2015_04
29
(Wed)00:00

ファイティン!チャンミン☆ episode 17






ふわっと

柔らかいものが触れて



直ぐにそれは離れた。




そして小さく「…ごめん」


その一言。




僕は目を閉じる事も出来なくて

ただ呆然と先輩の背中を見つめいた。




今のキスも

その後の言葉の意味も

何もかもが頭から離れず…

一睡もしないまま気付くと朝を迎えていた。




先輩は何も無かった様に起きて食事をして。

練習だって普段通りに黙々とこなす。



あれは夢だったのかな?

そんな風に錯覚してしまうけれど






やっぱり違った。






僕に話し掛けない。

僕と視線を合わせようとしない。




僕は…



自分の気持ちを先輩に気付いて欲しいなんて考えた事が無かったのに


一方的にあんな事をされて、、、


胸が苦しい。




先輩が冗談のつもりでも

全然笑えない。



冗談じゃなくても

こんな中途半端に期待が膨らんで…

辛い。




僕は…


想いを伝えようなんて考えた事も無かったのに…












「…なんでチャンミンが…」


これも合宿恒例の肝試し大会。

肝試しって言っても廃屋の横を通り抜けてポイントまで辿り着いたらスタンプを押して帰るだけ。

二人一組で行動。

脅かす役とかは無いから全員参加。




僕が引いた番号を無理を言ってカイ君と交換をして貰った。


彼が引いたのは…先輩とペアの番号。


てっきりカイ君が来るものだと思っていた先輩は驚きを隠せない様子。



やっぱり僕の事を避けていたのかな。



「カイ君に無理を言って代わって貰いました」


「そっか、、、」


僕は静かに頷くと戸惑う先輩の手を引いて歩き出す。


ただ黙々と歩き続ける。




暗い夜道、月明かりが僕等を照らす。




握った手にきゅっと力を込める。

するときゅっとそれ以上の力で握り返される。



またそれに負けない力できゅっと。



その繰り返し。





痛い位にお互いに握ったままで


「「ぷっ」」


同時に吹き出した。




「先輩…」


後ろからぎゅっと抱き締められて動けない…



心臓がバクバクする




先輩と僕の呼吸が重なる






「チャンミンごめん…」


先輩の息が首筋に掛かる


「何で謝るんですか、、、」


とても緊張しているのも伝わって来る



もしかして…先輩…



「チャンミン…俺…」



…言わせない。



「ストップ!先輩!!」









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C.O.M.M.E.N.T

No title

shinさん若いなぁ。
mamの年代だとここは「ちょっと待ったーーーー‼︎」
に、なっちゃうんだな。
知らないよね、ね◯とん。あーはーはーはー

文字がはっきりくっきり読みやすくていいね。
たんぽぽの綿毛みたいなのもカワイイ。
いいお部屋だと思うよ。

2015/04/29 (Wed) 09:52 | 723621mam #- | URL | 編集 | 返信

723621mam様

コメント有難うございますヾ(*゚ェ゚*)ノ

何言ってるんですか(笑)私だって知ってますよ〜
昭和の女を捕まえて何を仰る(*≧д≦) !
◯◯さんチェ〜ック!とかね、懐かしい。
でも残念、その発想が私には無かった…反省します。
反省文は勘弁して下さい。

綿毛がほんわかでいいですよね♡
こんなお部屋に合いそうなお話が現在のストックに無いのが痛い所です(;-ω-)ゞ
温かいお話、降ってこい。

2015/04/29 (Wed) 13:51 | shin #- | URL | 編集 | 返信

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