2015_04
12
(Sun)00:00

陽だまりの中 episode 14






俺の家族は元々、腎臓疾患を抱えている者が多かった。

俺もその内の1人。
そして弟のチャニョルも。

もし何かあった場合には下の妹達に頼らなければならない。
それは分かってはいたけれど。

18で家を出てから自分の稼ぎで何とか大学を卒業し、チャニョル以外の家族とは疎遠の状態。

長男の俺が家長として家を守らなければならない。
けれどそれは俺には到底無理な話だったんだ。

女性に興味が無ければ…
結婚も子供も出来ない。

かと言って特定の男と付き合うのはごめんだった。
欲求さえ満たされればそれでいい。

そんな俺が親に合わせる顔なんて無いと思って、家を出たのに。
チャニョルだけは音信不通の俺を探し出し、今の関係に至る訳だ。

やはりチャニョルも自分の体同様に俺を心配していてくれたんだと思う。
何かあった時に傍に居なければ、そんな弟の想いも知っていて。
それなのに俺は自分がもしもの時も親には連絡するなと強く約束をさせていた。

だから倒れた俺をチャニョルは助けようとして父親を頼ったのを知り、面会謝絶を徹底させたんだ。

今更会って、命乞い?

自分の道を勝手に選んでおいてこんな時だけ家族を頼るのか。

勿論、自分の体が直ぐにでも手術が必要なのは分かっている。
けれどそれは譲れない問題だった。

頑なに家族との面会を拒む俺を唯一、何も咎めずに傍で寄り添ってくれたのはユノだけ。
けれどそのユノも俺の浮腫んだ手足を切ない顔で摩り続ける。

そんな姿を見ると胸が痛んだ。
だから医師にはドナーが見つかり次第、手術をお願いしたいとここでも我儘を通そうとした。

けれど現実問題、なかなかそれは難しい事のようで。
手術迄のタイムリミットは刻々と近付いて行った。


もう俺も駄目か。









そう覚悟を決めたある日、医師からようやく

「ドナーが見つかりました」

その一言が告げられた。







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No title

はい。
ユノになって、素直に続きを待ちます。

2015/04/12 (Sun) 10:33 | 723621mam #- | URL | 編集 | 返信

Re: No title

723621mam様

コメント有難う御座います(〃∀〃)ゞ

有難う御座います、続きをお待ち下さい。
チャンミンさん…大丈夫ですかね。

お前の匙加減だと突っ込まないで下さい。

2015/04/12 (Sun) 11:24 | shin #- | URL | 編集 | 返信

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