出会った頃のように辿々しく俺を求めるから。

あの頃、俺は彼をどんなに苦しめていたのかと…

1人でそれを背負わせていた事に心の中で詫びた。

でも…こうして此処へ来た。

それが俺はチャンミンの出した答えだと信じた。



◆*◆*◆



玄関で交わした口付けから。

互いに脱がせた服が寝室までへの道を作り。

2人では狭いそのベッドに潜り込んで。

久し振りの熱を感じ合った。








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2015/06/22 (Mon) 20:23 | # | | 編集 | 返信

れ***様

こんばんは(*^^*)コメント有難う御座います♡
まぁ鮭ヾ(*゚ェ゚*)ノ♪簡単なんてそんな。ちゃんとフライパンで焼くひと手間にこそ愛情が感じられます。
そしてその焦げ付きさえも…深い愛情の表れが…
毎回、ちょこっとずつ焦げ付きを摂取する事で、寿命が…ふふ

↑どうですか(笑)?室長の奥さん仕様に鮭をアレンジしてみました(笑)
鮭焼きながらあれやこれや妄想に馳せちゃ駄目よ〜駄目駄目♪
焦げ付いたって最後にオチが来て思わず吹き出しました(≧ω≦。)プププ
分かります。目の前にしたらどうせ何も出来ない私達。それはやはりミンにしか許されないのでしょうね…(+_+)
えっ?恋人?ダレノガレ明美…じゃなくてダレナノカナ?
実は今日!最後のラブシーンまで全然時間が足りなくて(xдx;)だからちょっと中途半端だし。
恋人の存在さえもスルーする事態になっちゃったんです…>_<…
でももう修正しないから次へと進みますけどね。ちょっと萌え不足でした(;-ω-)ゞ

2015/06/22 (Mon) 21:30 | あゆ #- | URL | 編集 | 返信

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2015/06/22 (Mon) 22:33 | # | | 編集 | 返信

ひま***様

こんばんは(*^^*)コメント有難う御座います♡
あっはー(爆笑)これこそひま***さん全開って言うコメント頂きましたヾ(≧▽≦)ノ゙ゥキャキャ☆やっぱり、昼に一旦読んでから熟成させた後のコメントだから濃い濃ゆい!!
で・も♡これ、非公開なので私しか見れないって、、うはっ\(//∇//)\管理人の特権っていいですねぇ〜♪だから辞められない(〃艸〃)ムフッ
えーっと、本題(笑)狭いベッドだけで凄い(T▽T)アハハ!そっかぁ〜そんなに色んな妄想が膨らむんですね!
お見それ致しやした(;-ω-)ゞ
立った状態で狭い箱とかにもう少しで唇が触れ合う距離で互いの息遣いを感じる…とか\(//∇//)\
一度、そんなシーンが出てくるようなお話書きたいなぁと思ってたので妄想がむくむくと膨らみました(*≧艸≦)
あー、ヤバいヤバい。それだけでいっ、、、ちゃう\(//∇//)\

はい!スホ君のあの発言で直ぐさまオファーしました。この図太さは昼ドラ向きね( ̄▽ ̄)キラーン♪と見逃しませんよ、私(笑)
ひま***さん、最初にググって貰った話数の件なんですけどね。そろそろでしょうか?
でも全然佳境に来てません(xдx;)
しかし、次のお話の事も考えるならペースアップしないとですよね…>_<…
にゅるんにゅるんの方も締めに入らなきゃならんのに〜。もうちょいダメユンホを苛め倒したかったけれど、断念します。ささ、ペースアップ〜!!

2015/06/22 (Mon) 22:55 | あゆ #- | URL | 編集 | 返信

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