陽だまりの中 episode 4
恋い焦がれたチャンミンさんとのキス。
どうして突然そんな事をしてくれたんだろう。
朝から出掛けてしまったチャンミンさんが恋しくてしょんぼりしている僕をチャニョルさんは色々と気に掛けてくれて。
チャンミンさんの話をぽつぽつとしてくれた。
チャンミンさんとチャニョルさんが実は異母兄弟だと言う事も。
だから2人はあまり似ていないのかなと納得したけれど、優しく語りかけるその口調は良く似ていて、まるでチャンミンさんと居るように心地良かった。
そんなチャニョルさんはチャンミンさんと同じで料理が上手だった。
いつも何でも与えられるだけの僕じゃいつか嫌われてしまうと思って、チャンミンさんの為に夜食を作りたいとお願いをしたんだ。
けれどあまりにも夢中になり過ぎてチャンミンさんが帰って来たのも気付かないなんて、居候失格。
だからチャンミンさんは怒っちゃったのかな。
気付かない振りをして愛敬を見せても笑ってはくれない。
僕は嫌われたのかな。
そんな心配を払拭する様にチャンミンさんはギュッと僕を抱き寄せて顔を埋めて来た。
もしかしたらチャンミンさんも僕と一緒で寂しいと思ってくれてたのかも。
そんな風に考えたら嬉しくて僕を抱き締めるチャンミンさんが愛おしくて仕方がなかった。
だからあの時、不意に離れた体が悲しくてもう一度抱き付こうとした。
けれどそれよりも先にチャンミンさんの顔が近付いて鼻がぶつかると思った瞬間、唇を塞がれていたんだ。
チャンミンさんの長い睫毛が僕の顔に触れて擽ったかった。
こんなに近くで見てもやっぱりかっこいいんだなぁなんて見惚れている内に、生温かい物が口の中に滑り込んで来て。
少し、息が苦しくなった。
けれど薄くて柔らかい舌が僕の舌を絡み取ったり、歯列をなぞってみたり、いつしか僕の頭の中はその動きを追っていた。
咥内をまさぐる熱い舌。
それが次第に体の芯まで熱を持たせ、漏れ出す吐息までも熱くなって来て。
もっとぐちゃぐちゃに絡み合いたい、そう頭が欲っするんだ。
それだけチャンミンさんのキスは上手かった。
だから息吐く暇も無くお互いの唇を貪り続けた。
飲み込めずに垂れ流した唾液さえ愛おしい様に舐め取る姿にゾクゾクと鳥肌が立つ。
そしてそのまま首筋に舌を這わせて鎖骨のカーブをなぞりチロチロとその間を往復しだして。
その触れるか触れないかの舌の動きにビクッと体が跳ねて、クスッとその反応を楽しむかのような笑いが聞こえて体を更に熱くさせるんだ。
チャンミンさんがこれからどうするのかは分からない。
けれどもう僕の体はとろとろに蕩けてチャンミンさんの息遣いにさえ感じてしまう程だった。
だからもっと触れて欲しくて自ら肌を晒したんだ。
ゴクリと唾を飲む音が聞こえ、冷たい床が背中に触れると、彼の体が覆い被さって来た。
そしてあの熱い息遣いも耳元を擦り抜け
「本当にいいの…?後悔しても知らないよ」
柔く歯が立てられる。
後悔なんてしない。
チャンミンさんにもっと触れて貰いたい、強くそう願った。
掻き抱くチャンミンさんの腕の中で。
背中に伝わる冷たさとは対照的に、割り込まれる熱を感じて。
僕は幸せを噛み締めていた。
チャンミンさんに求められる事を幸せだと思ったんだ。
だって僕はチャンミンさんの事が大好きなんだから。
どうして突然そんな事をしてくれたんだろう。
朝から出掛けてしまったチャンミンさんが恋しくてしょんぼりしている僕をチャニョルさんは色々と気に掛けてくれて。
チャンミンさんの話をぽつぽつとしてくれた。
チャンミンさんとチャニョルさんが実は異母兄弟だと言う事も。
だから2人はあまり似ていないのかなと納得したけれど、優しく語りかけるその口調は良く似ていて、まるでチャンミンさんと居るように心地良かった。
そんなチャニョルさんはチャンミンさんと同じで料理が上手だった。
いつも何でも与えられるだけの僕じゃいつか嫌われてしまうと思って、チャンミンさんの為に夜食を作りたいとお願いをしたんだ。
けれどあまりにも夢中になり過ぎてチャンミンさんが帰って来たのも気付かないなんて、居候失格。
だからチャンミンさんは怒っちゃったのかな。
気付かない振りをして愛敬を見せても笑ってはくれない。
僕は嫌われたのかな。
そんな心配を払拭する様にチャンミンさんはギュッと僕を抱き寄せて顔を埋めて来た。
もしかしたらチャンミンさんも僕と一緒で寂しいと思ってくれてたのかも。
そんな風に考えたら嬉しくて僕を抱き締めるチャンミンさんが愛おしくて仕方がなかった。
だからあの時、不意に離れた体が悲しくてもう一度抱き付こうとした。
けれどそれよりも先にチャンミンさんの顔が近付いて鼻がぶつかると思った瞬間、唇を塞がれていたんだ。
チャンミンさんの長い睫毛が僕の顔に触れて擽ったかった。
こんなに近くで見てもやっぱりかっこいいんだなぁなんて見惚れている内に、生温かい物が口の中に滑り込んで来て。
少し、息が苦しくなった。
けれど薄くて柔らかい舌が僕の舌を絡み取ったり、歯列をなぞってみたり、いつしか僕の頭の中はその動きを追っていた。
咥内をまさぐる熱い舌。
それが次第に体の芯まで熱を持たせ、漏れ出す吐息までも熱くなって来て。
もっとぐちゃぐちゃに絡み合いたい、そう頭が欲っするんだ。
それだけチャンミンさんのキスは上手かった。
だから息吐く暇も無くお互いの唇を貪り続けた。
飲み込めずに垂れ流した唾液さえ愛おしい様に舐め取る姿にゾクゾクと鳥肌が立つ。
そしてそのまま首筋に舌を這わせて鎖骨のカーブをなぞりチロチロとその間を往復しだして。
その触れるか触れないかの舌の動きにビクッと体が跳ねて、クスッとその反応を楽しむかのような笑いが聞こえて体を更に熱くさせるんだ。
チャンミンさんがこれからどうするのかは分からない。
けれどもう僕の体はとろとろに蕩けてチャンミンさんの息遣いにさえ感じてしまう程だった。
だからもっと触れて欲しくて自ら肌を晒したんだ。
ゴクリと唾を飲む音が聞こえ、冷たい床が背中に触れると、彼の体が覆い被さって来た。
そしてあの熱い息遣いも耳元を擦り抜け
「本当にいいの…?後悔しても知らないよ」
柔く歯が立てられる。
後悔なんてしない。
チャンミンさんにもっと触れて貰いたい、強くそう願った。
掻き抱くチャンミンさんの腕の中で。
背中に伝わる冷たさとは対照的に、割り込まれる熱を感じて。
僕は幸せを噛み締めていた。
チャンミンさんに求められる事を幸せだと思ったんだ。
だって僕はチャンミンさんの事が大好きなんだから。
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