2015_05
27
(Wed)12:00

Love Triangle #10





「室長、今夜どうですか?」

定時退社を義務付けた金曜日。
ドンヘがビールグラスを飲み干す仕草をして、俺を飲みに誘う。

けれど俺としては。

「今日は用事があってな、また今度必ず」

その誘いをやんわりと断る。

「近頃、付き合い悪くないですか~?奥さんですか~?はぁ…寂しいっすね。独身の俺達は孤独ですよ~」

にやにやと。ふざけやがって。

「分かったよ。必ず次は寂しい独身男にたんまりと飲ませてやるから、な?」

その言葉に奴はニッと笑って。

「絶対ですよ!!たらふく御馳走様になりま~す♪」

おどけて。スキップまでして帰っていったな。
分かり易い奴だ、くくっ。

「どうしたんですか…?」

口元を押さえて笑いを噛み殺す俺を不思議そうに覗き込む。

愛おしい人。

あぁ。可愛いな。早く触れたい。

「何でもないよ。ドンヘが阿呆で笑ってただけだから…ん?焼きもち?妬いた?」

人がはけ始めたフロアの隅でこそこそと。
2人だけの世界。

「なっ、、そんな事!僕は気にしません!!」

ぷくっと頬を膨らませて。
顔を真っ赤にして拗ねる。

ん、その顔が見たいんだ。
何をしたって可愛いと思うのに。
怒らせても、また可愛いから堪らない。

「そんな事より…早く帰ろう」

誰にも聞こえない小声でそっと耳打ちをする。

「はい…」

俯いて。
そして見上げた彼は眉を下げて微笑んだ。



◆*◆*◆



一緒に帰る事は出来ない彼のアパート。
途中、本屋をぶらぶらしてみたり。
美味しいワインを買ってみたり。

ある程度時間を潰してから。
彼が待つアパートへと向かう。


「いらっしゃい」

決して彼はおかえりとは言わない。

「ん、これお土産」

だから俺もただいまとは言えない。

「わっ♪この銘柄!飲みたかったんです」

ワインを手にはしゃぐ。
この笑顔を見る為に買って来たのだけれど。

「俺より、ワインかよ」

あっ!と可愛く舌を出して。

「ごめん…ユノ」

ちゅっと可愛いキスをする。
そんな事だけで。拗ねていた心はあっさりと浮上してしまう。

あぁ、やっぱり大好きだ。

「チャンミン…」

このまま押し倒そうかな。

「だ…め…僕、お腹空いて死にそう…」

ラフな部屋着に着替えた彼の服を捲って。
胸の突起をコロコロと指で転がし始めた俺に。
チャンミンがストップをかける。

はぁ、まだお預けか。

スーツの上着を適当に放り投げて。

キッチンに立つ彼の後ろに回り。
肩に顎を乗せて。
そっと体を包み込む。

「…いい匂い」

その言葉に、ふふっと小さく笑って。

「今日はユノの大好きなカルボナーラです♪」

手先を器用に動かして。
くるくるとパスタとチーズを絡める彼。

でも違うんだ。

「チャンミンがいい匂いだなって…」

くるんと内巻きの襟足。
そこに鼻先を押し付けてうなじの匂いを吸い込む。

チャンミン独特の。
柔らかくて甘いような、なんとも言えない彼の匂い。

それだけで。
とても癒される。

「ゃ…だ…擽ったい…」

体を捩って逃げようとするから。
真っ赤に染まった耳に愛撫を変える。

「や…っ…」

チャンミンの弱い所は全部知っている。

首筋に啄ばむキスを受けるのも。
耳の裏側を舐められるのも。

全て彼の敏感な所だから。

「もう…ユ…ノ…」

怒った顔で。
でも唇は俺を求めて。

絡められたチーズよりも。
もっと。
濃厚なキスを。

キッチンで俺はチャンミンに料理される。



でも、やっぱり。

「お腹空いたな…」

まだまだ、もっと、と言いたげなとろんとした彼を離して。

ちゅっと軽く唇に触れて、キッチンを後にする。

そうすれば。
彼の中でもスイッチが入り始めてるのを俺は知っているから。

熱っぽい視線を絡めて俺を見ている彼を知っているから。

早く御飯を食べて。

カルボナーラよりも。
キッチンで絡めたキスよりも。

もっと。

濃厚な。



「もう…アルデンテが台無し…」

そんな可愛い文句も言わせない。

SEXをしよう。










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夜中のコメ
♪どう〜して~ コメが名無しになっちゃったんだろ~~♪♪
まあ、mamだろうと予想してた?
それにしても、♪どーしてえーーー♪♪

2015/05/27 (Wed) 13:10 | 723621mam #- | URL | 編集 | 返信

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2015/05/27 (Wed) 13:19 | # | | 編集 | 返信

723621mam様

こんにちは(〃∀〃)ゞコメント有難う御座います♡
はい(笑)予想してましたo(*>▽<*)o
そして、他のブロガー様のコメの名無しを見て確信してました(笑)!!
ぜってーこれはmamさんだ!って(笑)
分かりつつなのでコメントも迷う事なく(笑)
そーなんです。最近、あの小説だけ追ってます。設定に鳥肌立ちまして(≡Д≡;)しゅげー。

ふふ。どう君に乗せて上手い事言いますね(笑)

あっ。カルボナーラよりも濃厚なのをですね♪
どうして変態ちっくに走るのかな〜私。と反省して自重気味にしてます。

2015/05/27 (Wed) 14:02 | shin #- | URL | 編集 | 返信

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2015/05/27 (Wed) 20:47 | # | | 編集 | 返信

ひま***様

こんばんは*\(^o^)/*コメント有難う御座います♡
なはー(笑)ひま***さん、ナイス萌えポイント解説-_-b
ずっと前話までモジモジしていたチャンミンが実は物凄く愛嬌溢れる人だったと言う事実♡
目まぐるしく変わるその表情に室長の鼻の下はでろーんと伸びっぱなしです(*`艸´)

うふふ。そうなんです♪ちょいちょい。ストレートな言葉爆弾を投下してるんです(#^.^#)
そこ。気付いて頂けて嬉しいです\(//∇//)\
いきなり直球の言葉が来るとドキッとしますよね〜
いやー。私の変態妄想にひま***さん、見事リンクして下さって!…って事は(笑)
ひま***さんもなかなかの…グフフ。

毎日、楽しくて止まらないので毎日放送してますね(笑)休みなしの昼ドラ(笑)

2015/05/27 (Wed) 21:32 | shin #- | URL | 編集 | 返信

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