2015_05
23
(Sat)00:00

陽だまりの中 episode 28





「年の近いホジュン様をユノ様は兄として尊敬しておりました。そしてホジュン様もまた…ユノ様を実の弟のように可愛がり、それはまさに溺愛という表現が相応しい程でした」


聡明なホジュンに同性として尊敬の念を抱くユノ。
それを溺愛するホジュン。

それは微笑ましい姿だったと。彼女は嬉しそうに語った。

しかし、父の想いを知ったホジュンは徐々に屈性した感情を抱き始めたのではないかと。

それは誰も知る由のない事。

けれど確実に2人の関係は歪み出して行ったと言う。



父の愛が自分には向いていない。

彼自身も苦悩した筈。


それがいつからかユノへと。

ユノの体へと。

興味が移ってしまったのか…



ユノがどんな想いでその行為を。

ホジュンの苦悩を。

受け入れていたのだろう…




「ユノ様はずっとお一人で耐えておられました。けれど…奥様が…」

夫である社長の心も、息子のホジュンも

ユノへと注がれる現実に。

心の弱い社長の夫人は自らの命を断とうとした。



それを知ったユノは傷付き、更に心を失ってしまったと言う。



そんな矢先。

ホジュンの秘書の手引きでユノが屋敷から姿を消す事件が起こる。

実際はユノを助けると称して、ユノの存在を消し去ろうとした。


その話を聞いてユノと出会った時のあの深い傷を思い出す…

事故では無かった。

けれど、記憶が戻った今。
ユノの心にその傷以上の痛みが残っているのではないのか。



何故、ユノなのか…

こんなにも辛い現実に何故…
あの純粋なユノが巻き込まれなければならないのか…

あまりの不遇に胸が締め付けられた。






「ユノ様は私にこう仰った事があります…」



『ウソン…もし、生まれ変われるなら僕は猫になりたいよ…柔らかな陽だまりの中で大好きなご主人様に包まれて眠る…幸せな猫にね…』


ユノにもう一度

陽だまりの中で過ごす穏やかな時を。





「ウソンさん、、」


「…お屋敷まで御案内致します」










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No title

前回もだけど、
手話ではなく、ユノが会話してるでしょう?
声のないユノが当たり前になっているから、話すユノがイメージできない。
ユノは猫だから。

2015/05/23 (Sat) 07:34 | 723621mam #- | URL | 編集 | 返信

723621mam様

おはようございます(^ ^)コメント有難う御座います。
はぁぁぁ、なるほど…
イメージの植え付けって凄いですね。
もう違和感を覚える程、ユノは猫のようになっていたんですね…
なるほど、なるほど。
今後の展開の参考になりました。

2015/05/23 (Sat) 08:01 | shin #- | URL | 編集 | 返信

このお話が切なくて切なくて…でも好きなお話です。

2015/05/23 (Sat) 21:44 | けいこ #- | URL | 編集 | 返信

けいこ様

こんばんは(*^^*)コメント有難う御座います。
私の中で勝手にけいこさんはコミカルなお話を好まれると思っていたので、そう言って頂けてかなり嬉しいですヾ(*゚ェ゚*)ノ
切ない系を読むのは好きなのに、書くのは苦手だとこのお話を通じて実感しました。
けれど、その辛い事も要素のひとつですしね。
最後まで書き切ります。

2015/05/23 (Sat) 22:32 | shin #- | URL | 編集 | 返信

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