2015_01
08
(Thu)10:15

純真 episode 7

開店準備に追われ簡単な自己紹介を済ませた僕は先程の二人の言葉を思い出していた。

ユノヒョンは僕等と極力関わらないようにしてる気がするんだ。
親しくならないように壁を作っているような感じがしてさ….
ちょっと冷たい印象なんだよね。



じゃあ何で僕なんかを庇ったりしたのかな…
そんなに冷たいような人に思えてならないのに。

そんな疑問が頭をぐるぐると駆け巡っていた。



「チャンミン!早速、ヒチョルヒョンがお呼びだよ♪」

ミノ君の声で我に帰ると、ヒチョルさんがにっこりと美しい笑顔浮かべてソファから手招きしている。

「大丈夫、心配無いって。
ヒョンの隣でニコニコしていればいいと思うから早く行って来なよ~。」

ミノ君に押されておずおずとテーブル席まで移動した。

「は、初めましてシム・チャンミンです。」

「やだ♡可愛い~
まだ若いのねぇ。お肌もツヤツヤじゃない~
私も負けないように頑張らなくちゃ!宜しくねチャンミン君。」

ヒチョルさんの隣で僕を意識しながら笑顔を向ける素敵な女性。

負けない?って何の事?

そう思った瞬間、ヒチョルさんの綺麗な手が僕の頬を撫で下ろし

「このバンビちゃんと君が俺を取り合ってくれるなんて幸せだな」

とにっこりと僕を熱い視線で見つめる。

いやいや!それって!!
わっ…やっぱり…女性の目には物凄い敵対心が…





「おかえり~チャンミン♪って、あれ?何だか凄く疲れてるね…」

「ミノ君、、、、ヒチョルさんって公私混同タイプ?!」

「あ~、う~ん、、、、そうかもねぇ。」

はぁぁぁやっぱりか…そう言うの正直面倒臭い。
いくらお金の為とは言えこんな事に巻き込まれるなら辞め….いやいや、こんな割りのいいのは他に無い訳だし!でもなぁ…

ブツブツ愚痴愚痴していた僕を心配して

「ヒチョルヒョンはさ、一見軽く見えるけど思慮深くてどうしたらお店を盛り上げられるか、お客様を大切に出来るかちゃんと考えていると思うんだ。
だからそれを側でサポートしてあげて欲しい。」

初めて見るミノ君の真剣な顔
本当にヒチョルさんを慕っているのが分かる…

そう言えばミノ君は高校を卒業してからこのお店で働いてるって言ってたからヒチョルさんの事をよく見ている訳だし。
そんな彼がそう言うなら僕もちゃんとヒチョルさんと向き合わなければ。

そう、決意をした。






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