Love Triangle #3

リビングのソファに凭れて目を瞑る。
さっきまで握り締めていたアイツの感触がまだ掌に残り。
俺はそっと自分のモノに触れた。
そこは恥ずかしい程にビンッと反り勃ち。
今までに感じた事が無い位、興奮をしていたんだ。
アイツの感じてる顔を思い出しては、更に硬くなるソレをゆるゆると扱くだけでくちゅくちゅと蜜が溢れ出す。
アイツで抜くなんて情けない話だと頭では分かっているのに。
体は素直に反応を見せて、徐々に高みへと昇りつめようとする。
だから俺は寝室で眠る妻の事も忘れ、ひたすらに扱き上げた。
ただただアイツを思って。
絶頂を目指す。
「…くっ」
呻きと共に溢れ出るおびただしい量。
恐ろしい程の余韻が俺を襲い。
暫くそれを眺めていた。
そして我に返ると。
本当はこれをアイツにぶち込みたかったんじゃないのか。
そんな考えが脳裏をよぎる。
しかし、その一線を超えてしまっては…
けれどアイツにしてみれば掌だとしても男に犯されたのは変わりない。
もう何もかも考えるのが億劫に感じ、瞼を閉じた。
◆*◆*◆
妻がキッチンで何かを調理する音で目が覚める。
「あら、起こしちゃった?こんな所で寝てるからびっくりしちゃった。」
「あぁ…悪い」
「ねぇそれよりも、誰か泊まっていったの?」
その言葉に昨夜の事を思い出す。
慌てて隣の部屋へ駆け込むも、既にもうその姿は無く。
綺麗に畳まれた布団が残されただけだった。
遅かったか。
けれどアイツの顔を見なくて少しホッとした?
目を覚ましたアイツに何て声を掛けてやろうと思ってた?
また自分の中に葛藤が渦巻く。
頭をぐしゃぐしゃに掻き毟りソファに身を投げ出す。
「くすっ、変なの」
妻の笑い声も乾いた空気と共に俺の心を吹き抜けた。
何やってんだ。
その日は何をして過ごしたのか。
ただなんとなく時が過ぎた、そんな一日だった。
明日、アイツの顔をちゃんと見れるだろうか。
色んな考えが頭の中を巡り、結局眠りに就いたのは午前3時を回った頃だった。
◆*◆*◆
「室長おはようございます!土曜日は有難う御座いました」
リョウクの元気な声が頭に響く。
ったく、元はと言えばコイツが。
くそっ。俺らしくないな。
リョウクに責任転嫁してどうすんだよ。
「あぁ、気にすんな。妻も綺麗に平らげて喜んでたぞ」
そうだ、気にするな。いつもの俺に戻れ。
「そう言えばあの後は大丈夫でした?」
「あ?何が?」
「えっ、いや、潰れたシムさんの事…」
今、一番触れて欲しく無い話題だな。
「あぁ…一応、介抱してやったけど」
苦しいな。あれが、介抱かよ。
「そうですか、良かった!後でシムさんに謝っておきます」
「あぁ、そうしろ」
謝りたいのは俺もだ、リョウク。
けど、謝って済む問題でもねぇけどな。
はぁ……どうすんだよ。
「あっ!おはようございます、シムさん!」
噂をすれば、か。
もう逃げらんねぇな。
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C.O.M.M.E.N.T
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ひま***様
初めましてこんにちは*\(^o^)/*コメント有難う御座います♡
おぉっ!バスが入り口だったんですね(*≧д≦)
でも禁断の果実もまだ途中ですし、寸止めを食らわせてしまってすみません(>_<)
けれど、ひま***さんはなかなかコアな路線から攻めておられるようですね(笑)少し心配しましたがドキドキして頂けて嬉しいです♡
この続きどうなる?ってその気持ち、分かります〜(。>∀<。)
昼ドラ(笑)ふふ。軽〜く読んで貰えたらいいなぁと思いまして(笑)
全部読んでからなんて!!そんな、そんな!そのお気持ちに恐縮です!!
こうしてコメントをお寄せ下さる事だけで私はもう嬉しくて涙腺がウルっときてしまいますので…>_<…
コメントって物凄く嬉しいんですよ♡♡
こちらこそ今後も宜しくお願いします( *´艸`)
No title
シムを想像してるうちにこんな時間・・・
いろんなパターンのシムを用意しました。
拗ねるシム、恥じらうシム、記憶がなく不安げなシム、
その他多数ございますが、
いずれも耳は赤くなっております。
お好みのシムは?
723621mam様
こんばんはヽ(〃∀〃)ノコメント有難う御座います♡
くくくっ。何ですか(笑)
シム三段活用ですか。でもこう言うの好きなので勿論、乗りますけどね♪
答え:全て。
と、言いたい所ですが…私の一番の萌えシムは
【恥じらうシム】です。
ごきげんようの時の耳を真っ赤にして唇を少し噛み締めた恥じらうシムがもう、、、♡
で、2番目に好きなのは記憶がなく不安気なシム。
で、最後は拗ねるシム。
以上。
えっ?これ何かの資料になるんですか?