2015_04
17
(Fri)00:00

陽だまりの中 episode 19






焦げたチヂミに手を伸ばすと家族の視線が一気に俺に集まる。

何だ?

不思議に思いながら口に入れると、すかさず妹達が

「オッパ、美味しい??」

と目を輝かせて食い気味に聞いてくる。


「あぁ…」

と少し気圧されながら返事をした。


すると

「ユノオッパ!良かったねぇ~!!」

とユノの手を取り3人ではしゃぐんだ。

俺には訳が分からなくてポカーンとそれを眺めていた。

そんな俺を見て

「そのチヂミはユノさんが1人で作ったんだよ」

と、くすくすとチャニョルが嬉しそうに教えてくれた。

「ユノが?」

いつの間に…

「ヒョンが退院したら、自分が料理を作って食べさせてあげたいって頑張って練習したんだよ、ね?」

ユノとチャニョルがアイコンタクトを取ると、ユノははにかんだ笑顔を浮かべて見せた。

あぁ、何て可愛いんだろう…

思わず引き寄せて抱き締めたくなる所をグッと我慢した。

チャニョルだけならまだしも、流石に両親や妹達の前で濃厚なキスは見せられない。

けれど、早くこの愛しい人を抱きたい。



「…ヒョン、だだ漏れ。もう少し我慢して」

チャニョルに耳打ちをされ、心の中で大きく溜息を吐く。

入院生活中、ユノと出来なくてこっちは溜まってんだよ…はぁ。




結局、実家を出たのは夜の12時を過ぎた頃。

妹達がなかなかユノから離れず俺はソファでふて寝をして過ごした。

送ると言って聞かないチャニョルを制して、急いでタクシーに乗り込む。

律儀なユノの事だからチャニョルの運転なら、別れ際も長くなるだろうと考えたんだ。

それ程、俺は一刻でも早く自宅に戻りたかった。






タクシーの中で何とか堪えたキスもエレベーターに乗り込むとその我慢も限界に達し。

ユノの手首を壁に押さえ付け、吸い上げる様にユノの唇を貪った。

漏れ出す吐息も甘く、辿々しく絡み付く舌に愛が込み上げる。


早く交わりたい。



その思いは熱い舌と共にユノの体を這う。

そして目指す階に着く頃にはユノの下半身は力を失い。

その体を抱えたまま玄関のドアを開ける。
















ベッドに沈む、月に照らされた青白い肌。

俺が付けた痣はとうの昔に消え去り、今はこの体が誰の物か分からない。

すっと胸の突起に指先を触れ合わせると、赤く濡れた唇から淡い吐息が漏れる。

美しい。

まじまじと見るその姿は美しかった。
こんな人を俺は毎日抱いていたんだと…

今更ながら、その実感に体が震える。



指の腹で尖りを刺激する度に跳ねる体も。

目の端を滲ませ潤んで見つめる瞳も。

ぷるんと赤く濡れた柔らかな唇も。


その全てが俺の好みだった。


今直ぐにでもこのヒクつく窪みに浸入したい…



けれど暫く解してない秘所は俺を受け入れはしないだろう。
ユノを傷付けては意味が無い。

俺の欲望をぶつけるだけが。
愛とは言えないから。

ゆっくりと時間を掛けて、また此処へ戻ればいい。


そう思い、そっと指を挿し込むと…

柔らかい。


そこは充分に解し切ってあり、容易に俺を飲む込む準備が整っていた。

「ユノ…」

潤んだ瞳は微かに揺れて

"いれて"

口がそう動いた。



ユノが俺を待つ間、自分で此処を弄っていた?

一気に体の熱が湧き上がる。



それからはもう。


箍が外れたとしか言い様が無い程、ユノを抱いて抱き尽くした。

ユノはそんな俺の熱を余す事無く、その体で全て受け止め。

互いに体力が尽きるまで肌を合わせ続けたんだ。




外はもう白々と朝を迎える太陽が昇り始めていた。






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C.O.M.M.E.N.T

No title

月のひかりに舞うサクラの、なんと妖しく美しいこと。
ユノみたい。

・・・27日、行ってきますね。

2015/04/17 (Fri) 01:32 | 723621mam #- | URL | 編集 | 返信

Re: No title

おはようございます(*^^*)コメント有難う御座います!

儚く美しく…
陽だまりから月下へ…

おっと!!!おめでとうございます〜*\(^o^)/*
ふふ、チャンミンに招かれましたね♡


2015/04/17 (Fri) 07:54 | shin #- | URL | 編集 | 返信

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