Love Triangle #7

自分の心臓の音を。
ドクドクドクッと感じたのは初めてだった。
そして。
体を繋ぐ事に同意を求めた事も初めてだった。
俺達は付き合っている訳でも無い。
チャンミンを抱きたい、と湧き上がる想いを。
ただ素直に伝えただけ。
こんなに自信の無い俺も。
これ程に恥も外聞もかなぐり捨てて懇願する俺も。
全ては彼に触れたい一心だから。
どうか…
「…はい」
心臓がド…クンとゆっくり鼓動して。
俺は崩れ落ちてしまうかと思った。
嬉しい。
ただひたすらに…
嬉しい。
「チャンミン」
初めて彼の名前を呼ぶ。
「好きだ」
初めて想いを告げた。
「…シャワー…浴びて来ます」
俯いて震える彼からその心は読めない。
でも。
その耳は赤く染まっていた。
彼の口から「好き」と聞けなくとも…それでいい。
聞いてしまったらもっと。
もっと。
彼に嵌ってしまう。
彼がシャワーを浴びている間。
時間が恐ろしくゆっくりと進んでいるように感じた。
それに比べて。
俺の心臓ときたら…煩い位に落ち着かない。
カチャリと浴室から出て来たバスローブ姿の。
髪がしっとりと濡れたチャンミン。
思わず胸の内に抱き寄せてその頬に。
キスをした。
好きだ。
やはり、彼が好きだ。
彼の太腿に触れる俺の股間に熱が集中しているのを。
彼も気付いている。
「…浴びて来る」
もう、恥ずかしい程に反り勃つモノが浴室の鏡に写っていた。
俺はこれからチャンミンを抱く、そう考えるだけで気持ちの昂ぶりが抑えられなかった。
シャワーを浴び終えて。
髪を乾かすのも惜しい。
「風邪引きますよ」
眉を下げて笑う彼程、俺には余裕が無かった。
「僕が乾かします」
優しい指使いに。
梳かれる髪に。
それだけで気持ちが一杯になるのに。
これ以上の事を求めたら。
俺はどうなってしまうんだろう…
「チャンミン…」
出会った頃のような。
強引なキスとは違う。
優しく。
触れ合うだけのキス。
「ん…」
口の端から漏れ出る吐息に。
もう。
抑えられない。
バスローブの紐を緩めて彼の素肌を晒した。
彼もまた。
勃ち上がっていた。
中途半端に…すみません>_<
次のお話は明日の更新に間に合えば出す予定です。
間に合うか…。本番まで行くか…。微妙です。
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C.O.M.M.E.N.T
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ひま***様
こんにちは(#^.^#)コメント有難う御座います♡
うー、、、温かいコメントにうるりと来ました( ; ; )
ひま***さん、本当いつも楽しみにして頂いて有難う御座います!!
予告を観てからの〜の例えに、心が軽くなりました♡
でもいつまでも勃たせたままの2人でも可哀想ですよね(笑)
頑張れ私!!でも内容が内容なだけにサクサク書ける気がしません…(//∇//)