2015_04
10
(Fri)00:00

陽だまりの中 episode 12






日中はそんな感じで仕事の合間にユノと戯れる。

時々、外に連れ出す事もあるが俺が直ぐにユノの体を求めたくなってしまうから出掛ける事は少なかった。

そして夜になるとまたユノは違う顔を魅せる。

尻尾をなびかせるようにしなやかに動く体を擦り寄せてベッドへと誘い。

柔らかくて弾力のある白い肌をしっとりとさせ隙間無く肌を合わせる。

吸い付くようなその肌の感触だけで背筋がぞくりとする。

堪らずにその肌に唇を寄せてキツく吸い上げるとくっきりと浮かび上がる痣。

昨夜の痣も薄く残り、体は無数の赤い斑点に敷き詰められていた。

その痣をつつっと指の腹で撫でる度にピクッと跳ねる。

ユノの体は感じやすかった。

指から舌に変えるだけで漏れ出す吐息も艶っぽさが増す。

丁寧に体の隅々を舐め上げ、最後にふるふると蜜を垂れ流すその部分を絡め取る。

そして、時間を掛けてたっぷりと愛撫をするんだ。

ユノが俺に愛されてると実感するように。

体の隅々まで愛が行き渡るように。

時間を掛けてそれを分からせる。


そうでもしないとユノは悪い夢にうなされた。
傷痕の残る喉を掻き毟り震えながら朝を迎えるのを知っていたんだ。

俺はその不安を安心に変えてやろうとした。
そう思って夜は丁寧にユノを愛した。

そして、俺自身がユノへの不安を拭い去れないからでもあった。

ユノは。

あの弾力のある艶やかな体は。

確実に、男を知っていた。



初めて押し入った窪みは何年の間、誰も受けれていない様に固く閉ざされていた。

けれど。
押し入った先は違ったんだ。

柔軟なヒダが俺に纏わり付き奥へ奥へといざなう。

そして、奥へ突く度にユノは妖艶に舞う。

体に感じる物が痛みでは無く快感だと知っていたからだ。

この体を他の男が愛していたと思うとはらわたが煮えくり返りそうになった。

その男とユノは恋愛をしていたのか、そして今もユノの帰りを待っているのか。

嫉妬の炎が俺を包んだ。

実際、ユノは時々寂しそうな表情を見せていた。
記憶が無い中で何かを懐かしく思っていたのではないか。

もし、記憶が戻ったらその男の元へユノは行ってしまうのでは。

そう考えたらどうしてもユノを繋ぎ止めておきたかった。

沈む夕日を見つめるユノがまるで人魚姫の様に海の泡となって消えてしまう、そう思えて。

その指にリングを嵌めたんだ。

もう二度と声が戻らなくても。
この先、一生記憶が戻らなくても。

俺と共に生きて欲しいと。

その願いを込めて。



けれどユノを探している人はいなかった。

あれ程の傷を負って、死の淵を彷徨ったユノを誰も探していない。

尋常じゃない傷痕がユノの記憶を妨げているなら、過去を取り戻せない何かがある筈。

それを知った途端、やはりユノは泡の様に消える気がして。

今夜もユノを心の底から愛した。

この体は俺の物だと自分自身に言い聞かせる様に。

ユノの隅々まで愛し尽くした。


誰にも渡したくない…とそう願って。








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No title

気持ちとは違って、なんて不安定な……
だからより執着しちゃうのね。

2015/04/10 (Fri) 07:28 | 723621mam #- | URL | 編集 | 返信

Re: No title

723621mam様

おはようございます!
コメント有難うございます!

うわっ!凡ミス!!
1日に2個投稿してしまいました〜

そうです、このお話で昨日のようなコメントを貰えるかなって思ってたんです(;-ω-)ゞ

うわー。やってもうた。

2015/04/10 (Fri) 07:49 | shin #- | URL | 編集 | 返信

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